愛煙家の多事総論

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有識者会議が次々と発足するわけだが・・・

2008-02-10 22:59:53 | 国内情勢
福田さんが、「福田カラー」ともいえる有識者会議を相次いで発足させている。が、ぶっちゃけ福田さんのオナニーで終わりそうな気もする。

<福田首相>有識者会議を次々発足 「福田色」徐々に?

福田康夫首相が次々と有識者会議を発足させている。1月の「社会保障国民会議」に続き、12日には「消費者行政推進会議」が初会合を開く。今後も環境問題と公文書管理に関する会議を設置する予定だ。新テロ対策特別措置法など前政権からの懸案処理に追われてきた首相だが、政策面で徐々に攻めに転じ始めたようだ。

 設置が決まった会議は計六つで、メンバーの人選を官僚任せにせず、首相自らこだわるのが特徴だ。

 狙いの一つは、衆参両院で与野党勢力が逆転した「ねじれ国会」の下、民主党との政策協議の下地を作ることにある。社会保障国民会議初会合では「年金制度では税方式への転換もある」と発言。基礎年金全額税方式という民主党の主張も排除しない姿勢を示した。

 消費者行政推進会議は、今や目玉政策となった「消費者行政一元化」を実現するため、新たな行政組織の具体案を検討する。既得権を奪われかねない省庁の抵抗を想定し、「有識者会議で議論した方が説得力がある」(政府筋)と判断した。

 環境問題の会議は、7月の北海道洞爺湖サミットや「ポスト京都議定書」をにらみ、国民的な取り組みを内外にアピールする狙い。行政文書管理や国立公文書館機能強化は、もともと首相の関心が強かった分野だ。

 一方で、安倍晋三前首相が作った会議はリストラが進む。政府高官は「福田色が徐々に浮かんできた」と自信をのぞかせるが、有識者重用の背景には「もともと政界で腹を割って相談できる相手は多くない」(自民党幹部)という事情もあるようだ。

 「大事な会議ばっかり。本当に国民のためになるような議論をしてほしい」。首相は8日、記者団に意義を強調した。【坂口裕彦】





なんつーかなぁ・・・。
正直、今のままでは福田政権が持つ可能性は限りなく低い。
民主党に政権を譲ることはまだまだイーブン、もしくは自民党有利だが、解散総選挙ともなれば確実に議席を減らし、その責任を追求されることは間違いない。

そもそも、自民党が叫ぶ「暫定税率維持」自体が国民の理解を得られていないわけで。
道路は確かに必要だ、が、かといってそれを政治家や官僚が無秩序無計画に建てられること対しては、国民はもう飽き飽きしている。

それに気づいていない、もしくは見て見ぬ振りをしている以上、福田政権は持たないだろうなぁ。

しかも、「有識者会議」とやらも、また微妙だ。

そもそも政府が連発する有識者会議というのは、大概「庶民目線」を欠いていることが多い。
当たり前の話で、有識者というのは大抵社会的地位を持ち、それなりの収入を持っているものなわけで。
そんな識者様達が、年収300万、働けど働けど一向に生活が良くならない派遣社員の苦衷を理解できるとも思えない。
週に30時間近いサービス残業をやらなければならない店長の苦衷を知るとも思えない。

かつてアリストテレスは

「貧なるもの富めるもの、学のあるものないもの、それらを一堂に会し議論すれば、中間の案が採用され、結果的にもっとも不平不満の生まれにくい法が成立する」

と語ったが、結局福田さんの有識者会議は、福田さんのインテリ好みが爆発した、学があり富めるものが、持たざるものを「導いてやる」議論が行われるとしか思えない。

本当の意味での「消費者会議」がやりたいのならば、無作為にそこらへんの主婦や学生を抽出し、それらを大学教授だのシンクタンク研究員だのと議論させるべきだろう。


ま、そもそも。

>「大事な会議ばっかり。本当に国民のためになるような議論をしてほしい」

会議会議で物事が中々進まないのが、古来より受け継がれてきた人類の弊害ともいえるけれど。




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1 コメント

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Unknown (リラりん)
2008-02-11 14:52:22
 こんにちは。

「会議は踊る。されど進まず」
という名言も、既に存在しますからね。
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