ミスター復活

国民的英雄（らしい）の長嶋茂雄巨人終身名誉監督が、脳梗塞から立ち直り、1年4ヶ月ぶりにみんなの前に元気な姿を見せてくれた。

長嶋元監督が巨人戦観戦　１年４カ月ぶりに公の場に

おめでとう、ミスター！
というところだろう。

ミスターの独特の笑顔や飄げている語り調は、多くの中高年に人気と話題と、頑張りを提供してくれた。
今の若い人たちは余り知らないだろうが、まあ、それだけミスターの人気は高かったということである。


が、自分的には素直に喜べない。
無論、ミスターが回復したのは嬉しいのだが、復帰早々、どん底まで落ち込んでいる巨人戦の視聴率アップに使われるんだもんなぁ・・・。

ミスターは巨人の終身名誉監督を務めているんだから、否やはないだろうし、むしろ喜んでいるだろうが、なにか釈然としない。



何にしても、もっと元気になって以前のように多摩川をランニングして欲しいものだ。

息子の一茂もランニングしているが、どうも親父さんと比べると走り方に覇気がなくて、見ているこっちもだらけてくる。

ミスターは肩で風を切るように走り、挨拶されても丁寧に一人一人に返すので、見ているこっちも元気が出てくるのだ。


しかし、あの歳で、脳梗塞で倒れたのに、麻痺の欠片さえ感じさせない笑顔を疲労したミスターの回復力は、最早化け物じみているとしか思えない。やはり、日頃の体調管理が良かった証なのだろうか。