SOUL'd OUTのTrackmaster:Shinnosukeのソロプロジェクト『S’CAPADE』がドロップアウトされ、そろそろ3ヶ月になりますが、完成度の高さに比例してセールスが思ったより伸びてないのは残念。このアルバムの内容は、ジャケだけではイメージしにくいかな。
SOUL’d OUTのサウンドの要であり、ソウルドアウト外でも、嵐やAI、BoAなど、プロデュース活動をしていたシンノスケがヒップホップTasteではなく、初めて純粋な歌モノでアプローチしたアルバム。12人の素晴らしいアーティスト、それも女性ボーカルを招いて制作された作品です。
以前にも、紹介しましたがShinnosukeが敬愛するプロデューサーが、ジャム&ルイス。そしてジャム&ルイスという共通項でおれもShinと接点をもったのですが、彼のサウンドは幅広い。さすがトラックマスターと名乗るだけある。R&B、ファンク、ディスコ、ダンスクラシック、ハウス、さらにロックなど幅広く刺激的なSOUNDをきかせる。Shinnosoukeのサウンドのすごいとこは、斬新さと入りやすさが同居しているとこ。これまでSOUL’d OUTでもそのようなトラックは届けてくれていたわけですが、一般的にはSOUL’d OUTをHIP HOP/R&Bという先入観だけで敬遠されている人もいるように思います。そういう意味では、今回、Shinがはじめてポップなアプローチで歌モノを手がけ、多くのリスナーに彼のサウンドが届く機会できたと思います。
当初、このS’CAPADEプロジェクトは、女性ボーカル限定というわけでなく、よりひろいアーティストの招集、それこそ海外のR&Bアーティストの参加も案としてはあったみたいですが、最終的には12人の有望な若手女性ボーカリストで統一されます。個人的に邦楽詳しくないおれなので、この中で名前を知ってるのは土屋アンナさんだけなんですが・・・でもこの12人のボーカルはいい、ぶっちゃけちょっと区別のつかない人もいるのですが、みんなうまい。普通にうまい女性ボーカルってこんなにいるんだって驚きました。逆にうまいだけでもバカ売れしないんだな。
参加しているアーティストについて語ることができないので、やはりジャム&ルイスをリスペクトするShinnosukeのサウンド面を中心に語りたいと思います。
Shinnosukeが影響をうけたアーティスト、プロデューサーは多岐にわたる。ジャム&ルイス以外にも、Teddy Riley、Babyface、ナイル・ロジャースの名前もあがる。プリンス、マイケル・ジャクソンも。どうしてもおれの好みとかぶるアーティストをあげてしまいますが、彼はそれらのサウンドを見事に吸収している。今回のアルバムも、全体的にシンセの使い方に最先端の匂いを感じます。さらに聞き込むほど出てくる隠し味。こんな音が作れる日本のSOUND CREATERはいない気が。それではお気に入りの順に曲の感想です。
① Boogie Woogie Ruby
VanillaskyのリードのMyeによる。この疾走感と開放感あるドラマ性も感じる展開メロディーはいい。かっこいいし、「ブギー、ウーギー、ルビー」の響きもいいね。ヴァニラスカイは知らないのですが(ごめんなさい)、Myeのボーカル、表現力もあってめちゃいいわ。これシングルにしてほしかったな。
⑧ Serious
ボーカルはLaylah。隠しネタはAlexander O’nealの「Y.O.K.E」とは気づかなかった。ニュージャックしてます。この曲歌いきるのも難しいように思うのですが、この娘もうまい。メロディーがJapanese ポップしてて、割とハードな音との対比も楽しい。
⑫ B Side
これはジャム&ルイスのバラード、特にジャネットとのバラードのエンディングの匂いを感じます。千代ちゃん(知らないけど)のボーカル、表現力も素晴らしい。
② Hot Body
80’Sっぽいクラップハンドがいい!めちゃマイナーなネタなんですが、ジャーメイン・ジャクソンの「Fancy」を思い出した。このアルバムところどころ80’Sの匂いも感じるんですよね。SOWELUのボーカル艶やかですね。
⑥ E.D.E.N
シャッフルビートとイントロのラッピンがいい。このラップしてるiQってあのショーン・パフィー・コムズ(P.Diddy)の息子だそうです。(彼には何人か子供がいるそうですが、詳細は不明)。MIKIミッシェルちゃんてまだ20歳前みたいなんですが、大人びたボーカルでかっこいい。発音もNativeですね。このiQ、USAでもドロップアウト間近だそうなんで注目です。ほとんど洋楽聞いてる感じ。
⑬ Starry Magic
このちょい哀愁系のメロディー好きなんです。愛瑠ちゃんのボーカルもうまい。この娘も初めてです。
④「Dirty Beauty」
土屋アンナさんとのこの曲が、アルバムの中で一番の異色。Shinnosoukeもインタビュ ー記事で83年のナイル・ロジャースがてかげたDavid Bowieの全米No1ヒット曲の「Let’s Dance」の異色のコラボを例にだしていました。土屋アンナさんも才能豊かな人だな。この曲は驚いた。
後、まとめての感想ですいません。めちゃ乙女心系のバラード中心に残ってしまいました。これらの曲のリリックもBabyface張りの繊細さです。女子にはすごくうけるのではないかと思うのですが、おれおっさんなんで・・・
⑤ Mid Night Sweet:傳田真央、ピアノの響きが美しくとてもアクセントになってる曲。
⑦ Paradise Garage:加賀美セイラ、ハードエッジなかっこいい曲。こういうアプローチもできるShinに唸る。
⑨ 忘れないで:このアルバムで一番美しいメロディーではないでしょうか。アランも見事に歌いきる。
⑩ Every 4 U:AZU、このアルバムからは、配信のみのシングルカットでしたがその1stシングル。クリスマスの時期にあいそうな曲。おれ的にはJam&Lewisの透明感バラードの匂いを感じました。
⑪ Don’t Leave Me:高杉さと美さんの情感こもったボーカルとメロディーがよいです。
完成度の高い楽曲がそろったアルバムだと思います。そして、これだけの歌えるアーティストが集合しているのも魅力的。ジャム&ルイスが全面制作した『Mo Money』のようなカラフルなアルバムを意識したというのもわかります。個人的には、思ったよりR&B色はうすく、見事にJapanese POPしてるけど、その枠の中に収まりきれないアルバムでもあると思います。
SOUL’d OUTのサウンドを知っている人は、このアルバムが同じ人間によって作られていると知ったら驚くのではないでしょうか。今度は、男性ボーカルのアルバムも聞いてみたいな。
Shinnosuke SOUND未体験の人は是非!
一番好きな1st
SOUL’d OUTのサウンドの要であり、ソウルドアウト外でも、嵐やAI、BoAなど、プロデュース活動をしていたシンノスケがヒップホップTasteではなく、初めて純粋な歌モノでアプローチしたアルバム。12人の素晴らしいアーティスト、それも女性ボーカルを招いて制作された作品です。
以前にも、紹介しましたがShinnosukeが敬愛するプロデューサーが、ジャム&ルイス。そしてジャム&ルイスという共通項でおれもShinと接点をもったのですが、彼のサウンドは幅広い。さすがトラックマスターと名乗るだけある。R&B、ファンク、ディスコ、ダンスクラシック、ハウス、さらにロックなど幅広く刺激的なSOUNDをきかせる。Shinnosoukeのサウンドのすごいとこは、斬新さと入りやすさが同居しているとこ。これまでSOUL’d OUTでもそのようなトラックは届けてくれていたわけですが、一般的にはSOUL’d OUTをHIP HOP/R&Bという先入観だけで敬遠されている人もいるように思います。そういう意味では、今回、Shinがはじめてポップなアプローチで歌モノを手がけ、多くのリスナーに彼のサウンドが届く機会できたと思います。
当初、このS’CAPADEプロジェクトは、女性ボーカル限定というわけでなく、よりひろいアーティストの招集、それこそ海外のR&Bアーティストの参加も案としてはあったみたいですが、最終的には12人の有望な若手女性ボーカリストで統一されます。個人的に邦楽詳しくないおれなので、この中で名前を知ってるのは土屋アンナさんだけなんですが・・・でもこの12人のボーカルはいい、ぶっちゃけちょっと区別のつかない人もいるのですが、みんなうまい。普通にうまい女性ボーカルってこんなにいるんだって驚きました。逆にうまいだけでもバカ売れしないんだな。
参加しているアーティストについて語ることができないので、やはりジャム&ルイスをリスペクトするShinnosukeのサウンド面を中心に語りたいと思います。
Shinnosukeが影響をうけたアーティスト、プロデューサーは多岐にわたる。ジャム&ルイス以外にも、Teddy Riley、Babyface、ナイル・ロジャースの名前もあがる。プリンス、マイケル・ジャクソンも。どうしてもおれの好みとかぶるアーティストをあげてしまいますが、彼はそれらのサウンドを見事に吸収している。今回のアルバムも、全体的にシンセの使い方に最先端の匂いを感じます。さらに聞き込むほど出てくる隠し味。こんな音が作れる日本のSOUND CREATERはいない気が。それではお気に入りの順に曲の感想です。
① Boogie Woogie Ruby
VanillaskyのリードのMyeによる。この疾走感と開放感あるドラマ性も感じる展開メロディーはいい。かっこいいし、「ブギー、ウーギー、ルビー」の響きもいいね。ヴァニラスカイは知らないのですが(ごめんなさい)、Myeのボーカル、表現力もあってめちゃいいわ。これシングルにしてほしかったな。
⑧ Serious
ボーカルはLaylah。隠しネタはAlexander O’nealの「Y.O.K.E」とは気づかなかった。ニュージャックしてます。この曲歌いきるのも難しいように思うのですが、この娘もうまい。メロディーがJapanese ポップしてて、割とハードな音との対比も楽しい。
⑫ B Side
これはジャム&ルイスのバラード、特にジャネットとのバラードのエンディングの匂いを感じます。千代ちゃん(知らないけど)のボーカル、表現力も素晴らしい。
② Hot Body
80’Sっぽいクラップハンドがいい!めちゃマイナーなネタなんですが、ジャーメイン・ジャクソンの「Fancy」を思い出した。このアルバムところどころ80’Sの匂いも感じるんですよね。SOWELUのボーカル艶やかですね。
⑥ E.D.E.N
シャッフルビートとイントロのラッピンがいい。このラップしてるiQってあのショーン・パフィー・コムズ(P.Diddy)の息子だそうです。(彼には何人か子供がいるそうですが、詳細は不明)。MIKIミッシェルちゃんてまだ20歳前みたいなんですが、大人びたボーカルでかっこいい。発音もNativeですね。このiQ、USAでもドロップアウト間近だそうなんで注目です。ほとんど洋楽聞いてる感じ。
⑬ Starry Magic
このちょい哀愁系のメロディー好きなんです。愛瑠ちゃんのボーカルもうまい。この娘も初めてです。
④「Dirty Beauty」
土屋アンナさんとのこの曲が、アルバムの中で一番の異色。Shinnosoukeもインタビュ ー記事で83年のナイル・ロジャースがてかげたDavid Bowieの全米No1ヒット曲の「Let’s Dance」の異色のコラボを例にだしていました。土屋アンナさんも才能豊かな人だな。この曲は驚いた。
後、まとめての感想ですいません。めちゃ乙女心系のバラード中心に残ってしまいました。これらの曲のリリックもBabyface張りの繊細さです。女子にはすごくうけるのではないかと思うのですが、おれおっさんなんで・・・
⑤ Mid Night Sweet:傳田真央、ピアノの響きが美しくとてもアクセントになってる曲。
⑦ Paradise Garage:加賀美セイラ、ハードエッジなかっこいい曲。こういうアプローチもできるShinに唸る。
⑨ 忘れないで:このアルバムで一番美しいメロディーではないでしょうか。アランも見事に歌いきる。
⑩ Every 4 U:AZU、このアルバムからは、配信のみのシングルカットでしたがその1stシングル。クリスマスの時期にあいそうな曲。おれ的にはJam&Lewisの透明感バラードの匂いを感じました。
⑪ Don’t Leave Me:高杉さと美さんの情感こもったボーカルとメロディーがよいです。
完成度の高い楽曲がそろったアルバムだと思います。そして、これだけの歌えるアーティストが集合しているのも魅力的。ジャム&ルイスが全面制作した『Mo Money』のようなカラフルなアルバムを意識したというのもわかります。個人的には、思ったよりR&B色はうすく、見事にJapanese POPしてるけど、その枠の中に収まりきれないアルバムでもあると思います。
SOUL’d OUTのサウンドを知っている人は、このアルバムが同じ人間によって作られていると知ったら驚くのではないでしょうか。今度は、男性ボーカルのアルバムも聞いてみたいな。
Shinnosuke SOUND未体験の人は是非!
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