おらっちの炙り焼き ~膳~

世の中を 斬ろうと思って 返り討ち・・・そんな人生 笑ってちょうだい!

そんなもん持って帰ってどーすんの?

2007-05-22 21:43:56 | on the Web
 東京へ出てきて16年になるのだが、辺りが田畑に囲まれた超ド田舎で生まれ育ったために、上京してきた当初は、新宿や渋谷といった“えべばでー あー ゆー ぅれでぃー?”的な街を2~3時間ブラブラして帰宅したら、鞄の中から街頭配付のティッシュやらチラシやらがザクザク出てきていたおらっちです。

 ホント今思えば、タイトル通り「そんなもん持って帰ってどーすんの?」って感じですねオハズカシ。


 今でこそ、花粉症の時期とか、お腹の調子が悪くて今にもウンチョス君が「こんにちは!」しそうな勢いの時以外はティッシュを受け取ったりはしないんですが、当時は「せっかく手渡されるものを無言で拒否するのは礼を失している」な~んてクソ真面目に考えていたのだから笑えます。
 でも、裏を返せば、おらっちが育ってきた環境って「人と人との繋がり」みたいなものは実に濃かったような気がしますね。

 でもやっぱ、配られているものを見れば、そのうち「必要ない」ということに気付くわけで…。


 ティッシュもそうだけど、今街頭で配られているものって、消費者金融だとかパチンコのフリーペーパーだとかホットペッパーだとかじゃないですか。
 おらっちが上京した当時は、世の中はバブルがはじける寸前の世の中で、それはもう、今とは比べ物にならないくらいの多種多様な“怪しい”チラシがいっぱい配られていたわけですよ。
 風俗系のピンクチラシを街頭で配ってもお咎めなしだったし、パーティチケット(パー券)なんていうのもあったし。

 そういうのを目にするにつけ、「無言で拒否して礼を失する」という考え方が薄れてくるわけです。
 だって、配っている人(というか、そのビラを作成して一儲け企んでいる輩)には「人を騙して」金を稼ごうとしているわけですからね。その方がよほど「礼を失して」いるわけですから。


 日本というのは、もっと「礼」に対して真摯な国だと思っていたのだけど、現状はそうではないですね。
 おらっちなんかが言うのもなんですが、「最近の若者は…」と嘆くどころか、オッサン、オバハン、爺さん、婆さん、少年からガキに至るまで、マナーの悪い奴はそこここにいますからね。

 もちろんそんな各世代の中にも、マナーや礼儀や言葉遣いや作法やTPOや所作が素晴らしい人たちもいるわけですが、やっぱそうでない人たちの素行がよくないため、霞んでしまうわけです。


 と、真面目に書いてみたのにはわけがありまして…。

 来年、オリンピックが開催される中国では、こんなことが今問題になっているらしい。









 中国新幹線 マナーぼろぼろ 備品持ち去り相次ぐ(産経新聞) - goo ニュース






 上におらっち個人の意見として色々書いてみたが、日本という国は元々は「礼儀正しい」国であった(と思われる)。

 しかし中国は、元来の大らかな国民性が行き過ぎてしまい、国際社会の中ではマナーに関して非常に浮いた存在になってしまっているのが現状だと思う。

 先ごろの「ディズニーランドに酷似した遊園地」や「パナマへの毒劇物薬品の輸出」などは、到底“大らか”とは言いがたい、むしろいい加減な国、信用できない国と各国から批判を受けているわけだ。


 中国の政府当局も、オリンピックに向けて国民への「マナー向上」を呼びかけているわけだが、そんな付け焼刃のマナーがどこまで通用するかも疑問だ。

 
 ニュース記事にも書いてあるように、そもそも中国の新幹線は、フランスや日本など各国の技術をふんだんに取り入れて作られている車両であるにもかかわらず、堂々と「国産だ」と宣伝しているわけで、そもそも政府クラスの意識からして大らかさの度が過ぎているわけだから笑うしかない。

 その中国新幹線に乗車した中国国民が、様々な備品を勝手に持ち帰るわけだ。

 トイレットペーパーから緊急脱出用のハンマー、センサー式の蛇口や便座の温度調節ツマミまで、まさに「そんなもん持って帰ってどーすんの?」といったものを平然とパクって帰るわけだ。
 

 北京オリンピックまであと1年。
 世界各国の人々が中国国内に訪れる。

 あと1年で、果たしてどれほどに“切れ味の鋭い 付け焼刃”がくっつけられるのか、ある意味楽しみでもある。





 それじゃあまたね!バイバ~イ!!



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