『トロン:レガシー』"TRON:LEGACY" (2010年, 米, ジョセフ・コシンスキー:監督) 。
よく勘違いされているんだが、これリメイクとかではなく、ストーリー上『トロン』(1982)の正当な続編です。
スタッフやキャストも結構主要なところで被ってます。
前作の主人公だったケヴィン・フリンが今度は父親役として登場。
その息子、サム・フリンが主役です。
ストーリー云々はともかくとして(そこは評価として求められる中心ではあるまい)、
映像はよかったです。
昔のシド・ミード的、プロダクトデザインベースのレトロフューチャー感というか。
その辺のセンスは好きなので楽しめた。
自分でも結構ああいう黒字にイルミネーション的な色合い使っちゃうしねー。(→the dawn of the dinosaurs:01とかそうかも)
(最近は多少なくなったけど、昔はパワポを見てると目がチカチカするとたまに云われた…)
やっぱり折角なので3Dで観たけど、
3Dの使い方としては、気を衒った感もなく良かったのでは?
(むしろ予告編の『ラプンツェル』が動くフィギュアにしか見えなくて…ピュグマリオンか'笑)
でも最初、コンピュータに入るとき、
それまでどうってことない普通の、少しセピアがかった映像だったのが、
プログラムの世界に入ると一挙に「グィーーーーン」と強調された3Dになる。
あれきっとジュディ・ガーランドの『オズの魔法使』意識してるよね?
それまでモノクロ画面だったのに、竜巻に吹っ飛ばされてオズの国に行ったらフルカラーっていう。
しかし、ネットに接続されていない古典的なコンピュータの話だけあってか、
(お陰でプログラムが島嶼的進化を遂げていて独特'笑)
ラストは「ネットは広大だわ。」とはならないのね…。
スイッチ切ったら止まってしまうだろうなって分かっているから。
ある意味、手塚治虫の『38度線上の怪物』のラストの救いのなさに似てない?
あと細かいところで設定に「?」がある。
どういう作品にもそういうのはあるもんだが、
観客をミスリーディングさせずプレゼンしていちいち穿らんかぎり「まぁ…」と無視できるのが名作とすると、
ちょっとストーリー進行に関わる部分で、疑問がちょいちょい。
他にも細かい破綻はいくつかあるけど、気にしたら負けかもしれない…(笑)。
SFの魂は細部に宿る、とすりゃ、
マイケル・シーンと彼が経営するクラブのシーンは素晴らしい。
ダフト・パンクがDJ役で出てます。
しかも「もっとノリがいいのを!」って怒られます(笑)。
マイケル・シーンが異様にノリノリでハマってます「Disc! discdiscdisc......」。
字幕のT田N子さんの日本語訳に一瞬「ん?」ってなります。
あそこもっと観たかったよー。
まぁ前作を観る必要はあるかもしれない。
結局"トロン"が何やらいまいち解らなかったし。
「観るように」と云われているし(笑)。
でもま、1982年のがどうかはともかく、
これはTVじゃなくて劇場で観る映画だ。それは間違いない。
1982 - Tron - Trailer
=]
↓Cool!!
TRON: LEGACY - Daft Punk's "Derezzed"
・inception: インセプション
・ultra galaxy legend: 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE。
・iron man 2: アイアンマン2
・avatar: アバター
・metropolis: メトロポリス
・sungod-V: サンゴッドV。
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