もう一週間以上も前になってしまいましたチャリティーベリーダンスショーですが、無事に終わりましたことをご報告いたします。
当日は、理解深くあたたかいお客様の拍手とご声援をいただき、とても、とても踊り易く、他出演者やスタッフもそれは感じていて、ただただ感謝。
ご来場頂きました皆さま、そして応援下さった皆さま、本当にありがとうございました!!!!!
チャリティーで集めさせて頂いたボックスの寄付金も、皆さんのあたたかいお気持ちで溢れており、思った以上に寄付金を集めることが出来ました。
入場料から経費を差し引いたチャリティー分と、ボックスの合計を合わせたものを、先日ご提案した2つの団体に寄付させて頂きます。
ご参考までに、その二つの団体について、もう一度さらっとおさらい。
① セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)
http://2hj.org/
「すべての人たちに食べ物を」
という理念のもと、食品製造メーカーや農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらず破棄される食品を引き取り、それらを児童養護施設の子どもたちやDV被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちなどの元に届ける活動を行う団体。また、路上生活者を対象に、あたたかい食事を提供する活動や、経済的困窮により、十分な食事を取れない状況にある個人・家族に直接、食品を提供する活動も行う。
主な寄付金使用用途:
生活に困っている人に食品のパッケージを送付する際の送料分として使用
例: 送料500円で、2週間分の食料が届けられる
毎週土曜日の上野公園での炊き出しの費用として使用
② Ubdobe(ウブドベ) 医療福祉エンターテインメント
http://www.ubdobe.jp
音楽、アート、医療福祉エンターテインメントをテーマに掲げて、様々なイベントやプロジェクトを通じてあらゆる人々の積極的社会参加の推進を目指し、様々な理由で交流範囲が限られている人へのアプローチや、より多くの方へ医療福祉を身近に感じていただくきっかけづくりをしている団体。ガンや福祉をテーマにしたクラブイベントを開催したり、子どもが創り上げる野外フェス、医療福祉従事者の交流イベントや医療福祉業界に特化したデザイン制作などを行う。
寄付金使用用途:
2015年5月に開催予定の、子どもが創り上げる野外フェス「Kodomo Music & Art Festival」*のイベント費として活用
小児病棟や児童福祉施設でのワークショップは無償で行っていることもあり、ご寄付金は子どもたちのワークショップで使用する画材費をメインに使用
両団体の方とも、とても真摯で、今回ご紹介そして寄付先としてご提案出来たことを嬉しく思います。
金額についてはただいま計算中で、しっかりと収支の計算が出来ましたらまた改めてご報告しますので、今しばらくお待ちください。
さて、今回の件については、ショー開催まで10日という差し迫ったタイミングでサダーカ代表の田村さんから、Facebook上にチャリティーショーに関して抗議の意見が出て来ているとの連絡を頂きました。
当初は、田村さんも私もまずは様子を見ようと静観していた訳ですが、気付けばその抗議がどんどん加熱していって、収拾がつかないと思うところまできていると感じました。
現在はそれに関する投稿が削除されているので蒸し返す必要はないとは思いつつ、事実なので少しお話ししますが、例えばフライヤーについて、シリアの写真とベリーダンサーの写真が同じページ上にあることに侮辱を感じるという意見があったり、それだけならまだしも、ベリーダンサーと活動を一緒にすることに不快感を覚えるという意見があったり、ベリーダンスで集めたお金をもらうくらいなら飢えた方がマシだ、という意味合いの意見もあり、正直相当ショックを受けました。
それは、少なくとも自分が良かれと思ってしようとしたことが拒絶反応に合ったからかもしれないし、
はたまた、ベリーダンスを罪だと思っていない私たちにとってのカルチャーショックだったからかもしれません。
ベリーダンサー/オリエンタルダンサーという職業が、特に宗教的理由からベリーダンス発祥の中東諸国ではリスペクトされ得ない職業だということは現地で活動していた経験上、私も知っています。
だから、現地ではむやみやたらに自分がオリエンタルダンサーだということは言いません。
現在は日本を活動拠点にしている私が、その経験を忘れてしまったかと言えばそうでもないし、
ましてや現地、または国外にいるシリアの人々の気持ちを傷付けようとしたかと言えば、そういう訳でもありません。
でも、微力ながらに何かしたいと思ったその時、それが、他でもない私たちが愛して止まないオリエンタルダンスを通してのチャリティーだったことだけはここに書き留めます。
抗議にしろ賛同にしろ、自分たちの意見を発信することは決して悪いことだとは思いません。
意見できるのは自由で良い環境にいるからです。
ただ、頭ごなしに否定したり、攻撃の対象にすることは、お互いの理解に繋がるどころか、敵対心や誤解を生むかもしれません。
理解してもらおうとは思わないけど、そういう人(自分たちと違う人)もいる、と思うと少し気持ちが楽になるんじゃないかなぁと思います。
結局は皆が譲り合って生きてゆくものだと思うから。
また、今回の件につきFacebookを使って抗議の意見を発信していたのが、現在シリアで本当に困っている人たちだとも思わないので、それが今この瞬間にも国際社会の助けを必要としている彼らの総意だとは決して思って欲しくないです。
今回私たちは、思い描いたようにサポートは出来ませんでしたが、これがいらして頂いたお客様、またそのご家族やお友達などに広がって、今なお続くシリアでの過酷な状況に目を向けるきっかけになれば嬉しく思います。
出演者の方にも不必要にいやな思いをさせてしまってほんとは申し訳なく思ってました。
そしてそれでもご協力頂いたことに、感謝の念は尽きません。
JINさん、KAZUMIさん、落合ユミさん、そして事情を聞いて急遽出演下さったKanariさん、皆さんのご理解、ご協力、そして励ましがなければ私はこのショーを無事に開催させることができたかどうか分かりません。
あんな状況でも一緒になってあんな素敵なショーにして下さったこと、心から感謝しています。
そして2回しかなかったリハーサルにも関わらず、高度なダブケの振付をあそこまで完璧に踊って下さったこと、プロのアイディアで本格的な衣装でも踊れたこと、私にとっては何よりの幸せでした。
ありがとう♡
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
スタッフとして手伝ってくれたアニーサ、ハスナ、サイーラ、チャコもありがとう♡
最後に大声(?)で指摘してくれた
「センセーーー、寄付先を決める多数決は!?」
っていうのがなければチャリティーショーとして成り立っていたかどうか。。。笑
肝心なところが抜ける私としては出来る弟子達を持てて幸せです。
ありがとう♡
2013年の夏、ベイルートの道端であのシリア人親子に出会わなければ、今回のようなことにはならなかったかもしれません。
誰かにいやな思いをさせたり、させられたり、寝不足続きの生活やストレスだって生まなかったでしょう。
でもそれ以上に繋がりもでき、思いも寄らないことを事を学ぶきっかけにもなりました。
人生に無駄なことなんて一つもありません。
そう思える自分が、今はちょっとだけ誇らしいです。笑
思うことが多すぎて、また文章にすることも容易ではなく、時間がかかってしまいましたが、少しでも伝わることを願います。
いつか、平和が訪れますよう。
シリアと、その人々に想いを寄せて。
当日は、理解深くあたたかいお客様の拍手とご声援をいただき、とても、とても踊り易く、他出演者やスタッフもそれは感じていて、ただただ感謝。
ご来場頂きました皆さま、そして応援下さった皆さま、本当にありがとうございました!!!!!
チャリティーで集めさせて頂いたボックスの寄付金も、皆さんのあたたかいお気持ちで溢れており、思った以上に寄付金を集めることが出来ました。
入場料から経費を差し引いたチャリティー分と、ボックスの合計を合わせたものを、先日ご提案した2つの団体に寄付させて頂きます。
ご参考までに、その二つの団体について、もう一度さらっとおさらい。
① セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)
http://2hj.org/
「すべての人たちに食べ物を」
という理念のもと、食品製造メーカーや農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらず破棄される食品を引き取り、それらを児童養護施設の子どもたちやDV被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちなどの元に届ける活動を行う団体。また、路上生活者を対象に、あたたかい食事を提供する活動や、経済的困窮により、十分な食事を取れない状況にある個人・家族に直接、食品を提供する活動も行う。
主な寄付金使用用途:
生活に困っている人に食品のパッケージを送付する際の送料分として使用
例: 送料500円で、2週間分の食料が届けられる
毎週土曜日の上野公園での炊き出しの費用として使用
② Ubdobe(ウブドベ) 医療福祉エンターテインメント
http://www.ubdobe.jp
音楽、アート、医療福祉エンターテインメントをテーマに掲げて、様々なイベントやプロジェクトを通じてあらゆる人々の積極的社会参加の推進を目指し、様々な理由で交流範囲が限られている人へのアプローチや、より多くの方へ医療福祉を身近に感じていただくきっかけづくりをしている団体。ガンや福祉をテーマにしたクラブイベントを開催したり、子どもが創り上げる野外フェス、医療福祉従事者の交流イベントや医療福祉業界に特化したデザイン制作などを行う。
寄付金使用用途:
2015年5月に開催予定の、子どもが創り上げる野外フェス「Kodomo Music & Art Festival」*のイベント費として活用
小児病棟や児童福祉施設でのワークショップは無償で行っていることもあり、ご寄付金は子どもたちのワークショップで使用する画材費をメインに使用
両団体の方とも、とても真摯で、今回ご紹介そして寄付先としてご提案出来たことを嬉しく思います。
金額についてはただいま計算中で、しっかりと収支の計算が出来ましたらまた改めてご報告しますので、今しばらくお待ちください。
さて、今回の件については、ショー開催まで10日という差し迫ったタイミングでサダーカ代表の田村さんから、Facebook上にチャリティーショーに関して抗議の意見が出て来ているとの連絡を頂きました。
当初は、田村さんも私もまずは様子を見ようと静観していた訳ですが、気付けばその抗議がどんどん加熱していって、収拾がつかないと思うところまできていると感じました。
現在はそれに関する投稿が削除されているので蒸し返す必要はないとは思いつつ、事実なので少しお話ししますが、例えばフライヤーについて、シリアの写真とベリーダンサーの写真が同じページ上にあることに侮辱を感じるという意見があったり、それだけならまだしも、ベリーダンサーと活動を一緒にすることに不快感を覚えるという意見があったり、ベリーダンスで集めたお金をもらうくらいなら飢えた方がマシだ、という意味合いの意見もあり、正直相当ショックを受けました。
それは、少なくとも自分が良かれと思ってしようとしたことが拒絶反応に合ったからかもしれないし、
はたまた、ベリーダンスを罪だと思っていない私たちにとってのカルチャーショックだったからかもしれません。
ベリーダンサー/オリエンタルダンサーという職業が、特に宗教的理由からベリーダンス発祥の中東諸国ではリスペクトされ得ない職業だということは現地で活動していた経験上、私も知っています。
だから、現地ではむやみやたらに自分がオリエンタルダンサーだということは言いません。
現在は日本を活動拠点にしている私が、その経験を忘れてしまったかと言えばそうでもないし、
ましてや現地、または国外にいるシリアの人々の気持ちを傷付けようとしたかと言えば、そういう訳でもありません。
でも、微力ながらに何かしたいと思ったその時、それが、他でもない私たちが愛して止まないオリエンタルダンスを通してのチャリティーだったことだけはここに書き留めます。
抗議にしろ賛同にしろ、自分たちの意見を発信することは決して悪いことだとは思いません。
意見できるのは自由で良い環境にいるからです。
ただ、頭ごなしに否定したり、攻撃の対象にすることは、お互いの理解に繋がるどころか、敵対心や誤解を生むかもしれません。
理解してもらおうとは思わないけど、そういう人(自分たちと違う人)もいる、と思うと少し気持ちが楽になるんじゃないかなぁと思います。
結局は皆が譲り合って生きてゆくものだと思うから。
また、今回の件につきFacebookを使って抗議の意見を発信していたのが、現在シリアで本当に困っている人たちだとも思わないので、それが今この瞬間にも国際社会の助けを必要としている彼らの総意だとは決して思って欲しくないです。
今回私たちは、思い描いたようにサポートは出来ませんでしたが、これがいらして頂いたお客様、またそのご家族やお友達などに広がって、今なお続くシリアでの過酷な状況に目を向けるきっかけになれば嬉しく思います。
出演者の方にも不必要にいやな思いをさせてしまってほんとは申し訳なく思ってました。
そしてそれでもご協力頂いたことに、感謝の念は尽きません。
JINさん、KAZUMIさん、落合ユミさん、そして事情を聞いて急遽出演下さったKanariさん、皆さんのご理解、ご協力、そして励ましがなければ私はこのショーを無事に開催させることができたかどうか分かりません。
あんな状況でも一緒になってあんな素敵なショーにして下さったこと、心から感謝しています。
そして2回しかなかったリハーサルにも関わらず、高度なダブケの振付をあそこまで完璧に踊って下さったこと、プロのアイディアで本格的な衣装でも踊れたこと、私にとっては何よりの幸せでした。
ありがとう♡
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
スタッフとして手伝ってくれたアニーサ、ハスナ、サイーラ、チャコもありがとう♡
最後に大声(?)で指摘してくれた
「センセーーー、寄付先を決める多数決は!?」
っていうのがなければチャリティーショーとして成り立っていたかどうか。。。笑
肝心なところが抜ける私としては出来る弟子達を持てて幸せです。
ありがとう♡
2013年の夏、ベイルートの道端であのシリア人親子に出会わなければ、今回のようなことにはならなかったかもしれません。
誰かにいやな思いをさせたり、させられたり、寝不足続きの生活やストレスだって生まなかったでしょう。
でもそれ以上に繋がりもでき、思いも寄らないことを事を学ぶきっかけにもなりました。
人生に無駄なことなんて一つもありません。
そう思える自分が、今はちょっとだけ誇らしいです。笑
思うことが多すぎて、また文章にすることも容易ではなく、時間がかかってしまいましたが、少しでも伝わることを願います。
いつか、平和が訪れますよう。
シリアと、その人々に想いを寄せて。