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2018.2.23 神保町シアターで成瀬巳喜男監督の『夫婦』(1953年)を観る。#神保町シアター #シネマヴェーラ渋谷

2018-02-23 | 映画レビュー
夜は神保町シアターで成瀬巳喜男監督の『夫婦』(1953年)を観る。

上原謙と杉葉子は結婚6年目の夫婦。地方勤務から東京に越してきたが、住宅難で、やむを得ず、同僚でひとり者の三國連太郎(こわくない優男)が住む一軒家に間借りする。微妙な三角関係が生じて…、という話だが、特に大事件が起きるわけではない。上原謙は、身勝手で、成り行き任せ、でも色男、いたって平凡なサラリーマンの役。その日常がたんたんと描かれます。いかにも成瀬監督の作品。DVDやテレビでなく、映画館でじっくり観るのがしみじみとして良いです。

神保町シアター、きょうで1月から続いていた「池部良と昭和のダンディズム」は終了。明日からは「赤川次郎と現代ミステリーの世界」(〜3/23)です。80年代の角川映画が中心ですが、瀬々敬久監督『冷血の罠』とか、須川栄三の『けものみち』なんてのは観たいと思います。

たくさんおいてあるチラシのなかで、シネマヴェーラ渋谷で3月末から始まる「ニッポン・ノワール」(3/31〜4/20)のを見つけました。おそらく今日あたりから配布開始だと思います。日本版のフィルムノワールを集めた特集です。これがすごい! 上映される24本、ほとんど知らないタイトルばかりです。『8時間の恐怖』『地獄の曲がり角』『夜の配役』『麻薬3号』『狂った脱獄』『昼下りの暴力』…50年代末から60年なかばにかけて邦画各社で作られた犯罪映画が並びます。興味あり。誰か詳しい人の解説がほしいなあ。





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