「おい、最高だなっ!!」
土砂降りのアスペクタにタクシーで乗り付けた甲本ヒロトが、
純粋な満面の笑みでカメラに話しかける。
今日は、昭和62年8月22日にアスペクタで開催されたオールナイトのロックフェス、
BEATCHILDのドキュメント映画を観に行った。
当時20歳だった自分は、初めての野外フェスにワクワクしていた。
ザ・ブルーハーツ、RED WARRIORS、白井貴子、The Street Sliders、
BOØWY、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春・・・今では考えられない豪華な出演者達。
豪雨に雷と最悪の天候で体が冷えそうになる中、
72,000人のオーディエンスとともに踊り明かした最高の夜だった。
甲本ヒロトがラりったように飛び跳ねながらリンダリンダを熱唱、
ハリーがけだるい声を荒げ、蘭丸がリズミカルにギターを鳴らす、
布袋が頭を振りながらギターを弾けば、氷室がリズムを取りながらシャウトする。
そして空が明るくなっていく中、雨もあがり、佐野元春が手を突き上げる。
「あの光の向こうに 突き抜けたい~♪」
当時の記憶がよみがえり、涙し、鳥肌が立った。
映画のタイトル「ベイビー大丈夫かっ」は、
当時20代、30代だったBEATCHILDに投げかけられたメッセージ。
阿蘇の冷たい雨をものともせず、踊り続けた12時間、
あの時の熱い気持ちを、、、今も持っているかっ。
弁天ジョガーは大丈夫、今も熱いぜ!!
11/4(月) 定例休足