きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.10.5、TOHOシネマズ渋谷で『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』を観る。

2017-10-05 | 日記
TOHOシネマズ渋谷で『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』を観る。

人気コミックの映画化だそうです。それ読んでいませんし、奥田民生も、聴いているけど…くらいなんですが。設定といい、ドラマの展開、セリフ、久しぶりに楽しい青春映画を観た、という感じです。

主人公の妻夫木クンはライフスタイル雑誌の編集者。いくつかの版元が制作にからんでますので、編集部の描き方はそれらしく、一応業界の片隅にいる私でも、ありそう、いそうと思います。『バクマン。』のときもそうでしたが、そのあたり、大根仁監督の、どこか嘘っぽいけどリアルな世界の描き方が好きです。

妻夫木クンを誘惑するファム・ファタール魔性の女、水原希子は、うん、こんなのに出会ったら大変、と思わせます。安藤サクラ、松尾スズキ、天海祐希、新井浩文など、出て来る役者がみんな魅力的。なかでも大根作品としては『SCOOP』に続くへんな役のリリー・フランキーさんがサイコー。きっと、彼がライターやってたころ出会った誰かのイメージなんでしょうね。内田裕也のPARCO CMへのオマージュもいいじゃないですか。

途中の修羅場がちと残念。それでも、今年観た日本映画では、かなり好きな部類に入る一本です。

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2017.10.3 渋谷アップリンクで『スティールパンの惑星』を観る。ミニコンサート付き!

2017-10-03 | 日記
夜はアップリンクで『スティールパンの惑星』を観ました。カリビアン・ミュージックでよく使われる、ドラム缶の底を叩いて作った楽器スティールパンが、トリニダート・トバコでどんな風に生まれ、広がったか。その再現ドラマと、現代の現地のカーニバルが並行して描かれます。演奏されるのは知らない曲ばかりですが、60台のパンでいっせいに奏でるとすごい迫力です。一曲だけハリー・ベラフォンテの『さらばジャマイカ』がちらっと出てきます。同じカリブの歌。このスティールパンによく合います。

21時からの上映。80分くらいの映画ですが、毎日スティールパン・ミュージシャンのミニライブがあるんです。今日の出演はは山田園恵 & 細田好弘 (Guiter)。料金は2000円均一。映画のあとの趣向としてはすばらしい! ライブで生の演奏をきくと、格別の音色ですね。

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2017.9.30 TOHOシネマズ渋谷で『僕のワンダフル・ライフ』を観る。やはり泣きました。

2017-09-30 | 日記
初日の『僕のワンダフル・ライフ』をTOHOシネマズ渋谷で観ました。お昼の2時頃予約したのですが、ほぼ満席。やむなく2列目で。でもこちら、案外前列でも観やすいんです。

ググると犬の寿命は10-13年、とあります。この映画は、50年で3回生まれ変わり、最愛の飼い主と再会するワンちゃんの輪廻転生物語です。やはり泣きました。カミさんはボロ泣きでした。観終わって珍しくカミさんから質問がないのは、これはこれでよくできている証左といえるのではないでしょうか。

帰りは東北沢のお気に入りのおでんやさんで、おもうさま食べて飲みました。ハッピーエンドの映画、幸せな気分の夜です。

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9月第5週の「わたし的週末映画ガイド」、今週是非観たい一本は『僕のワンダフル・ライフ』。

2017-09-29 | 日記
9月第5週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開される映画は20本。多いですね。

このうち、『ドリーム』は春の香港行きの機内で観ました。1960年代初頭、マーキュリー計画時代のNASAを舞台にした、黒人女性スタッフの存在と活躍を描いた作品です。知らないことばかりでしたし、善玉悪玉がはっきりしていてわかりやすく、結構楽しく観ました。

今週の1本は。
『僕のワンダフル・ライフ』
3回生まれ変わって、仲の良かった飼い主と再会する。ワンちゃんの輪廻転生物語です。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のラッセ・ハルストレム監督作品。あ、『HACHI 約束の犬』もこの人か。これは必ず観ます。

気になる映画は。
『パーフェクト・レボリューション』
障がい者のセックス、というきわどいテーマですが、なんといっても主演のリリー・フランキーさんの魅力で、観たくなります。恋人役で風俗嬢を演じるのは清野菜名。『やすらぎの郷』で石坂浩二を惑わした女の子ですね。

『ソウル・ステーション パンデミック』
大変面白かった『新感染ファイナルエクスプレス』のヨン・サンホ監督のアニメ。『新感染』の前日譚です。もちろんこちらの方が先に作られています。イスラエルのアニメ『戦場でワルツを』のような、リアルな絵のアニメです

『ポルト』
とても印象的な予告編( http://mermaidfilms.co.jp/porto/ )です。男と女がポルトガルの夜のカフェで出会う、そのシークエンスだけで構成されています。そしてふたりがどうなったか…。ジム・ジャームッシュ製作、ブラジル出身のゲイブ・クリンガーの初監督作品です。

『AMY SAID エイミーセッド』
ディケイドという芸能プロの25周年記念映画。40代の男女8人が夜のバーで再会し、という群像劇です。所属の役者さんが勢揃いするわけですが、渋川清彦とか、渡辺真起子、村上虹郎など、ちょっとした「脇役グラフィティ」。この顔に見覚えあり、が並びます。

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2017.9.28 TOHOシネマズシャンテで『スイス・アーミー・マン』を観る。ぶっ飛んだ映画です。

2017-09-28 | 日記
TOHOシネマズシャンテで『スイス・アーミー・マン』を観る。ぶっ飛んだ映画は大好きです。それもゴチャゴチャ文句いわせず、荒唐無稽なお話を圧倒的な力で引っ張っていってくれるのがいいです。まさにこの作品がそういう感じです。

無人島に漂着、絶望の末に首をくくろうとした青年の前に、死体が流れ着く。が、この死体が傑作で、水がほしいときは口から水をだしてくれるなど多機能、スイス・アーミーナイフのように便利なんです。死体が発するおならをジェット噴射として使い、水上モーターボートになってしまうのです。死人にかんかんのうを踊らせるぞと脅すのは落語の『らくだ』ですが、あれの上をいきます。らくだのように、踊らせたりももちろんします。

序盤はわくわくします。死体役が「ハリーポッター」のダニエル・ラドクリフ。おならとか、死体にマスターベーションさせるとか、中学生が好きそうなギャグが多く、途中少し飽きました。期待過剰だったのか、大コーフンの後味ではありません。サンダンス映画祭で評判となったアメリカん・インディーズの作品です。

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