きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018年3月第5週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週も公開は13本。やはり観るべきは『ペンタゴン・ペーパーズ』かな。

2018-03-31 | 映画レビュー
3月第5週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週も公開は13本と少なめ。TOHOシネマズ日比谷のオープンに合わせてセットされた洋画話題作が並びます。

このうち『グレート・アドベンチャー』は昨年の中国映画週間で『ザ・アドベンチャーズ』のタイトルで観ています。アンディ・ラウの『ミッション:インポッシブル』ですね。ジャン・レノもでてる。がんばっている映画ですが…。

今週必ず観ます、という一本は。
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』
やはり、これかな。1971年、ベトナム戦争を分析した国務省の機密文書をめぐるワシントン・ポストの物語。スピルバーグだしな。

気になる作品は。
『ウィンストン・チャーチル』
ゲイリー・オールドマンとアカデミーメイキャップ賞の出来栄えを観てみましょう。

『トレイン・ミッション』
突然解雇された男に、帰りの通勤列車内でふりかかるトラブルを描くサスペンス。リーアム・ニーソンはあってる感じがする。

他に。
『レッド・スパロー』はロシアの女性スパイもので、たぶん普通に楽しめそう。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』はリュック・ベンソンのフランス製SF。
『川越街道』はPFF出身監督の作品。「40歳の引きこもり男が、母親を探して埼玉県川越市から東京池袋を結ぶ川越街道を旅し…」という解説がなんとなくおかしい。





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2018.3.30 渋谷の丸善ジュンク堂で『MOVIE TREASURE✭SELECTION』という小冊子を見つけた。面白いフリー雑誌です。

2018-03-30 | 映画レビュー
渋谷の丸善ジュンク堂で『MOVIE TREASURE✭SELECTION』という小冊子を見つけた。洋泉社の宣伝用のものでタダだった。これがなかなか面白くて。立ち見で読んでしまったのが、樋口尚文著『映画のキャッチコピー学』についての、関根忠郎さんのエッセイ。この本、着想がいいのと懐かしいので、好きな一冊なのですが、伝説の惹句師関根さんの感想を聞きたかった。「著者・樋口尚文さんの賢明な手捌きが快感だ」と絶賛されている。こりゃ、樋口さんは喜んだだろうな。

『平成特撮の夜明け』について書かれた中沢健さんのレビューを読んで、この本のタイトルの意味を理解した。なるほど、これは読んでみよう、と思った。モルモット吉田さんの秘宝セレクション『映画評論・入門』も面白く読んだが、彼は「映画本 読み買い日記」という連載を書いている。映画を観て、映画の本を買い…、私も似たようなことをやっているが、この人には負けます。古本まつりで10冊以上買い「これくらいで勘弁してやろうと帰ろうとすると」という表現があるのだけれど、吉本新喜劇みたいで傑作。4冊以上本買うとこういう気分になる。今日は風邪っぴきなので、私も映画行きを我慢して、たくさん本を買って帰る。



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2018.3.26 『ラッキ―』を渋谷アップリンクで観る。ロビーでイラストレーター高松啓二さんの作品展開催中。

2018-03-27 | 映画レビュー
ハリー・ディーン・スタントンの遺作『ラッキ―』を渋谷アップリンクで観る。この映画、好きだなあ。ことし観た愛すべき映画、3本目です。

アップリンクで観たのは、今日までこの映画館のロビーで、親しくしていただいているイラストレーター、高松啓二さんの作品展が行われていたから。スタントンファンで、頼まれもしないのに、この映画をテーマにイラストを描いたところ、それを知った配給関係が是非に、と企画化。急きょ特別展示が決まったそうです。いい感じでしょ。

映画の舞台はメキシコ国境に近いアメリカ西部の小さな町、90を越えた”ラッキー”とあだ名される独り身の老人の日常を実に淡々と描いています。老人のつぶやくアフォリズム、彼をとりまく人間たち(なかにデビッド・リンチも)との会話、時々流れるマリアッチ、砂漠の風景など、ペキンパーの西部劇や、『パターソン』なんかすきな人にはたまらない作品です。2015年のアメリカ映画。この映画を撮り終えて2017年、スタントンは91歳で他界しています。

展示を観たら、高松さんとばったり会い、映画のあとはIさん、Sさん、Yさんと映画談義となりました。今日は禁酒をカミさんに言い渡されていたのですが、やむをえません。楽しい夜になりました。



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2018.3.24 池袋・新文芸坐で『驟雨』『銀座化粧』、ラピュタ阿佐ヶ谷で『三十六人の乗客』と、日本映画を堪能を堪能しました。

2018-03-24 | 映画レビュー
今日は名画座三昧。池袋・新文芸坐で『驟雨』『銀座化粧』の成瀬巳喜男監督2本立て、ラピュタ阿佐ヶ谷で『三十六人の乗客』と、日本映画を堪能しました。

文芸坐はいま「香川京子映画祭」(30日まで)。『驟雨』(1956年)は原節子さん、『銀座化粧』(1951年)は田中絹江さんが主演。20代前半の香川さんはともに二番手あたりで、おふたりの妹的な役割です。清楚でもうひたすら可愛い。わざとらしさが微塵もない。

2本とも何度か観てますが、お目当てはの『銀座化粧』。じっくり観たあと家に戻り、あの大瀧詠一さんによる超詳細なこの作品の撮影場所分析を読み直そうという計画です。この分析が掲載された「東京人」2009年11月号はいつ読んでも楽しめます(amazonだと4000円はする稀少本)。川本三郎さんが聞き手になった「大瀧詠一の"映画カラオケ”のすすめ」という特集記事、樋口尚文さんの「”東京映画”を周遊する」、川本さんの「警視庁物語」について書かれた一文などなど。今夜はこれで夜更かしだな。

その前に阿佐ヶ谷。『三十六人の乗客』(1957年)は「石上三登志スクラップブック ミステリ劇場へようこそ」の一本です。強盗殺人犯が逃走中、夜行スキーバスに紛れこんだという設定の、有馬頼義原作ミステリを映画化したもの。なぜかその中に偶然、刑事の小泉博が客として同乗していて、犯人を探します。多々良純、千秋実、森川信、中谷一郎、佐藤允などの乗客がみんな怪しいが。監督は杉江敏雄。結構いいです。





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2018年 3月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は13本。『ボス・ベイビー』は必ず観ます!

2018-03-24 | 映画レビュー
3月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は13本。うち、21日祭日公開が3本。

今週必ず観ます、という一本は。
『』
突然赤ちゃんがやってきて、弟だといわれ戸惑う7歳の兄。ところがこの赤ちゃん、見た目とはちがいオッサンで産業スパイだった。という、記事を読んでもいくつか???が浮かぶ。でも面白そう。

気になる作品は。
『BPM ビート・パー・ミニット』
昨年のカンヌグランプリ。90年代パリ、エイズ患者の生きる権利を守ろうと立ち上がった若者たちの青春物語。

『サイモン&タダタカシ』
PFFスカラシップ作品。男子高校生ふたりのロードムービーのようです。朝日・山根貞男さんの評では「監督は小田学。ぴあフィルムフェスティバルから注目すべき新人が出てきた」。これは観ておかねば。

『大英博物館プレゼンツ 北斎』
昨年秋、大英博物館で開催された『北斎展』とその舞台裏をまとめたドキュメンタリー。外国人の捉え方に興味があります。

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