層雲峡温泉。

2013年09月22日 09時07分53秒 | 日記

先日の18、19日で一泊泊りの層雲峡温泉に行って来ました。

長く北海道に住んでますが、層雲峡に泊ったのは初めてでした。

層雲峡には大昔2,3回行ったことはあるんです。

でも網走の方に抜ける途中に立ち寄って、柱状節理の絶壁を見たり、

まだ学生時代に黒岳に登ったりと言う程度だったのですが

泊ったことはなかったんです。

今回、一泊でしたが泊ってのんびり温泉にはいれたのはよかったです。

温泉の泉質は、とろりとした肌にまとわりつくようなお湯で、

上がった後も身体がポカポカしてて気持ち良かったです。

泊った温泉は、『ホテル大雪』と言うところで、古くは高倉健さんが、

最近では、映画『許されざる者』の渡辺健さんが2,3ヶ月間泊って

近くの上川と言うところで撮影したとホテルの人が自慢げに話していました。

さて

層雲峡への旅の始まりです。

時間がありましたら ご一緒しませんか?

札幌から高速道路を利用し約5時間と言うことですが

途中 寄り道をしながらのんびり行きます。

北海道の道央道高速道路・・・。

平日のせいか空いています。

おまけにどこまでも広がる地平線・・・。いい天気・・・。気持ちがいいです。

途中の岩見沢SAでちょっと早目の食事をします。

を作ってきましたので、汁ものだけと思い塩ラーメンを注文。

意外と美味しい。映像はなしです。食べるのに忙しくて・・・。(^_^;)

ここには昔ばんえい競馬があったせいか道産子の銅像があります。

大きな馬でサラブレッドのようにスマートな馬ではなくて

ごっつくて 足の太いことでも知られた馬です。

そばの人と比べても大きさがわかりますでしょう?

因みに私ではありません(^_^;)

道央道はここより先には来たことがありません。

これよりは私にとっては未知の高速道路・・・。

周りには広~い田園が広がります。

いよいよ層雲峡にはいりました。

まずはホテルに荷物をおいて

ホテルの窓から、見える景色

まだ紅葉は見当たりません。

まだ明るいので車で5,6分の所にある滝と大函、小函を見に行って来ます。 

まず

 樹木が邪魔で全体像は見えません。

この先の所に見えてるのは不動観音と言うことなのですが・・・。

実際には同じカメラに収めることは不可能でした。   

流れ落ちてきて、雨ふりが続いて増水した石狩川の支流に合流しています。

こちらは銀河の滝、落差110メートル

やっぱり全体は無理

 樹木が岩肌だらけのごつごつした所にも生えてきたせいか、

何もかも見えず木々の陰で残念。

本当は岩肌のむき出した柱状節理が見れるはずなんでしょうけどね。

こちらの滝もちょっと隠れてまた河口へと合流しています。

この後小函を見に行こうとしたら崩落があり交通止めでした。

で、大函の方へ

娘と「閉塞感感じる?」  「いや全然」なんて話しながら

昔のような荒々しさはなくなったかな~なんて思いました。

大函から ふと見上げた岩壁

歴史的に言うとほんの一瞬の3、40年前にここを訪れた時は

柱状節理が圧巻で怖いほどでしたのに、

樹木が多くなりましたね~。

でも、空気がひんやり美味しくって良い気持ちです。

 

さあ、次の日の朝、

いい天気です。

靄が谷間に発生しています。

昨日の夜には黒岳頂上に雪が降ったということです。

道理で寒かったはずです。

娘は、少し風邪気味です。(^_^;)

 

これからお風呂にはいって朝食を食べてチェックアウトをしてから

黒岳ロープウェーイに乗ろうと思います。

 

黒岳ロープウエイからの写真

5合目到着。

この屋上からは黒岳がよく見えると言うことですが、

先にリフトで7合目まで行ってこようということになりました。

歩く後ろ姿の人たちは7合目までのリフトに乗る人たちの列。

このリフト、ひまわりさんも乗ったんだな~~って思いました。

リフトの両側には

少しずつ色づいて来た木々が

これはクマザサ、熊の好物なんでしょうかね?

そういえば、健康茶として売ってるクマザサ茶、大雪特産って書いてあったかも。

 

リフトからのスナップ写真

リフトの両側は少しずつこの葉が色づいてきています。

下を見ると

リンドウ

エゾオヤマリンドウって言う種類の様です。

白いリンドウは初めて見ました。

上を見ると

黒岳の頂上付近は大分紅葉しています。

7合目到着

ここからは人力登山で頂上を目指すのでしょうが、

私たちは 今回はここまでで帰ります。

上を見上げると 頂上の方は

大分紅葉が始まっていますね。

リフトからの写真と7合目からの眺め

 

帰りのリフトから

この赤い実が気になりました。

5合目に下りてきたら

ちいさなお花畑があって、名前がありました。

『チシマヒョウタンボク』なるほどひょうたんのように2個の実がくっついているのです。

黒岳駅の展望台に上がって見ました。

階段が急で高所恐怖症の私は足がガタブル震えました。(^_^;)

でも上からの展望は息をのむ美しさでした。

 

昨日(18日)の夜 初冠雪があったと言ってましたが

ほんのり初雪が見えます。

黒岳の奥の方の山にも

雪が見えます。

この看板によると

烏帽子岳の方なんでしょうね。

日本で一番先の紅葉が見える所と言うことですが

今年は、冷夏で植物が結実するのが遅かったし

葉っぱが生えそろうのも遅かった気がします。

そういう諸々の自然現象が整わないうちに、雪が降ってしまいましたから

今年は紅葉がきれいに見えないかも知れません。

雪が降ると葉は、落ちますからね。

帰りはまたロープウエイに乗って

眼下に層雲峡の温泉街を見下ろしながら

下りてきます。

ふもと駅到着

バイバイ、

また来るね。

『カムイ ミンタラ』

層雲峡の事を アイヌはそう呼ぶそうです。

アイヌ語で 『神々が遊ぶ庭』と言う意味だそうです。

 

黒岳を5合目から望む

長々とお付き合いいただきました。

なんだか どの写真も捨てがたくて・・・。

でもこれで

一路札幌を目指し帰ってきました。

今回は、下の娘がテストで、上の娘との二人旅でした。

今度は下の娘も連れて、また来ようって思います。