今日久しぶりに楽器の練習する。昔は一日何時間も練習をしたのだが、なんだか大きな誤解の上でやっていたようだ。何時間やっても音楽をやっていた訳ではなかった。「楽器の練習はもともとメカニカルなものだし、それは訓練なのだ。しかし、その集積の結果が音楽になる」と言う人もいるだろう。それが間違っているとは思わない。その人に意見するつもりもない。しかし、当たり前の話であるが「楽器」は「音楽」ではないし、楽器や物で音を演奏する事だけが「音楽」だとも思わない。その昔エリック・ドルフィーが「音は現れてすぐ空気の中に消えてしまい、我々はそれを捕まえる事ができない」と言ったがはたしてそうだろうか。むしろ、その音がとけ込んだ空気こそが音楽だし、その空気を感じる事も「音楽」だと思うのだ。そう考えたらいろいろな疑問が解消した。
ふうむ。これも練習の成果なのかしらん。
ふうむ。これも練習の成果なのかしらん。