きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.12.31 大晦日です。わたし的映画ベストテン、日本映画『あゝ荒野前篇』&外国映画『しあわせな人生の選択』が1等賞!

2017-12-31 | 映画レビュー
大晦日です。ことしは307本観られました。で、きどって、わたし的映画ベストテン。

●日本映画(新作)
1 あゝ荒野前篇
2 勝手にふるえてろ
3 幼な子われらに生まれ
4 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
5 三度目の殺人
6 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
7 彼女の人生は間違いじゃない
8 禅と骨
9 3月のライオン前篇
10 人生フルーツ

●外国映画(新作)
1 しあわせな人生の選択
2 パターソン
3 ロスト・イン・パリ
4 ベイビー・ドライバー
5 ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー
6 希望のかなた
7 否定と肯定
8 女神の見えざる手
9 アトミック・ブロンド
10 新感染 ファイナル・エクスプレス

●旧作 (順番はつけられません)
・ 稲妻(成瀬巳喜男版)
・ 女は二度生まれる
・ 花様年華
・ 元禄忠臣蔵前篇
・ 洲崎パラダイス 赤信号
・ 大誘拐
・ 天国と地獄
・ メイド・イン・ホンコン
・ 山の郵便配達
・ ワイルドバンチ
次 君も出世ができる

●わんねこなど
1 猫が教えてくれたこと
2 パターソン
3 しあわせな人生の選択
4 希望のかなた
5 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
6 僕のワンダフル・ライフ
7 gifted/ギフテッド
8 エル
9 オン・ザ・ミルキー・ロード
10 劇場版岩合光昭の世界ネコ歩き
*『ねこあつめの家』を観逃しています。

といったところでしょうか。
これを打ってる途中でも順番変えましたので、まあいいかげんなものです。

●映画館で観た本数トップテンは
1 池袋・新文芸坐
2 TOHOシネマズ渋谷
3 ヒューマントラストシネマ渋谷
4 ラピュタ阿佐ヶ谷
5 ユーロスペース
6 TOHOシネマズシャンテ
7 神保町シアター
8 シネマヴェーラ渋谷
9 ル・シネマ
10 シネパレス渋谷

ま、そんな年でございました。本当によく観たなあ。
来年もこのくらい観られるとよいのですが。
では、良いお年を。


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2017.12.30 番外編。。紀伊国屋ホール「紀伊国屋寄席」へ。トリは柳家さん喬で『文七元結』。結構でした。

2017-12-30 | 映画レビュー
ことしも年末は落語に行きます。紀伊国屋ホール「紀伊国屋寄席」。わりと早めにチケットを押さえてました。

演目は、
古今亭志ん吉『巌流島』
柳家三之助 『浮世床』
柳家小さん 『山田洋次作 目玉』
仲入り
林家正雀  『豊竹屋』
柳家さん喬 『文七元結』

なんといっても さん喬さんの『文七元結』が素晴らしい。この季節が舞台です。長兵衛に意見をする吉原・佐野槌の女将さんがいいねえ、名女優の演技みたいというのが、我が家の帰り道での会話です。正雀さんの音曲噺『豊竹屋』もよかった。なんでも義太夫にしてしまう横丁の義太夫狂・節右衛門の噺。完全に理解はできないのですが、好い心持ちになります。古き良き時代の趣味人の世界です。

高座から良いお年を、の声がかかりお開きです。

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2017年12月第5週の「わたし的週末映画ガイド』です。『バーフバリ 王の凱旋勝手』が楽しみ。

2017-12-30 | 映画レビュー
12月第5週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は3本。このタイミングで初日をセットする意味がよくわかりませんが。

今週必ず観ます、という一本は、
『バーフバリ 王の凱旋』
キャッチフレ―ズがすごいです。「世界興収300億円突破! すべてを超えた映画詩情最大の叙事詩、ここに完結」。

以下は4月に前作を観たときの投稿の一部。

「舞台はいつの時代かわかりませんが、昔のインドのどこか。敵に追われた女が乳飲み子を残し絶命するところから映画は始まります。もうそこからずーっとクライマックスね。ホリの深い、こいーいイケメン男女(どのひとも似てみえる)の大ロマンスあり(もちろん歌って踊る)、マッチョな男女の肉弾バトルあり。この子供が伝説の英雄になっていくというお話ですが、その子の親の時代の話と子供の時代が入り混じりまして、これでもかのくどさです。ま、それがファンにはたまらないのですが、えっ、これで終わりかよ、というところで次回に続く。138分はインド映画では短い方。国際バージョンでしょうかね。……こういうのは大きな画面が一番です。見せ場多すぎが、しいていうと難点かなあ。インド映画の世界感というか、もうひとつの別の美意識といいましょうか、そういうの感じました。」

今回は141分です。自分が伝説の王バーフバリの息子であることを知った主人公が、いよいよ圧制者に戦いを挑む、ってわけです。楽しみ。

今週は夕刊はお休みですので、雑誌2誌のみ。『バーフバリ 王の凱旋』は絶賛している評者が結構います。





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2017.12.29 ことしの映画館通いは最後。ラピュタ阿佐ヶ谷で『喜劇とんかつ一代』を観る。川島雄三監督はこれでことし14本になりました。

2017-12-29 | 映画レビュー
たぶん今日でことしの映画館通いは最後です。カミさんを誘ってラピュタ阿佐ヶ谷。『喜劇とんかつ一代』、またしても川島雄三監督作品。森繁久彌、加東大介、フランキー堺、三木のり平…と社長&駅前シリーズでおなじみの東宝コメディ陣が並びます。

森繁は上野に店を構える、とんQの親父。「青竜軒」でフランス料理の修行をしたが、コック長の妹と駆け落ち、とんかつ屋を始めたという設定です。湯島の老舗、井泉がモデルといいます。オカミさん役の淡島千景と森繁が「ヒレカツは蓬莱屋、ソースは井泉、油はうちが開発した」と自慢します。

久しぶりに観ましたが、やはり素敵なコメディ映画です。1963年、オリンピックの前年らしい描写もちらほら。怪しげなのり平さんが開発中のクロレラの話題とか、そういえば山茶花究と益田喜頓が共演しているけれどこのふたり、あきれたボーイズじゃないか!とか、細かいところも楽しめます。

冒頭とエンディングで森繁さんが歌う「とんかつの唄」がいいですね。

とんかつが喰えなくなったら
死んでしまいたい…
とんかつの
油のにじむ接吻をしようよ

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2017.12.27 角川シネマ新宿で『女は二度生まれる』を観る。「大映女優祭」の一本。傑作です。ことし、これで川島雄三監督作品は13本目。

2017-12-27 | 映画レビュー
角川シネマ新宿で、『女は二度生まれる』を観る。「大映女優祭」の一本。傑作です。ことし、これで川島雄三監督作品13本目。

後輩が幹部社員向けのセクハラ、パワハラ講習会にでて、いやあもう何もうかつにいえません、なんていっていたけど。この映画はすごいぞ。設定もそうですが、全編セクハラ的セリフでいっぱいです。もうこういう映画は作れないでしょうね。

若尾文子が演じる主人公は、靖国神社の近く、九段の花柳界で働く芸者さんです。「みずてん芸者」といったそうですが、特に芸はなく、お金で自由になる芸者さんです。1961年の作品。そういう仕事が当たり前に存在したんでしょうね(いまもあるのかな?)。九段上。トヨタレンタリースのあたりでしょうか。そのあたりに九段の三業地(芸者の置屋、料亭、待合)があったようです。昔のP社の近くだな。

芸者さんの名前は小えん。色っぽくて、惚れっぽくて、結構さばさばしている。こういう人に熱をあげる気持ちはわかります。山村聡、山茶花究、フランキー堺といった男たちがメロメロになっていきます。魔性の女というより、可愛い女。若尾文子さん、とてもいいです。

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