fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

iron man 2:

2010-06-15 00:00:00 | film・bilder++

『アイアンマン2』"Iron Man 2" (2010年, 米, ジョン・ファヴロー:監督)  を観に行きました。

あの『ダークナイト』という一大傑作を生んだ2008年という黄金の年に、
これに負けず劣らず、
その年のベストランキングなどでも一際輝きを放っていた傑作、『アイアンマン』の正式な続編であります。
前作を観に行こうと思っても観に行けず、後でDVDで観賞したときの「あぁ、無理してでも劇場で観たかった!」というあの悔しさ…!
なので今回は初日の初回に並んで一番良い席で観てやりましたよ、ええ。


感想は、いやー前作に負けず劣らず、娯楽作品としては素晴らしい出来でした☆
何より最近の個人的超お気に入り俳優、ロバート・ダウニー Jr.の怪演が素晴らしい!
『シャーロック・ホームズ』の変人ぶりもハマっていたが、
世界最強のCEO、アイアンマンことトニー・スターク社長役がやはりドンピシャ(死語)。
金・権力・女が大好きで性格は傲慢テキトー自己中かつ頭脳は天才の超変人(以上を略して"人格者"と呼ぶ)を演じてこれほどハマる人もあろうか…。
ホームズの時も然り、「あぁー俺こういう風になりたいなー」感を強く抱かせてくれた(笑)。
法廷みたいなフォーマル極まりない場でも常に余裕の立ち振る舞いで、
平然と頓知の利いたキツーイ冗談をぶっ放す姿がなんともクール。
字幕がかなり意訳だったのは残念だが、早口で若干遠回しに「アイスティーを飲みながらソファーに寝そべって云々…」みたいなノリで、
色々楽しいジョークをかましてくれています。


特撮シーンは言わずもがなのクォリティだった…敢えてVFXのような言葉は使わず特撮と呼ばせてもらう。
何より楽しいのがアイアンマンスーツを始めとしたガジェットの数々で、
デザインがよかったり、ガジェットガジェットした感じがカッコよかったりというのはもちろんだけれども、
これらを"どう作るか""どうアップグレードするか"といった製造工程にひとつ勝負が絞られているのがやはりこの作品のキモ。
言ってみればミニ四駆やベイブレードのノリだ。
「改造すればここまで凄いことができるようになるんだけど、技術的にここまではできてそれ以上はできない」という制約もあり、
そうしたところから発生する不具合(?)が逆に弱みになったりするのも容易に想像がついて面白い。
まぁああいうスーパー・パワードスーツを作って、
怪力を発揮したり超音速で空を飛んだりするのがそもそも非現実的ではあるんだけれど、
なにせ製造工程も然り、
周辺の撮り方、例えばカメラワークや演出ひとつにも、
ニュース・報道映像の多用やハンディカメラ風の手ぶれ・ピンボケ・フレームアウトをアクションシーンに満載しているあたりにこだわりが感じられて、
作品として一見破天荒ながら、十分なリアリティと説得力を持たせることに成功している。

あと何より、
前作から語られることの多い
アクションシーンでの"キメ"や"見得を切る"所作ね!
これは日本で古くは歌舞伎に始まり、その後アニメや特撮に波及していった一種独特な文化で、
ことにヒーロー物の特撮ではかなり顕著に完成されていったものだったのだが、
日本のアニメ・特撮の専売特許だったこの所作をものの見事に取り入れ、
我々に「やられた!」と思わせてくれたのが前作の『アイアンマン』である。
まさかアメコミヒーローにやられてしまう時代がやってこようとは…と、
この手のファンの間ではなかなか話題になったものだが、
本作でもそれは健在です。
特にクライマックスでかなりカッコいいシーンが待ってます☆

アイアンマンに変身して"悪と戦う"シーンは、前作同様あまり多くはないが、
それでもちゃんとドラマパートが面白いし、
何よりクライマックスの異様な盛り上がりっぷりが何ともカタルシスに感じられる本作。
是非とも劇場で観ることをお勧めしたい。

ミッキー・ロークもカッコいいし☆
やっぱ渋い男の髭&グラサンっていいなぁ…


Iron Man 2 Trailer 2 (OFFICIAL)


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