相 絵一の偽画工坊

気まぐれ映画絵日記

死刑台のエレベーター Elevator to the Gallows

2022年02月23日 | 音楽

亜北斎「言わずと知れた ルイ・マル 60年前のフランス映画。

    死刑台のエレベーター Elevator to the Gallows 

              緊張感たっぷりの マイルスのトランペット、言葉はいらん。

      

    なんで この映画か。いま この地球が、世界が、人類が、

    なんや 死刑台に向かうエレベーターに乗っとるような気がして。

      

    わても、安穏と暮らしてるあんたもな。」

写楽斉「近いところでは、ミャンマー、ウイグル、ロシアーウクライナ。

    香港、チベット、イスラムの脅威、アフリカ諸国、中東。

    不安だらけ。その中で、スポーツの祭典、何が平和の祭典や。」

亜北斎「毒災 集金兵の 中国オリンピック。政治がらみが気になって、

    もひとつ 素直に楽しめん。

    数々の感動ドラマ、アスリートの超人的身体能力を、

    観客なし(?)、マスク姿の関係者だけでは寂しすぎる。

    才能、努力、思いはどこまで届いたんやろ。

    それも もう終わってしもた。

    どうにもならんこと 思てしもたな。」

写楽斉「ところで、映画のはなし。

    ドライブ・マイ・カーの原作者、村上春樹の 納屋を焼く を

    映画化した韓国映画 バーニング

    沈む夕陽をバックに突然流れる マイルスの 

    死刑台のエレベーターのメロディ。

    ラストシ繋がる繋がる伏線やったんかと、見終わって思た。

亜北斎「スピルバーグの ウエスト・サイド・ストーリー 

    評判がすこぶるええんやけど。わては、多感な60年代に 

    初めて見た時の衝撃が忘れられん。日本の田舎では異次元やった。

    今 あの時代を描いても実感がわかん。

   サウンド・オブ・ミュージック65年、ロミオとジュリエット68年、 

    歳のせいや、あの時代を思い出してまう。もう出番やない。

写楽斉「ロシアの 脳が プチンと切れた。

    ということで、コロナ。

      

                         ほな。」

 

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シェルブールの雨傘 I Will Wait For You

2022年02月16日 | 音楽

亜北斎「約束という美しい、都合のええ信用出来ん言葉があるやろ。

    あたし、待ってるわ。映画 シェルブールの雨傘 のテーマ曲、

    I Will Wait For You . ミッシェル・ルグラン、

      

    カトリーヌ・ドヌーブ、ダニエル・リカーリ。

    あたし 待つわと あみん。 俺は 待ってるぜと 裕次郎

    わては 待っとるでと 西の男。

    歌は ベースから入るニッキ・パロットがお気に入り。

      

    待った末に ガソリンスタンドのラストシーン。

    待てきれずロシアへ捜しに行く ひまわりの ソフィア・ローレン。

    どちらも 戦争の末の哀しい映画。」

写楽斉「映画というたら、

    今 話題の 村上春樹原作の ドライブ・マイ・カー。

    短編集 女のいない男たち ドライブ・マイ・カーのほか 

    エラザード木野 の内容も含まれた映画。

    傷つくことを避けて、女を失くした男の物語。

    生きとると 足し算ばかりやのうて、引き算もある。そんな映画。

    木野のバーで コールマン・ホーキンスのジェリコの戦い

    流れるとは うれしい。」

亜北斎「* いつまで 待てばええんや コロナの終焉

    * 北国に 待ち人来たらず 春のおみくじ

    * コロ中に ヤマガタの雨傘 雪積もる 」

写楽斉「ノルウェーの森 やドライブ・マイ・カーとビートルズの曲を

    小説にするなら この短編集の イエスタデイ

    だれか映画にせんかな。

    ♫ 昨日は あしたのおとといで おとといのあしたや ♬

    コロナウイルス感染者数。」 

      

 

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若かかりし日 And When We Are Young

2022年02月09日 | 音楽

亜北斎「あんたも 身に覚えがあるやろ。

    若かかりし日、甘い罠にはまり、誘惑に負ける。

    どこかで 選択を、方法を間違えた。そんなことが。

    ちと時代が逆行して 若かりし日に 

    若かりし日 という曲を聴いた。 

    フィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーンの

    アライブ・アンド・ウェル・イン・パリスの一曲目の 

    And When We Are Young 若かりし日

      

    14分間の狂おしい、凄まじい熱演。これでもか これでもかと

    胸を熱くする。情けのうて自分の恥を晒されて、泣きとうなる曲や。

    世間知らずの生意気な若造が、今 また それを聴いて、

    あの若いころの思いは 消してしまいたい、と。

    恥ずかしゅうて あんまり人に口にできん大事な秘密の一枚、

    あんたにもあるやろ。人に言えん一枚が、一曲が。」

写楽斉「わては 本田竹廣の <浄土>、

    クリフォード・ジョーダンの <イン・ザ・ワールド>。

    中島みゆきの <ファイト>、拓郎の <元気です>。

    長めが説得力あって好きやな。

    そやけど 若い時の苦い辛い日 思い出したら 

    恥ずかしゅうて表出られへん。あぁ、あれが青春て言うんや、か。

    そやから 死ぬときは なんとか 喜劇で終わらんかなと思てる。

    贅沢なお願いや。」

亜北斎「思い出すのは後にして、コロナウイルス感染症数。

    感染者が1日、10万人。もう 数字がどういう意味を持つのか 

    わからんようなった。この数字すらホンマかいなと。

    そんな細かいことはどうでもと言われても、

    一応記録として 忘れんように。」

      

写楽斉「冬のオリンピックが始まった。

    * アメリカを 美国と表す へんな国

    * コロ中に 春は来ても 季節のみ  」

 

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直立猿人 Pithecanthropus Erectus

2022年02月02日 | 音楽

亜北斎「行ったらあかん、行ったらあかん。出たらあかん、出たらあかん。と

    言いきかせて 丸2年。自粛、自虐の果てに、

    コロナウイルス感染者の急増で 消えたマンボウを

    また呼び戻してしもた。

      

写楽斉「行ったらあかん、 出たらあかん と言われても 

    歩くように進化した二足歩行。わてらは チャールス・ミンガス

      

    直立猿人 ピティカントロプス・エレクトス。」

      

亜北斎「人を なかなか止めることは難しい。

    直立エンジン は疲れん。メンテナンスさえしてれば 

    ガソリンいらずで ドジでマヌケなわてでも 

    80年位長持ちしそうや。 直立不動 とはいかんけど、

    足は進化して 自然には 頭が追いつかん人間界。

    いずれ克服するにしても、時間がかかるやろ。」

写楽斉「というても、目の前のことが一番。サウジアラビアに 2-0で

    日本が勝って、ワールドカップに 一歩近づいた。

    今はこれが何よりの プレゼントや。ありがとさん!!。

 

                  慎太郎 死す 享年89。 」

 

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