太った中年

日本男児たるもの

エキサイト・エンジェル

2008-06-27 | weblog

この見るからに小生意気な娘がエンジェルさん(元カラオケーナの源氏名で仮名、年齢自称23歳、性別は女性、フィリピン国籍、レガスピ市在住、趣味カラオケ、現在無職)で、我がノートPC(IBM)を無残に破壊した犯人と思しき人物であり、我が最愛のフィアンセでもある。そして忘れもしない今月18日、エンジェルは突然興奮して記念すべき類人猿対決となった。

エンジェルさんとは4月のフィリピン渡航の際、マニラの某カラオケ・パブで出会い、その時その場で婚約した。まあ、お互いのフィーリングが合ったということですかな。そして先月は彼女のご両親に会い、今月は仕事を辞めさせてマニラでホテル暮らしをさせていたので、アパート探しとなり、運良く新築アパートを借りることができた。

大家のロジャーさんと愛犬。恐妻家のロジャーさんは息子と一緒にアパートの一室で暮らしている。一家を支えるフィリピン人女性は強くて逞しいと言われるが、ロジャーさんの奥さんは別格で猛女だった。その影響か、彼女も契約した翌日、キレた。

レガスピ市内にあるショッピング・モールで家財道具を買った。そのとき、モール内の家電店の冷蔵庫の前でエンジェルさんはキレてしまった。普段はとてもおとなしい子だったのでその豹変ぶりにドギモを抜かれた。コーフンしたフィリピーナは手に負えない。

エンジェルのお友達のマッサージ嬢、ビビさん(左)と弟子のアナベラさん(右)。彼女たちもまた被害者である。お友達と言っても知り合って間もない。しかし、エンジェルは、アパートを見せて自慢するは、買い物に付き合わせるはヤリたい放題だった。

>動物園のサル山へ行けば「エサを与えないでください」と注意書きがしてある。

>エサ、カネ、モノを不用意にフィリピン人女性へ与えてはイケナイのだ。

 (エントリー類人猿対決より)

先月、エンジェル名義でフィリピン最大手の銀行メトロバンク・レガスピ支店で口座を開設し、今月、日本からMAXの300万円をその口座へ送金した。アパートを契約する前に銀行へ行き、エンジェルに出入金や小切手の使い方を教え、契約金と家財道具購入費用を引き出した。思い起こせばこのときから頭が少しヒートしていた。

そうなのだ、最愛の彼女エンジェルは銀行の一切を知らなかった。

>それはフィリピン人女性の持つ異常な嫉妬心=見栄っ張り、知ったかぶりだった。

 (エントリー類人猿対決より)

多額の現金を手に持つエンジェルはショッピング・モール内の家電店に入ると一番大きい冷蔵庫の前に佇み店員の説明を聞き入っていた。初めての経験だから無理もないが、購入品目が多く、何しろ時間がない。そこで事前に価格だけチェックする段取りだったがスッカリ忘れている。既にベッドやクローゼットの家具で多くの時間を費やしていた。御供にされたビビとアナベラも疲れ果てていた。

そこで・・・

「オイ、価格だけ最初にチェックする約束だろ」

「それに妹と2人暮らしでそんな大きな冷蔵庫どうすんだよ」

この瞬間、エンジェルはキレた!

「ワタシ クッキングスル アナタ ウルサイ」

「クッキングなんかしたことねぇんだろ」

「ワタシ アボド(フィリピンの豚肉煮込み料理) ツクル ウルサイ」

「妹と2人だけだぞ、豚一匹煮るのか」

この後はマシンガン・タガログで喚き散らした。

このときはビビとアナベラがエキサイト・エンジェルを何とかその場を治めて家に戻った。2人だけになり、続いて横の洗濯機コーナーへ移動したらまたまた一番大きな、しかも2漕式の洗濯機の前で店員を呼びつけた。もう頭が痛くなり、そこで・・・

「こんなウォッシャー、ニホンでは20年前にナクナッタぞ」

この瞬間、エンジェルは2漕式洗濯機にケリを入れ、狂った類人猿が誕生した。

山奥で野生の熊に出会ったら死んだフリをするのが危険回避行動とされているが、錯乱したエテ公を目の前にして床に寝そべるワケにもいかない。そこで知恵を使いストレスで胃が痛み出したとウソをついて1人でホテルに戻った。暫く時間が経ってからエンジェルはホテルへ戻ってきた。そして、冷静になり謝罪してきた。

いやぁ、類人猿初対決は心身ともに本当に疲れました、ハイ。

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PS

ショッピング・モールに一人取り残されたエキサイト・エンジェルは携帯電話を掛けマクった。マシンガン・タガログ攻撃の犠牲者の一人がJet師範、スミマセンデシタ。