きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.2.17 TOHOシネマズ渋谷で『祈りの幕が下りる時』を観る。面白かったあ。

2018-02-17 | 映画レビュー
たまたま時間があった映画、ということで観た『祈りの幕が下りる時』。TOHOシネマズ渋谷はこれで3日連続です。いやあ、面白かったあ。TVドラマの映画版だから、東野圭吾原作だから、興行ベストテン2週連続1位だから、と気取ってこういう作品をパスしていた自分を恥じるべき、と思いました。

葛飾で起きた絞殺事件と、主人公の阿部寛扮する日本橋署刑事の、昔彼と父をすてて出奔した母の話が、捜査のなかで交わる。明治座にかかるお芝居の、注目の演出家役が松島菜々子で、彼女が事件の鍵をにぎります。あの『砂の器』を彷彿とさせるストーリー。日本橋周辺のいくつかの橋や、人気観光スポットも映画の重要な要素であり、そういう風俗スケッチも楽しい。

入り組んだ話ではあります。説明過多寸前ではありますが、ていねいなスーパーとナレーションで、テレビのドラマのようにわかりやすい。監督は半沢直樹シリーズもてがけたTVのディレクター、福澤克雄。春風亭昇太演じる捜査主任が、要所要所で「わかった!」と大声で捜査状況を説明してくれるのは、金田一シリーズの加藤武みたいで笑えます。ちらりとカメオ出演する有名俳優も含め、役者もなかなかのキャスティングです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年2月第3週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は15本。ピエール瀧、リリー・フランキー、白石和彌監督『サニー/32』は必ず観ます。#サニー

2018-02-17 | 映画レビュー
2月第3週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は15本。このくらいがいいですね。

今週必ず観ます、という一本は、
『サニー/32』
女性を拉致監禁して…というテーマはあまり好きじゃないですが、ピエール瀧、リリー・フランキー、白石和彌監督という『凶悪』トリオの作品となると別。

気になる作品。
『グレーテスト・ショーマン』
ヒュー・ジャックマンが19世紀の興行師バーナムを演じるミュージカル。評判よさそうなので。

『ライカ』
今関あきよし監督が、モスクワでオールロケした作品。ライカは、スプートニクで宇宙にとんだ犬からとった主人公のあだ名のようです。日本人女性とロシア女性の友情物語。

『ウイスキーと2人の花嫁』
大戦中のスコットランド、大量のウイスキーを積んだ貨物船が沈没し…。『サンタ・ヴィットリアの秘密』とか、こういう設定好きです。

他にも。
『リバーズ・エッジ』ー岡崎京子原作、二階堂ふみ主演。
『ザ・メイヤー 特別市民』ーチェ・ミンシクが汚職、恐喝、殺人と影でいろいろやってるカリスマ市長役。
『長江 愛の詩』ー映像はよいが難解、というから多少観る意欲をそがれている中国映画。
あたりは時間あったら観ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018.2.16 TOHOシネマズ渋谷で『羊の木』を観る。

2018-02-17 | 映画レビュー
今日もTOHOシネマズ渋谷。『羊の木』を観ました。TOHOには通っているもんで、何度も予告を観せていただいて、設定は頭に叩き込まれておりました。

過疎対策もかねた国家の極秘プロジェクトで、寂れた港町(ロケをしたのは富山の魚津市)に仮釈放中の元殺人犯6人が移住してくる。松田龍平(私には『散歩する侵略者』のイメージ引っ張ってます)、田中泯(目のあたりに刀傷があるんです)、北村一輝(こゆくて、いつも舌舐めずりしているんです)、市川実日子(ひとことも発しないんです)、優香(妙にいろっぽいんです)、そして水澤紳吾(サイタマノラッパ―です)。彼らの面倒をみるという気の毒な役回りが、人の良さそうな市役所の職員錦戸亮クン。

もう何かおきないはずがない感じです。誰が事件の引き金をひくか、私の想像はほぼあたっていました。約2時間、ブラックで、やや無理のある設定ではありますが、退屈しないサスペンスでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする