愛煙家の多事総論

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福田新総裁誕生

2007-09-23 15:35:25 | 国内情勢
自民党の総裁選が終わった。福田と麻生の一騎打ちとなった今回の総裁選、下馬評どおり、というか大方の人が予想したように、福田の勝利となった。

福田氏が第22代自民総裁 麻生氏に圧勝

自民党総裁選は二十三日午後、両院議員総会で党所属国会議員と都道府県連代表の投票を行い、第二十二代総裁に元官房長官の福田康夫氏(71)を選出した。

 総裁選の投票者は議員三百八十七人と都道府県連代表各三人の計五百二十八人。福田新総裁は、三百三十票を獲得し、百九十七票の麻生太郎幹事長(67)に大差をつけて圧勝した。投票総数は五百二十八票。有効票は五百二十七票、無効一票。

 福田氏は都道府県連分の地方票でも過半数の票を獲得した。

 任期は、退陣表明した安倍晋三首相(党総裁)の残りの二〇〇九年九月までとなる。




まあ、こうなるとは思っていたし、そもそも麻生も自分の負けを半ば確信していた節があるので、出来レースっちゃあ出来レースだけれど、こんなもんでしょう。

にしても予想外だったのが、麻生の善戦。国会議員票の8割強が福田に流れると思われていたのに、蓋を開けてみれば100票超える得票。議員票にしろ地方票にしろ、圧倒的に福田有利と言われていたのに、どうしてどうして。麻生も中々善戦した。
案外、派閥に属している人間でも「派閥政治か如何なものか」と思い麻生に投票したのかもしれない。


んで、いよいよ福田は首相に向けて歩き出すわけだが、その道はまだ険しい。
まず衆院参院で内閣総理大臣指名選挙を戦うわけだが、一党過半数の衆院はともかく、参院は自公連立でも過半数を割る。ねじれ現象が起こっている現在、衆院参院での指名が異なってしまうことは十分に考えられる。


めでたく総理になっても、自民党も、政府そのものも求心力を失っている今、余程上手く舵を取らないと、すぐさま総裁の座を引き摺り下ろされかねない。


それに、福田さんは派閥に大きく頼ってしまったから、彼らへの配慮も忘れられない。つか8つの派閥から支持されたから、勿論それらの派閥の人間にそれなりのポストを用意してやらねばならず、8つの派閥それぞれに大臣職や副大臣職を割り当てたら、すぐにポストが不足するわけで・・・。

しかも、派閥重視で人事を決めるってことは、実績重視で人事を決めると言うことではないから、政治が進捗するとも思いにくく・・・。

何にしても、初の親子2代の総理大臣までリーチが掛かった福田さん。少しでも日本が良くなるように頑張って欲しいものだ。


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