きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.2.24 ラピュタ阿佐ヶ谷『警視庁物語』モーニングショー満席。すごすごと帰る。

2018-02-24 | 映画レビュー
早朝、阿佐ヶ谷に『警視庁物語』モーニングショーを観に来たのだが、なんと満席。すごすごと帰る。時間があるからと、立ち食いうどんを食べたのが敗因か。駅前のミカドコーヒーで今日の計画練り直し。『警視庁…』はGYAOで観るとして…。なにせ、ラピュタではこれともう一本、市川崑の『青春銭形平次』なんてのも観るつもりだった。それまで待つのもなあ。名画座はやはり30分前に来るのが鉄則か。
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2018年2月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週はやはり『空海』かな。

2018-02-24 | 映画レビュー
月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は20本。

うち、一本は試写で観ています。
『あなたの旅立ち、綴ります』
功成り名遂げた嫌われ者のビジネスウーマン、シャーリー・マクレーンが、自分はどういう死亡記事を書かれるかを知り、愕然として人間関係を見直すという、ま、よくあるお話ですが、彼女の魅力で、楽しめます。

今週必ず観ます、という一本は、やはり
『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』
日本語吹替え版しか上映しないことで、中国映画好きからはブーイングもでてるし、それほど評判もいいわけではありませんが。大歴史ドラマ、というより中国でのタイトル『妖猫伝』のイメージで観るといいかも。

気になる作品。
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
シカゴに住むパキスタン人スタンダップコミックの実話の映画化。アメリカ人の恋人が病気で昏睡状態になって、直面する人種、宗教…。『8年越しの花嫁』とかぶります。あれも結構評判よいので観なくては。

『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』
イーストウッドの恐怖映画『白い肌の異常な夜』と同じ原作をソフィア・コッポラが趣の異なる映画にしたらしい。

『レオン』
おなじみの男女入れ替わりものなんですが、男が竹中直人で、女は元KARAの知英というのは面白いかも。

他にも。
『ザ・シークレットマン』ーウォーターゲート事件の「ディープスロート」が主人公。
『野球部員、演劇の舞台に立つ!』ーメンバー不足の演劇部の助っ人を頼まれた野球部員。監督は教育映画のベテランだそうで。



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2018.2.23 神保町シアターで成瀬巳喜男監督の『夫婦』(1953年)を観る。#神保町シアター #シネマヴェーラ渋谷

2018-02-23 | 映画レビュー
夜は神保町シアターで成瀬巳喜男監督の『夫婦』(1953年)を観る。

上原謙と杉葉子は結婚6年目の夫婦。地方勤務から東京に越してきたが、住宅難で、やむを得ず、同僚でひとり者の三國連太郎(こわくない優男)が住む一軒家に間借りする。微妙な三角関係が生じて…、という話だが、特に大事件が起きるわけではない。上原謙は、身勝手で、成り行き任せ、でも色男、いたって平凡なサラリーマンの役。その日常がたんたんと描かれます。いかにも成瀬監督の作品。DVDやテレビでなく、映画館でじっくり観るのがしみじみとして良いです。

神保町シアター、きょうで1月から続いていた「池部良と昭和のダンディズム」は終了。明日からは「赤川次郎と現代ミステリーの世界」(〜3/23)です。80年代の角川映画が中心ですが、瀬々敬久監督『冷血の罠』とか、須川栄三の『けものみち』なんてのは観たいと思います。

たくさんおいてあるチラシのなかで、シネマヴェーラ渋谷で3月末から始まる「ニッポン・ノワール」(3/31〜4/20)のを見つけました。おそらく今日あたりから配布開始だと思います。日本版のフィルムノワールを集めた特集です。これがすごい! 上映される24本、ほとんど知らないタイトルばかりです。『8時間の恐怖』『地獄の曲がり角』『夜の配役』『麻薬3号』『狂った脱獄』『昼下りの暴力』…50年代末から60年なかばにかけて邦画各社で作られた犯罪映画が並びます。興味あり。誰か詳しい人の解説がほしいなあ。





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2018.2.23 HUMAX渋谷で『コンフィデンシャル 共助』を観る。南北協調、なんともタイムリーな上映ですが…。

2018-02-23 | 映画レビュー
HUMAX渋谷で『コンフィデンシャル 共助』を観る。9日公開だが2週目で朝昼の2回のみ、それも今日で終り(新宿は28日まで)。観逃すところでした。かなり空いてます。でもこれ結構面白いんですよ。

北朝鮮から偽ドル印刷用の銅版を持って逃亡した犯人を追って、北の捜査員が南にやってきて、歴史上初の共同捜査をすることになる、という実にタイムリーというか、いかにも現代の韓国ポリスアクションです。韓国の刑事役はコメディも多いとぼけた味のユ・ヘジン。対する北の刑事はイケメンで、かっこいいヒョンビンです。

飢餓に飢えてるとか、3代も一族に支配されている、とバカにされれば「共和国を侮辱するな」と怒る北の刑事ですが、それほど狂信的な考えでなく、気のいい兄貴分の南の刑事と次第に心が通じ合う。南の人にとってはそうあってほしい姿なんでしょうね。昨年上半期の韓国公開では大ヒットした作品です。
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2018.2.21 シネマヴェーラ渋谷の「シネマ ヴェーラ的 大映男優祭」で『からっ風野郎』『偽大学生』の2本立てを観る。#シネマヴェーラ渋谷

2018-02-21 | 映画レビュー
シネマヴェーラ渋谷で開催中の「シネマヴェーラ的大映男優祭」で三島由紀夫主演『からっ風野郎』と大江健三郎原作『偽大学生』、という増村保造監督の2本を続けて観る。すごいプログラムです。

『からっ風野郎』は観たことがありました。三島由紀夫が、エスカレーターで仰向けになって死ぬ印象的なラストシーンも覚えていました。「俺はバカで学がないから」が口ぐせの革ジャンを着たヤクザの2代目。弱虫で口だけというかっこよくない、よく受けたなあという役どころ。三島さんの演技は、ヘタだけど口跡はしっかりしていて、最初はハラハラしますが、結構楽しめます。

『偽大学生』は初見です。鹿島茂さんの『昭和怪優伝』という名著で、この映画のジェリー藤尾を絶賛されており、いつか観たいと思っていました。1960年の作品、受験に失敗した青年が大学に潜り込むうち、学生運動に巻き込まれていくというストーリー。これは傑作です! 伊丹十三(まだ一三)が学ランを着て、青臭い活動家を演じています。

帰り道、軽く食事をと思って入った店で、大杉漣さんの訃報を目にしました。66歳……。しばらく言葉がありませんでした。残念です。わたしも、悔いのないように生きよう、と思いました。



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