きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.2.3 渋谷ル・シネマでウォン・カーウァイ『欲望の翼』を観る。あちこちがおしゃれです。

2018-02-03 | 映画レビュー
渋谷ル・シネマで『欲望の翼』を観る。今日が初日。午後の回は満席だったそうです。夕方の回はそこまでではなかったですが。

ウォン・カーウァイの1990年作品。リアルタイムではなく、ビデオでたぶん10年位前に観ています。昨年のカーウァイ特集上映でもこれだけは上映されませんでした。今回はデジタルリマスター版でのリバイバル上映。久しぶりでしたが、冒頭のハートわしづかみの名セリフと難解で意味不明のラストは、しっかり覚えてましたね。

ひとけのないサッカー場の売店で、瓶入りのコカ・コーラを二日続けて買い、店員のマギー・チャンに、レスリー・チャンが「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない」とくどく。歯のういたセリフもレスリーなら許そう。このシーン、絶対忘れません。

レスリーを中心にした香港の青春群像劇。バックに流れるザビア・クガートとロス・インディオス・タバハラスのラテン・ミュージック、ペーブメントに篠突く雨、ミルクグラスのティーカップ、腕時計…あちこちがおしゃれです。


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2018年2月第1週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は19本。かなり粒ぞろい。『欲望の翼』は必ず観ます。

2018-02-03 | 映画レビュー
2月第1週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は19本。しかもいい作品ぞろい、チョイスはかなり悩みます。

今週必ず観ます、という一本は、
『欲望の翼』
ウォン・カーウァイ監督の2作目、1990年作品デジタルリマスター版の公開です。レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンという、今考えると信じられないキャストの青春映画。レスリーをもう一度、大スクリーンで!

他の作品で気になったのは。
『スリー・ビルボード』
レイプ殺人で娘をなくした中年女性が進まない捜査に立腹し、街道筋に告発の大看板をたてて…、予告は何度も観て、いまひとつ触手が延びなかったのですが、この評判のよさをみると、観るべきかと。

『羊の木』
さびれた港町に6人の訳あり男女が移住。そのすべてが元殺人犯だった、というミステリー。田中泯、松田龍平、北村一輝、市川実日子とならぶと、観たくなります。監督は吉田大八だし。

『苦い銭』
中国のドキュメンタリスト、ワン・ビンの作品。浙江省に出稼ぎにきた縫製工場の女子工員たちを描きます。

『東の狼』
奈良・吉野、幻の狼を追い求める老ハンターの物語。なんといっても主演藤竜也ですから。

『blank13』
映画好きで知られる斎藤工が「齊藤工」名義で初監督した(面倒くさいなあ)。どんなもんでしょう。シネマート新宿1館、夜の回だけの公開です。13年ぶりに再会した父子の話。リリー・フランキーと高橋一生が主演、高橋の恋人役に松岡茉優、これそいま旬というキャスティングです。リリーさんは『巫女っちゃけん』にも出演してます。

いや、こう選びましたが。今週は『仮面ライダー』とアイドルなんちゃら以外はどれも機会と時間があれば観たい作品です。困りましたね。





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