きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.8.31 ネットフリックスで『okja オクジャ』を観る。

2017-08-31 | 日記
今日は出歩くのをやめ、家でテレビです。夕食をとりながら『やすらぎの郷』の録りダメを消化。メインはお試し中のネットフリックスで『okja オクジャ』を観ました。今年のカンヌで、ネット配信の映画の映画祭コンペ出品の是非が話題になったボン・ジュノ監督作品。韓国では劇場公開されましたが、日本では配信のみ。今週の全米興行ランキングで2週連続1位の『ヒットマンズ・ボディガード』も、もうすでにネットフリックスで配信中。そういう時代なんですね。

というわけで『オクジャ』。韓国の山奥で育てられた巨大な動物オクジャと彼女(女の子なんです)を育てた少女の物語です。ブタとカバに似た、かわいい生きものなんですが、『キングコング』以来の、このタイプの映画ではおなじみの展開で、ソウルに引っ張りだされ、ニューヨークに連れて行かれることになります。オクジャの出生の秘密が、アメリカの企業のおいしい肉を作るという計画の結果というあたりがちょっとブラック。野生で少女とのびのびと暮らすオクジャ(もちろんCGですが)はとても魅力的です。が、都会にでてからが雑。あまり後味はよくありませんでした。
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2017.8.30 ユーロスペースで『映画監督外山文治短編集』を観る。

2017-08-30 | 日記
21時からユーロスペースで『映画監督外山文治短編集』を観る。自主製作の監督の30分前後の作品3本を上映します。

老々介護で疲れたおじいさんの見た夢ー『此の岸のこと』。芳根京子主演の『わさび」は、父の病気を機に寿司屋を継ぐことを決めた女子高生の一日を描いています。他に下條アトムも出演。最新作の『春なれや』は吉行和子主演、村上虹郎が共演。60年前に植えたソメイヨシノを求めて徘徊する老女のお話です。三本ともあたたかい眼差しを感じる短編。小雪舞う飛騨高山、熊本菊池の万年桜など、風景も絶妙でした。

監督が配給から宣伝までひとりで担当しているという「個人映画」。こんな時間なのに、上映前に毎日トークショーまでやっているのです。今日のゲスト、下條さんが話したエピソードが印象的でした。実は、自分が演じたこの映画の肝ともいえるいいシーンがあったのだが、監督はあえて編集でカットしたとのこと。映画はセリフで語りすぎない方がよい。近頃無意味に長い映画が多いのですが、こんな風に短くても深い味わいをもった作品を作った外山さんがこのあと、どんな長編にいどむか楽しみです。

ユーロスペースで26日から2週間の限定レイトショーの予定でしたが、好評につき公開期間が3週間に延びたそうです。
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