ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

小林茂監督と高教組委員長対談をしかけまして

2008-09-07 15:14:37 | Weblog
 またしてもご無沙汰でござんす。毎日更新は無理としても、週に1回ペースではやりたいと思っているのですが、なかなかままなりませんで申し訳ない。今後はなんとか更新ペースを上げていきたいと思ってはいるのですが、あんまり期待しないでお待ちください。
 とかなんとか言いながら、先日長岡で、「高教組渡辺委員長・小林茂監督対談」というのをやってきました。高教組文芸オピニオン誌の企画で、同誌の巻頭の特集として使う対談です。久しぶりにお会いしたコバさんは、病を抱えて大儀そうではあるのですが、その情熱は全く衰えておらず、渡辺委員長との対談は予定の90分を大幅に越える熱いものとなったのでした。
 まあ、その中身はこの冬までに発行予定の雑誌のほうで読んでいただきたいわけですが、印象に残ったのが「僕は2日人工透析をしないと死ぬんですよ」ということばと、にもかかわらずドキュメンタリー映画への熱い思いの吐露。そして、「子どもは、生きているだけでいいんですよ」ということばでした。「チョコラ!」に登場するアフリカのストリートチルドレンの「生きる」ことそのものへの思いの強さ、そして、物質的にははるかに豊かであるはずの日本の子どもたちの「生きる力」の弱さ。今の教育や学校が、果たして日本の子どもたちを「育てて」いるのだろうか、などという思いを抱かせられました。
 公教育は予備校ではない、という考えを新聞で述べれば、たちまち「新潟県の生徒の学力を全国平均以上にしてから言え」などという反論が届いてしまったりもします。ですが、「自分で考えて、生きる」力を、今の競争主義的な教育が育てられるとは、どうも思えないのです。そんな疑問に、コバさんはとても明確な答えをくれたのではないか、と思っています。