日経平均株価大暴落

　１日で950円も日経平均が下がるとは・・・9,000円切るのも覚悟しないといけない感じ。私も、投信関連で相当の損失を出しております。夏のボーナスがなくなったって感じでしょうか。この下がり方は尋常じゃないですよね。
　米リーマン・ブラザーズの破綻を引き金に、一気に世界的な連鎖株安になりました。これも米のサブプライムローン問題が根底にある。
　おれ、そんな経済語れるほどではないですが、つきつめれば、米国人の先送り体質がこの混乱を招いたと思う。ローンを組むのはいいけど、ちゃんと自分の支払能力の範囲でやれよってとこです。今回、支払能力の危うい層に金融機関が金を貸しまくって、その人間が破産したら、担保にとってた住宅を差し押さえればいいと考えたいたら、その住宅も当初の価値が全然なくなっていたという。結局は、その辺の実態のない金のつけを今、おれも間接的に損害受けてるって事ではないでしょうか。
　金払えない奴が高額なローンを組むなよ。回収できそうにない人間に安易に大金貸すなよ。そういう基本的なとこができていればこんな事態にはなってない。
　もう米国経済終わってる感じ。この先送り体質の負債をリセットしないと再生はないわ。でリセットするのは、数年どころじゃ無理でしょうね。
　で日本経済ですわ。内需が飽和状態の我が国は、高い技術力に基づいた製品（車や電化製品）を海外に売ることで儲けてるわけで、その最大の顧客がＵＳＡなわけで。ＵＳＡの人が買ってくれないと、景気はさらにひえこむわけで・・・円高だと利益が圧縮されるわけで・・・大企業の利益も、中小企業の安い労働単価で支えられているわけで・・・
　あの投資信託ってのもなかなか恐いもんがありますよ。おれはリスク覚悟でしてますが、この低金利時代で金を膨らますのはこういうものしかない。で直接、株とかに手出しにくい人が、わりととっつきやすい投資信託をすすめられてやるって感じ。郵貯もすごい宣伝してけっこう獲得してる感じ。で裕福な団塊の世代の退職金が絶好のターゲットとなり、けっこうな人が株とかに連動する投信に投資してると思う。今真っ青になってるのは団塊の世代かも。
　さらに中小企業を中心とする税制適格退職金制度も数年後には廃止になり、ほとんどが確定拠出年金に移行とすると思うけど、これでかなりの金が市場に出回る。結局は、なんやかんやいって日本人は裕福だし、金持ってるわけですよ。そういう金が、間接的に米国の尻拭い的に使われる感じがして恐いんですが。
　解約しなければ、損失も確定されないわけで、おいらも日経平均が15,000円くらいにもどるまでは我慢するしかないです。でいつも底がわかんないんですよね。そろそろ買いと言えば買いなんでしょうが。
　でも日本の底力はすごいと思う。我々のような勤勉な国民は世界でもそういないですよ。ノーベル賞受賞もうれしいですよね。今こういう話題はほんと励みになる。能力があって勤勉な我々日本人が世界に負けるわけはないのです。
リーマンブラザーズに代表される外資系、成果を出せば報酬はすごいけど、だめだとすぐに首をきられる。日本が発展してきたのは、高い技術力と勤勉さもあるけど、義理と人情的な日本社会独特の体質もあると思う。結局人を動かすのは金じゃないんだよ。日本人は信頼には応えようとする独特の気質が世界と比較してぜったい強いと思う。そういう大切な日本社会の伝統は失ってほしくないと強く思います。