バリ記 

英語関係の執筆の合間に「バリ滞在記」を掲載。今は「英語指導のコツ」が終了し、合間に「バリ島滞在記」を連載。

英語指導のコツ27 文を長くする方法2

2019-11-28 10:58:07 | 私の英語講習
文を長くする方法 2  副詞ってなんだろう


 前回の続きです。副詞をもっと詳しく知っていきましょう。

  He runs fast.
  He runs every day.
  He often runs.
  He runs here.

 これはもうわかりますね。
fast や here や every day は文の最後にきているのに、often は runs の前にあります。
それに every day というのは どうして everyday というふうにひとつになっていないのでしょうか。こどもたちもきっと疑問に思うはずです。

 最初のoften の位置についてです。これはそう決まっているからなのです。そう決まっている、ということは often を早く言いたい、という感情が昔あって、それが定着してしまった、ということなのでしょう。
 副詞は生き生きと様子を表す言葉だから、強く読むし、発音します。
一番強く言いたい場合は一番最初に言ってしまってもいいんだよ。けれど、普通は、副詞の位置というのは決まっているのです。
  場所も時も後ろ。場所と時が並ぶ場合は 場所+時となります。
Often(よく) とか always(いつも), sometime(ときどき) とかは、一般動詞を使う場合はその動詞の前。いいis, am, are などのbe動詞を使う場合は be 動詞の後ろとなります。

 He sometimes comes to Bali. 彼は時々バリ島にくるんだ。
 He is always busy. 彼はいつも忙しいね。

 それと every day ですが、正しく言うと、これは every と day という2つの単語を使って、「毎日」という副詞を作っています。こんなのを「副詞句」といいます。2語以上でできているから厳格にいうと「句」なのです。別に everyday でもいいんですけど、これも習慣ですね。
 他にこんなのもあります。単語をうまく重ねて、飾りの言葉を上手に作っています。
  any time いつでも some day いつか  
 3語のものもあるよ。
 day after day 来る日も来る日も 
 とかね。単語を組み合わせて別の意味を作るんだ。
  
 さて、今日の本題です。

  I watch TV in my room.

 の in my room ね。 「自分の部屋で」ということだけど、詳しくは「自分の部屋の中で」という意味です。場所を表しています。「ここ」とか「そこ」と漠然とではなくて、はっきりと場所を指定しています。
 こんな時に「中で」をあらわす in という前置詞をつけるんだ。部屋という名詞の前に置くから「前置詞」。これで場所を特定する。
話すときは弱い音だからin がわからなくてもなんとなくわかるのです。。前置詞がなくても。でも書くときはそうはいかないのです。

 Put it on the desk.

と言えば、「(今言ったそれをそこにあるその)机の上に置きなさい」 
という意味です。つまり on があれば 「(くっついて)上に」 ということ です。
 Put it under the desk. といえば、「(離れて)下に」
 Put it behind the desk. といえば 「後ろに」
 Put it by the desk. といえば「そばに」

 こんな風にね。英語は場所を表すのに、かなりこだわるのです。厳格なのです。
ただ前置詞は場所を表す時に使うだけでなく、同じ前置詞が時を表すときにも使うからややこしいかもしれません。
  これは今度にしましょう。 
  つまりね、前置詞+名詞=場所を表す副詞句 になるってことの理解が
必要です。当然、前置詞+名詞=時を表す副詞句になるってことでもあります。

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アメリカがアフガニスタンを攻撃して、次はイラクをやる、という時に「朝まで生テレビ」の討論番組では意見がアメリカに追従する側と反対側に席が分けていました。今もよく覚えているのは、イラクはシーア派の人々が多く、フセイン政権はスンニ派、どちらかというと世俗的な政権でした。独裁的強権政権でした。
この国を攻めると国が大混乱となり、とうていアメリカが治めきれない。北にはイラン、南にサウジアラビア、北西にはシリア。横にイスラエル。この国が混乱を起こすと、ISが台頭してきました。一体、どれほどの兵士が死に、一般民が死に、家は壊され、女性や子供が犠牲になったことでしょう。日本の小泉純一郎はいち早く応援メッセージをした愚かさをよく覚えています。当時、カオスになると反対したのはフランス、ドイツ、イスラエルでした。ブッシュという元大統領は稀にみるアホ大統領で、彼を操ったチェイーニ副大統領も
イラクのカオスなど歯牙にもかけない愚か者でした。現在のイラクの混乱はまさに二人と取り巻き連中の判断で、最終的にはブッシュ元大統領です。たった数人の者がどれほどの人々を殺したか。どれほどの女性や子供が死んだか。現在のアメリカは以前とこの影響下にあります。

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