きょうも映画館通い by Banzong

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2018年5月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。オススメは『軍中楽園』。

2018-05-26 | 映画レビュー
5月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週の公開本数は19。

このなかで試写を観させていただいたのは2本。
『軍中楽園』
1979年、大陸至近の金門島に実在した軍人慰安の官製娼館を舞台にした台湾映画。主人公は殺人の罪を犯し、減刑を条件にここに来た、といった風に娼婦たちは様々な過去を持つ。客の兵隊もしかり。ラストが切ない。『帰らざる河』のテーマが効果的に使われています。オススメ!

『ゲティ家の身代金』
ゲティ家とは、ロサンゼルスのJ・ポール・ゲティ美術館で知られるアメリカの総資産1.4兆円という大富豪。1973年ローマでおきたその御曹司誘拐事件を映画化しています。完成間近に老富豪を演じていたケビン・スペイシーのセクハラが発覚、急きょクリストファー・プラマーを代役として、すべて取り直したことが話題になりました。リドリー・スコット監督はこういうサスペンスも得意なんです。

これは観ます、という一本は
『ファントム・スレッド』
時代は1950年代、ロンドンのファッションの世界。ダニエル・デイ=ルイス演じるのは高級服飾店のデザイナーで仕立て屋です。レストランのウエイトレスに魅せられ、モデルとして雇うのですが…。スリリングな展開するラブアフェアー、ちゅう感じですかね。

気になる作品は3本。
『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』
山田洋次監督作品はとりあえず観ます。

『友罪』
瀬々敬久監督作品は観逃せません。

『犬ケ島』
黒澤明を尊敬するウェス・アンダーソン監督によるストップモーションアニメ。舞台は近未来の日本の都市。「近未来のはずの風景やキャラクターの昭和のにおいが漂う」(讀賣)。

* * * *
最近観た日本映画3本。

それほど期待しないで観た『のみとり侍』が意外や面白かったですね。明るい艶笑コメディ。真面目な阿部ちゃんがプレイボーイの豊川悦司について、性の極意を勉強するシーンとか笑えます。

「警察じゃけえ、何をしてもええんじゃ!」とうそぶく役所広司。『孤狼の血』は東映”県警対組織暴力”、広島弁が楽しいですね。

『いぬやしき』は「ファンタジーじゃけえ、何をしてもええんじゃ!」といいたそうな映画でした。



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