白の52~54手目の好手順を見落としていた私は、激しく動揺していました。本来ならカウンティングを行う場面ですが、この状況下では正確に数えられないと判断したため、手筋で正解を探すことにしました。その結果、55手目はH2が浮かびました。ブラックラインに白石が乗っていないうちに、白にG2に打たせることで、ブラックラインの黒石を守れると考えたのです。
/ A B C D E F G H
1++●●●●●●
2○○○○○○+◆
3○○○○●●●○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
6+●●●●○○○
7+●●●●●○○
8●●●●●●●○
次、白番(56手目)
試合後に調べたところ、55手目は本譜H2で黒2石勝ち、G2で引き分け、B1で黒2石負け、つまり、H2以外では黒が勝てなかったことが分かりました。私は土壇場まで追い込まれましたが、最後に正解を打てたので、何とか勝ち点1を確保できました。
実戦 56で白にG2を強制
/ A B C D E F GH
1++●●●●●●
2○○○○○○◇●
3○○○○●●○○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
6+●●●●○○○
7+●●●●●○○
8●●●●●●●○
次、黒番(57手目)
試合後、白石が31個しかないことを確認したFeldborg氏が、ボールペンを机に叩きつけて悔しがったのが印象的でした。おそらく自分の勝利を確信していたのでしょう。逆に、私は思わず「Lucky win」と口走ってしまいました。しかしながら、この試合をZebraで分析したところ、黒が敗勢に陥った局面は一度もなかったのでした。形勢判断とは、実に難しいものです。
/ A B C D E F G H
15857●●●●●●
2○○○○○○◇●
3○○○○●●○○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
659●●●●○○○
760●●●●●○○
8●●●●●●●○
黒2石勝ち
/ A B C D E F G H
1++●●●●●●
2○○○○○○+◆
3○○○○●●●○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
6+●●●●○○○
7+●●●●●○○
8●●●●●●●○
次、白番(56手目)
試合後に調べたところ、55手目は本譜H2で黒2石勝ち、G2で引き分け、B1で黒2石負け、つまり、H2以外では黒が勝てなかったことが分かりました。私は土壇場まで追い込まれましたが、最後に正解を打てたので、何とか勝ち点1を確保できました。
実戦 56で白にG2を強制
/ A B C D E F GH
1++●●●●●●
2○○○○○○◇●
3○○○○●●○○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
6+●●●●○○○
7+●●●●●○○
8●●●●●●●○
次、黒番(57手目)
試合後、白石が31個しかないことを確認したFeldborg氏が、ボールペンを机に叩きつけて悔しがったのが印象的でした。おそらく自分の勝利を確信していたのでしょう。逆に、私は思わず「Lucky win」と口走ってしまいました。しかしながら、この試合をZebraで分析したところ、黒が敗勢に陥った局面は一度もなかったのでした。形勢判断とは、実に難しいものです。
/ A B C D E F G H
15857●●●●●●
2○○○○○○◇●
3○○○○●●○○
4○●●○●●○○
5○●●●○●●○
659●●●●○○○
760●●●●●○○
8●●●●●●●○
黒2石勝ち