ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

窯変かえうた地獄 その5 幹部候補生A

2016-02-18 22:31:37 | 窯変かえうた地獄
幹部候補生A(元歌:「少女A」)


上目遣いに日本を見ている
赤いソ連の視線がまぶしいわ
思わせぶりに戦闘機飛ばし
きっかけぐらいはこっちで作ってあげる
いわゆる普通の軍隊だわ
日本の政治を知らなすぎるのあなた
お金がかかるは仕方ないけど
似たようなことをどこでもしているのよ
自衛隊 自衛隊
有事になっても平和でも
自衛隊 自衛隊
そんなの軍備に関係ないわ
特別じゃないどこにもいるわ
 わたし 幹部候補生A



 

 このかえうたは、今から33年ほど前、わたしが日本一でかい東京のN大学文理学部の学生だったころ、先輩のミヤノさんがサビの部分をこのように作ってうたっていて、その前半部を私が作って一曲分に仕上げた、というものです。当時の首相はナカソネさん。「戦後政治の総決算」とか「日本列島は不沈空母」だとかおっしゃっていたのが今でも印象に残っています。このかえうたを、まさか21世紀も15年が過ぎた今ごろになってから披露する日が来るとは思っていませんでした。
 今となっては、ソビエト連邦もとっくに崩壊し、世界情勢も社会情勢もすっかり変化してはいますが、例えば「ソ連」を「チャイナ」に変えるだけで、今のご時世にぴったり合っちゃう感じ。「戦闘機」を「軍艦」に変えても良さそうですね。「幹部候補生」も、何か別の人物に変えられる気がします。
  しかし、このかえうたが今でも通用しちゃう可能性があること自体、とても恐ろしいと思う今日このごろです。33年前よりも今の方が、ずっとヤバイ世の中になっているのかも、と思わずにはいられませんねえ。