ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

今日も今日とてヨッパライ天国もしくはジゴク その10

2019-11-04 21:59:01 | 今日も今日とてヨッパライ天国もしくはジゴク
 11月2日は、36年前(!)に亡くなった大学の大先輩・サジちゃんのお墓参り。明るく破天荒だった先輩を偲びつつ、京成堀切菖蒲園駅近くの妙源寺にあるお墓の前で大酒盛りするのが、毎年の恒例。今年は私も含めて8人が集まりました。
 
 利き酒師の先輩が用意したのは、千葉の酒2種。
 1本は、神崎町は寺田本家の「無添加・無濾過 香取生酛 自然酒純米90」。10%しか削ってないという思い切った酒。酸味が前面に出る味わいは、何というか、無理矢理たとえるなら「フルボディの白ワイン」(⬅️意味がよく分からん)。濃厚な甘みや渋みと相まって、パワフルさがものすごく、意外なほど旨い。時間がたつにつれこなれていくさまも面白い。
 
 
 もう1本は、「仁勇 山廃純米」。これも、山廃らしい酸の乗ったうまみが素晴らしい(写真はありません)。
 ちなみに、私が持参したのは「君の井 純米秋あがり」。利き酒師の先輩は「これ旨いね」とおっしゃってくれましたが、千葉の日本の酒のインパクトがものすごくて何だかかすんじゃいました(どう考えても呑む順番が逆。最初に君の井を呑むべきでしたて)。
 
 さて、夕刻も近づき、歌詞を鶯谷の「呑兵衛」に移す。昔の呑兵衛は、安かろう悪かろう、のイメージが強い居酒屋だったですが、今の呑兵衛は全国の旨い日本酒がずらっと並び、肴も旨い店にすっかり変身。東京の、それもチェーン店とは思えないクオリティの高さには驚くばかり。実は呑兵衛、利き酒師の先輩が酒のバイヤーとして長く関わってきた店で、酒の品揃えがいいのもその先輩の長い仕事のおかげ。で、そこでいただいたのが、ゴールデンかぼす酎ハイ。大分の完熟かぼすを用いて、マイルドな酸味の中にかすかな甘みも感じる旨い酎ハイ。
 
 
 さらに、秋田は秋田酒類の「高清水 和賀山塊」の純米酒もいただく。この時点ではとっくに大ヨッパライでしたが、そんな状態でもすーっと呑める、爽やかでとても旨い酒でした。
 
 しかしまあ、サジちゃんが亡くなってもう36年も経ち、私も58になり、先輩方は当然ながら軒並み60歳超え、一番の長老は65になっていました。私はリウマチと骨粗鬆症でもうヨレヨレですが、元気な先輩方と毎年墓前でお会いするたび、私ももう少しガンバロウ、などと思ったりするのです。これも、サジちゃんの生前の人徳のおかげだなあ、としみじみ思う今日このごろです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。