きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.4.29 番外編 連休中に読む本ーデーヴィッド・マークス著『AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語』

2018-04-29 | 映画レビュー
横浜で用事があっての帰り。有隣堂で『AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語』をみつけたので買う。ゴールデンウイークはこの本を中心に、積んである本を読むことにします。

最初に知ったのは『フリースタイル』というリトルマガジンの最新号。ここでこの本の著者デーヴィッド・マークスにインタビューした特集が掲載されていたんです。これが面白かった。ききては鏡明氏です。その書き出しはこんな風。「どうやら日本の男性ファッションは独自の発展をしたらしい。デーヴィッド・マークス氏の『AMETORA』は、VANから始まったこのプロセスを丁寧に検証し、この日本のスタイルが、いまやアメリカに影響を与えていることを教えてくれた」。

マークス氏によれば「石津謙介がVANでやっていたアイビー・ファッションは一応存在してたんですけど、それは50年台とか、63、4年くらいまでで……一般的な日本人がアイビーはこういうことだと気付いたときにアメリカではアイビーはなくなっていた」。つまりあれは、石津謙介さんや、くろすとしゆきさんといったアイビー教の教祖さまたちがひねりだした壮大なフィクションだったてこと!? らしい。

マークス氏は、国会図書館に通って日本のメンズマガジンを徹底的に読み込んだとのこと。「そういえば国会図書館にもない資料があるんですね。『Made in U.S.A catalog』。これは讀賣新聞社(版元)の図書室にもないんですよ」。って、あのPopeyeのテスト版として木滑さんらが讀賣でだしたMOOKのことですが。これ結構古本屋じゃ高いみたいですね。







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2018.4.28 シネマート新宿で今日封切りの『犯罪都市』を観る。マ・ドンソク、いいね!

2018-04-28 | 映画レビュー
シネマート新宿で今日封切りの『犯罪都市』を観る。もう笑ってしまうくらい痛快なバイオレンス刑事もの。『新感染 ファイルエクスプレス』で影の主役といわれたマ・ドンソクの主演作。チンピラの小競り合いにたまたま遭遇し、携帯で電話しながら片手でひょいと刃物を取り上げ軽くのして、去っていくタイトル前での登場シーンからもう、かっこいい。ソウルのヤクザ抗争に中国・朝鮮族の過激ヤクザが絡む。マッチョだが女性には丁寧で、子どもにもやさしい、賄賂はもらうが正義が優先。適度にユーモラスなシーンもあり、ドンスクをみてるだけで楽しい大人のアクションでした。





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2018年4月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。『犯罪都市』は必ず観ます!

2018-04-28 | 映画レビュー
4月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週の公開本数は14。なかなかの粒ぞろいです。

すでに観たのは、昨年の東京国際映画祭で上映された
『スーパーシチズン 超級大国民』
台湾映画です。国民党による50年代の白色テロで投獄され仲間を売った老人が主人公。日本人にとっては他人事ではありません。「とてもやりきれない話ではあります。苔むした墓石にぬかずくシーンでは涙がでてきて仕方がありませんでした。」というのが観たときに私のFB書き込みです。もう一度観てもいいな。

必ず観よう、と思っているのは。
『犯罪都市』
昨年公開の韓国ゾンビ・パニック傑作『新感染』で、観た人の間では大人気だったやや太めのワル、マ・ドンスクが、こわもて刑事に扮し、韓国ヤクザと中国マフィアとドンパチ、という楽しそうな映画です。

気になる作品、観たい順に。
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
現代アート美術館のキュレーターが手掛けたインスタレーション展示が、さまざまなトラブルをまきおこす、というふうな話とみました。美術館が舞台というのは興味あります。カンヌ映画祭、昨年のパルムドール作品。

『オー・ルーシー!』
43歳のおひとりさまOLが英会話をはじめて…。平柳敦子監督が、桃井かおり主演で作り評価の高かった自作短編を長編作品として再映画化。予告を観ると主演の寺島しのぶがいい感じ。

『パティ・ケイク$』
ニュージャージーの劣悪な環境、太っててそんなに美人でもないパティがラップで成功を目指すという青春感動ドラマ。サンダンス映画祭で話題になったそう。

『君の名前で僕を呼んで』
4Kデジタルで再上映される『モーリス』にしても、こういうボーイズ・ラブ風の映画はあまち興味ないのですが、とても評判がよいので。脚本のジェイムズ・アイボリーはアカデミー脚色賞受賞してましたね。

ま、そんなところでしょうか。アベンジャーズは多分観ないな。





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2018.4.25 新宿ピカデリーで『さよなら、僕のマンハッタン』を観る。とても好きな映画です。

2018-04-25 | 映画レビュー
新宿ピカデリーで『さよなら、僕のマンハッタン』を観る。原題は『The Only Living Boy in New York』。サイモンとガーファンクルの名曲(邦題は『ニューヨークの少年』)からとっていて、歌もタイトルもうまく劇中に使われています。男の子の自分探しの映画かと思ったら彼をとりまくシブイ大人たちの物語でもありました。ジェフ・ブリッジス、ピアース・ブロスナン、シンシア・ニクソンと役者が揃いました。秋のニューヨーク、いいですね。とても好きな映画です。



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2018.4.23 シアターイメージフォーラムで『シューマンズ バー ブック』を観る。ちょいワル親父風伝説のバーマンがかっこいい。

2018-04-23 | 映画レビュー
シアターイメージフォーラムで『シューマンズ バー ブック』を観る。

ドイツの伝説的なバーテンダーで、世界的なベストセラーになったレシピ本の著者、チャールズ・シューマンが世界を旅し、カクテルのすばらしさ、バーのすばらしさを語るドキュメンタリー。

シルバーのロングヘア、ノータイに派手な色のゆったり目のスーツ、裸足に革靴のいかにも「ちょいワル風」の親父をみてるだけで楽しい気分になってくる。ミュンヘン、ニューヨーク、ハバナ、そして東京。おしゃれなバーの外観やざわついた絵tんないの雰囲気も好きです。流れる音楽も素敵。ジャズ、ラテン、ラストのシャンソンは『詩人の魂』でしょうか。

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