猪○さん、公団改革もいいのだけれど・・・

もっと、世のサラリーマンの視点からの改革も行ってくれないものか・・・。


先日の税制調査会の個人所得課税見直しに関する報告。
ひたすらサラリーマンを締め上げるものだったのは、もう多くの人の知るところである。

給与所得控除は使っていないのなら減らしても文句は言われないだろ。
配偶者控除はパートに出る人も増えているから減らしても平気だろ。

んな感じで、隅から隅までサラリーマンのやる気を削ぐような文辞が踊っていた報告書である。


国の無策無能の、そして無駄遣いのツケをサラリーマンに負担させちまおうぜ、といった内容なのだが、なんとまあ悪逆非道な連中か。

というか、年間１０００億規模とも言われる官僚・公務員・政治家の無駄遣いを無くせば、それだけでかなりの金が貯まる。

結局、自分達が贅沢したいから金を搾り取りたいだけなのか


んで、なんでタイトルにかの人を持ってきたかと言うと、かの人も「税制調査会メンバー」に名を連ねているのだ。



秋　山　咲　恵 (株)サキコーポレーション代表取締役社長
石　　　弘　光 一橋大学名誉教授
井　戸　敏　三 兵庫県知事
井　上　裕　之 愛知産業(株)代表取締役社長
猪　瀬　直　樹 作家
大　宅　映　子 ジャーナリスト
翁　　　百　合 (株)日本総合研究所主席研究員
奥　野　正　寛 東京大学教授
菊　池　哲　郎 毎日新聞社論説委員長
草　野　忠　義 日本労働組合総連合会事務局長
　津　十　月 作家
上　月　英　子 税理士
佐　竹　敬　久 秋田市長
神　野　直　彦 東京大学教授
田　近　栄　治 一橋大学教授
田　中　直　毅 経済評論家
千　速　　　晃 新日本製鐵(株)代表取締役会長
水　野　忠　恒 一橋大学教授
村　上　政　敏 時事通信社顧問



別に猪瀬さんに限ったことじゃないんだけど、こういったセレブ連中に、サラリーマンが如何にして金の工面に奔っているのか、生活費の削減に気を遣っているか、などといったサラリーマンの内実が分かるとは思えない。

どいつもこいつも、サラリーマンの平均年収からかけ離れた生活水準の持ち主じゃねーか。
取締役社長だの会長だの、教授だの論説委員長（要は大御所、元老院）だの、作家だの知事・市長だの・・・。

お前らに、必死で働いても年収４００万を超えない親父さんたちの生活の苦しさが分かるはずないだろ！！！

取るところから取ればいい、と彼らはほざいているようだが、その言葉だけで言えばお前らからまず取らねばなるまい、ということになる。



猪瀬さん、確かに道路公団の談合っぷりや無駄金の多さは、聞いただけで憤慨してしまうことなのは間違いない。でも、だからといってサラリーマンを締め上げるこたぁねーだろーよ。

まず、公団の全てを正してから税制改革に手を出して欲しい。二足の草鞋じゃ、どちらも中途半端になりかねない。