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坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

プレミアムモルツと福井公演

2009年11月17日 | 作曲
午前中に榊原忠美と密会。といっても別に隠れてあっているわけではありません。この前約束していた「サントリープレミアムモルツ」をくれるというので貰いにいったのであります。ありがたや、ありがたや。ついでに(ついでなのかよ!)来年福井で上演する作品の打ち合わせ。残念ながら僕は今回も金沢公演には参加しない事になったのでちょっと寂しい。福井はおそらく2月の5、6日あたりです。年明けにはアナウンスできると思います。せっかくなのでちょっと寺院巡りでもしてこようかなと計画中。

美術館の音楽

2009年11月14日 | 作曲
岐阜県美術館のクロスアート展の関連企画として、「第27回幻聴音楽会‐美術館の音楽 Museum Music 耳を澄ますアート」が開催されます。企画演出、野村幸弘(幻想工房)です。

Jリーグ所属のサッカーチームから、中学生、音楽家、美術家、散歩に来たおじさん、鳥、バスのクラクションなど、知ってか知らずか出演してしまう前代未聞のアートイベントです。
今回坂野は

弦楽アンサンブルとトランペットによるグランジャット島の午後の音楽
岐阜県加納高校美術科の学生によるパフォーマンス付き

金管四重奏曲「コラール」
ビックバンドで活躍するジャズミュージシャンによる金管アンサンブル曲

リフティングの音楽
FC岐阜の選手のリフティングと音楽家による演奏

自転車コーラス
30人の中学生合唱部による演奏。公園を歌いながらベルをならしカノンを歌います。

開演の音楽(サンプリング音楽)
バスへ向かう音楽(サンプリング音楽)
などなど作曲しました。

乞うご期待!

出演
坂野嘉彦/片岡祐介/岡野勇仁 /宇治山田直行/河村陽介
佐木謙介/鷲見祐司/金嶋大輔/大下真由美/中島葉子/三崎和志
見田村みちる/加藤誉使子/西堀佳代子/来野裕二/FC岐阜
鏡島小学校/陽南中学校美術部/加納高校/岐南工業高校/岐阜大学教育学部美術教育科
岐阜大学教育学部付属中学校合唱部/岐阜大学教育学部付属中学校養護学級

新作「一つの手、たくさんの指」

2009年11月12日 | 作曲
新作の鍵盤ハーモニカ二重奏曲が初演されます。おそらく11月22日です。タイトルは「一つの手、たくさんの指」。即興からめーる団という赤羽さん、正木さん、うら若き二人の音楽家によって構成される音楽団からの委嘱です。

インフルエンザ

2009年11月09日 | 作曲
この日は愛知学院大学マンドリンクラブで合奏をチェックする日だったのだが、指揮者の斉藤君から電話があり、「すみません、インフルエンザでだめですっ」との事。今年はある程度覚悟していましたがやはりこうなったか。無理をせず休んでくださいと話す。

リハーサルと袈裟と盛遠第二夜

2009年11月07日 | 作曲
早起きして岐阜へ行き来週おこなわれる「美術館の音楽」で演奏する自転車コーラスのリハーサルをおこなう。なんせ演奏しながら自転車でグルグルまわらねばならないので、岐阜駅近くの公園で岐阜大学付属中学の生徒とまちあわせ、野村幸弘さんと見田村先生、坂野で音楽を作る。かけずり回ってかなりくたびれた。
その後名古屋へ戻り「袈裟と盛遠」の二回戦。なかなかいい感じでした。おわってから打ち上げで盛り上がり、近くのホテルで宿泊。

鐘木館第一夜

2009年11月06日 | 作曲
今夜と明日はは袈裟と盛遠の本番第一夜。
榊原忠美さんと、藤沢理子さん、そして坂野のトリオによる芥川原作の小説を立体化した作品である。第一夜は少しからぶってしまったぜ。

坂野嘉彦:マンドリンの弾き方、聴き方、遊び方~山下直美の場合

2009年10月24日 | 作曲
お知らせです。今日の明日ですがコンサートあります。
今回はマンドリン奏者の山下直美さんを中心にしてロックフォーックのライブをまじえた内容で遊びます。直美さんの歌は心が動きます。たいしたもんだ。今回のスペシャルゲストとして山下顕(あきら)さんを招き、彼のリズムギターやマンドリンも楽しみたいと思います。また第二部では坂野の新作「レイヤーミュージック」を初演します。これもマンドリン音楽への新しいアプローチをする作品です。またCDに収録された作品から「手の音、足の音」を初演します。どちらもリハーサルではかなりいい感じになっています。ご期待!では明日!

坂野嘉彦 マンドリンの弾き方、聴き方、遊び方~山下直美の場合
日時 : 10月25日(日)14時から
場所 : カフェパルル (中区新栄) http://www.parlwr.net/
入場料: 1,500 ※飲食物持込可
(今回は会場での飲食物のオーダーに対応できません)

Program
1部 「ナチュラル」 ~歌に還る~
  ある手紙/空っぽの部屋/元気にしてる?作詞・曲:上冨直美 他
   他
2部
 手の音、足の音 坂野嘉彦
 死せる白鳥よ、あなたはまだ歌うのか? 坂野嘉彦
 レイヤーミュージック(新作初演)坂野嘉彦
   他
Guest マンドリン・ギター 山下 顕(あきら)
上智大学マンドリンクラブにてコンサートマスターを務める。
マンドリンを久保田孝氏、吉田剛士氏に師事。
現在、山下マンドリン教室主宰。NHK文化センター、カワイ音楽教室、
浜松市立高校マンドリンクラブ、西遠女子学園マンドリンクラブで講師を務める。
地元浜松を中心に積極的な演奏活動を行っている。

レコ発ワークショップ

2009年10月09日 | 作曲
巷にレコ発ライブ(レコ発のレコはレコードのレコ。昔の名残ですな)はありますがレコ発トーク&ワークショップありそうでない。それ、やります。以下ステップスの宣伝より転載します。

お知らせ

名古屋のギターとマンドリンの専門店「ムジーク・ゾリステン」にてマンドリン×コンテンポラリーのワークショップの開催が決定いたしましたのでご案内いたします。

日 : 10月17日(土)
時 : 14:00~16:00
場所 : ムジークゾリステン ミュージックスペース
      (名古屋市千種区)http://www.musik-solisten.com/

内容
 ・CD「Sense of STEPS」についてメンバートーク
 ・マンドリン×コンテンポラリーワークショップ
   CD収録曲「手の音、足の音」のグループ演奏 ※
 ・スペシャルゲスト 竹内勝利氏  「Hyper Calace!」作:坂野嘉彦(2008)
  竹内勝利氏
   愛知学院大学マンドリンクラブにてコンサートマスターを務める。
   第10回日本マンドリン独奏コンクール3位。
   マンドリンを川口雅行氏に師事。

参加方法

 当日、ゾリじステン にてCDお買い上げの方 参加無料
 既にCDを購入された方 500円
 ※会場都合上、参加人数に限りがございますので早めのご予約をおすすめします。
 ご予約はゾリステン へお申込み
 または、STEPS事務局http://stepsjapan.biroudo.jp/ まで。
  (ホームページ下方のメールフォームよりお申込み下さい。)
 マンドリン×コンテンポラリーを体験できるのはここだけです。
※注 演奏会・Liveではございません。楽器持参の上ご参加ください。


メルセデス・ソーサ死去

2009年10月07日 | 作曲
友人から「聞きましたか」と、メルセデス・ソーサの死去を知らせるメールが届く。ここ最近「アルフォンシーナと海」をアレンジしたり、ケーナ奏者、ラウロ氏(ラミレスバンドのケーナ奏者)からラミレスのこの作品とソーサの話を聞いたばかりだったので不思議な感覚に陥っている。
ファンの一人として合掌。いや、メルセデス・ソーサは仏教徒ではないだろう。もとい、黙祷。

ヴィヴァルディ四季 ドレスデン版に思う

2009年10月06日 | 作曲
 ドレスデン版というヴァージョンをヴィヴァルディ自身が作っているわけではなく当時ドレスデンにおいて「四季」に管楽器を挿入して演奏されたという記録が残っている事から、管楽器を加えた演奏にこの名称が使われている。もちろん記録だけなのでどの部分にどの管楽器を使うというのは演奏家の自由のためいろいろなパターンで演奏されている。その演奏を聴いて、ちょっと思い出した。
 15年程前(ちょっと不明)になるがジャズピアニストで作曲家のジョン・ルイスがバッハの平均律をジャズとクラッシックの中間の演奏スタイルで演奏、録音しており、当時かなり話題を集めていた。僕もレコードを買って聴いた記憶がある。いまのイタリア古楽における流行の演奏というのが、このジョンルイスの平均律の演奏解釈に近いのである。なんというか、自由奔放というのか、やりたい放題というのか。僕としては古楽やジャズやクラッシックにおける「考古学的演奏精度」にはあまり興味がないので、正しいのか間違っているのか、そんな事はどうでもでもいいのであるが、可能性を否定するのだけは避けたい。だからドレスデン版とか変な家系図みたいな事を言わず「管弦楽伴奏にオレが編曲した版」と銘を打てばいいのだ。この違和感はジョンルイスの平均律にも感じていた。「バロックは当時ジャズのように演奏されていた、通奏低音の演奏方法はジャズの即興演奏と同じであるからこれは立派なジャズ(クラッシックである)云々かんぬん」
 そうじゃなくて「オレのバッハ。」これでいいのではないか。だからドレスデン版というのは僕にとっては「オマエさんの四季」であり、ヨッタヨタのリズムが特徴の流行の演奏も「オマエさんのバロック」になるのである。これこそ音楽が生きている証でもある。