

松原みきの「真夜中のドア~stay with me」は1979年11月にリリースされた。今から40年以上前である。彼女が19才の時だ。その後2001年にがんを告知され2004年10月7日44才の若さで他界している。
去年、インドネシアのユーチューバー、Rainychがカバー曲を発表したことをきっかけとして、「真夜中のドア~Stay With Me」がSpotifyグローバルバイラルチャート15日連続世界1位を記録した。
高校生の時に聴いたこの曲、当時その新しさに度肝を抜かれた。以来いまだに愛聴しているナンバーである。改めてRainychのカバーをYoutubeで聴いてみる。松原みきは少し大人感を漂わせていたけど、Rainychは透明感のある少女的な歌声。あどけなさの残るルックスがメチャかわいい。楽曲はほんの少しアレンジしてあり、スパイスが少し変わったような雰囲気がある。
街で偶然、元カレと再会する。彼のジャケットのコーヒーのシミには見覚えがある。おそらく、二人で過ごした時間の中で、彼がコーヒーをこぼしたエピソードがあったのだろう。別れは納得できるものではなく、彼は一方的に去ってしまった。苦い経験が蘇るが、2人で過ごした時間はいまだに忘れることができないままでいる。
都会的なセンスで切ない恋を歌った名曲だと思う。
今からちょうど40年前に発表された角松敏生のファーストアルバム『SEA BREEZE』
その中に収録されている『STILL I'M IN LOVE WITH YOU』はバラードの傑作だと思う。
恋人に別れを切り出された男が、最後に彼女を夜の海へ連れ出す。
もう、恋が終わることは分かっているけれど、このままでは別れられない。そんな未練がましい男の気持ちを都会的なセンスで歌った歌である。
>二人密かに会った思い出
>いつかは終わる恋だと知って
>こらえてきたけどやっぱり忘れられない
これらの歌詞から、この歌の二人は、許されざる恋をしていたのかもしれないと考えられる。それでも彼女を忘れられない男は、ずっと別れを先延ばしにしていた。だが、やがて彼女の方から別れを切り出す。
>君はあの幸せ選ぶから
>さよならを僕に告げたけど
>あなたのためと言う君の目に
>光った涙の理由を
結ばれることのない愛を続けるより、別れてしまった方がいい。
そんな彼女の気持ちがにじみ出るような歌詞だと思う。
やがて男も別れを決意し、最後に夜の海を二人で見に行く。
>二人が別れてしまう前に
>もう一度海を見に行こうよ
>どこまでも続く広い海に
>思い出を洗い流そう
どうしても別れ以外の道を選ぶことができなかった切ない二人の気持ちを素敵なメロディにのせて歌い上げる心に響くバラードだ。
Mr.Childrenの新しいアルバム『SOUND TRACKS』を繰り返し聴いている。
キリンビール「麒麟特製ストロング」のCMソングに使用されている『others』
ウッチャンが海を見ながら友人と楽しそうにグラスを傾ける。
そこへ流れる曲の歌詞。
♬君の指に触れ
くちびるに触れ
時間が止まった・・・
CMの雰囲気だと、仲のいい夫婦か恋人を思い浮かべる歌詞だけど不倫の歌なんですね。
僕が一番好きなアーティスト、山下達郎
フォークソングが全盛期の時代、山下達郎の曲は余りにも新鮮だった。
最初に耳にしたのはCMソングで流れていた『RIDE ON TIME』
同名曲を納めたアルバム『RIDE ON TIME』に触れてからすっかり彼のとりこになった。そしていまでもそれは続いている。
夏になると聴きたくなるアルバムが『FOR YOU』
僕が大学の時にリリースされたので、今から37~8年ほど前のアルバムである
都会的なイメージの鈴木英人のイラストがアルバムの表紙を飾る。
音楽の完成度が高く、全く色あせない。
『SPARKLE』『MORNING GLORY』『LAVELAND,ISLAND』などの名曲が続き、ラストナンバーが『YOUR EYES』
大好きな達郎の曲のなかでも最も気に入っているナンバーである。
全て英語によるバラード。達郎自身が一人で多重録音したコーラスが素晴らしい。
夢を見る
夢の中で君の瞳が見える
僕の気持ちが天に昇る
空を飛ぶ
空に君の瞳が見える
君への想いが通じた答え
これまで僕はずっと夢の中
恋の相手もそのチャンスもなかった
でも、今は君がいる
二人の夢が一つになること教えてくれた
朝、目が覚めると君の瞳が見える
君の瞳が生きる意味、僕の全て
君を愛しているから…
君が夢を叶えてくれたから