命の洗濯

朝6時過ぎの鍋の平キャンプ場は、
ピンと張り詰めた冷気に包まれ、
小鳥のさえずりしか聞こえない
静かで心洗われる空間だった。

昨日から阿蘇100km完歩の計画を立てスタートした弁天Jr、
立野駅から30km近く歩いて昨日の夕方に高森町上色見のキャンプ場に到着。
キャンプ飯を喰ってのんびりしていたら腹具合が悪くなったらしく、
夜中にメールが届いた。
「迎えに来て。」

4時半起きで熱いシャワーを浴び
愛車を飛ばして一路根子岳の麓へ。
6時過ぎに到着すると、
広い草原のキャンプ場にはテントが数張り、
ワルガキどもは眠っているようで物音一つせず、声も聞こえない。
（気分が悪くて寝れないと言っていた弁天Jrも4時半過ぎには寝入ったそうだ。）

せっかくなので周辺を軽く散歩する。
あいにくの曇り空だったが、
車の音も、人の気配も全くしない空間で、
鳥のさえずりをＢＧＭに、
自分の呼吸と足音を確かめながら足を進める。
毎日の多忙な職場とは全く異なる別世界、
天国、極楽、桃源郷、夢か幻か。
（ちょっと言い過ぎかな）
体調を悪くした弁天Jrには申し訳ないが良い命の洗濯になった。

テントからもぞもぞと出てきた弁天Jrは、
心配していたほどはくたばっておらず、
一日寝れば復活するだろう。

そそくさと帰熊し、1時間遅れて仕事へ。
現実の世界に戻る。
やれやれ。。。

3/30(水)　ずっと残業休足