きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.10.21 中国映画週間3本目。TOHOシネマズシャンテで『ボーン・イン・チャイナ』を観る。

2017-10-21 | 映画レビュー
中国映画週間3本目。やっと、なんとか楽しめる映画に出会えました。陸川(ルー・チューアン)監督の『ボーン・イン・チャイナ』というドキュメンタリー。TOHOシネマズシャンテで観ました、特に気にしていなかったのですが、これがオープニング作品だそうで、映画週間の開会式と陸川のトークショー付きでした。「中国チャイナドレス日本総会」というやや落ち着いた感じのご婦人たちによる謎のショーで開幕。これは何でしょう? …ま、いいか。

米ディズニー・ネイチャーと中国の合作。中国奥地でパンダやキンシコウ、タンチョウ、ユキヒョウなど希少動物たちの春夏秋冬を追います。米英中の混成部隊による制作。ディズニーのチームは娯楽性を、BBCのチームは学問的な視点を、陸川はそこに作家性を盛り込んだといいます。撮った膨大な映像を編集するなかでドラマ風に仕立てています。パンダやキンシコウのシーンはおかしいし、可愛い。四季の自然も素晴らしい。ナレーションの周迅(ジョウ・シュン)もいいね。

陸川には『ココシリ』(2004年)という名作があります。チベット高原北部のカモシカを狙う密猟者を取り締まるパトロールチームを描いた作品。「その頃に比べると動物たちは随分保護されていると感じた」という。やはりどんな政治でも安定するとそういうことはあるのでしょうね。

映画週間のパンフ(1080円)を買いました。P20の陸川監督の紹介をみると。2004年作品『フフシリ』? 『九層妖塔』の興収7億円? 7億元では? と誤植が目につきます。作品名はほぼ原題のまま。『項羽と劉邦 鴻門の会(王的盛宴)』『ドラゴン・クロニクル 妖魔塔の伝説(九層妖塔)』は難易度高いですが、『ミッシング・ガン(尋槍)』くらいはきちんと日本語タイトルを書いてほしいと思いました。





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2017.10.21 中国映画週間2本目。TOHOシネマズシャンテで『桃花絶佳〜ワンス・アポン・ア・タイム』を観る。

2017-10-21 | 映画レビュー
中国映画週間2本目は『桃花絶佳〜ワンス・アポン・ア・タイム』。張芸謀とのコンビで『HERO』など一連の作品の撮影を担当した趙小丁(チャオ・シャオディン)の監督デビュー作です。

天界と地上を行ったり来たりするロマンティックファンタジー。美男美女がヒラヒラ衣装を着て、VFXの世界を動き回る。天子がなんちゃらとか、300年経って生まれ変わってとか、何万年生きたとか、この世界観、美意識にはついていけません。桃の花が綺麗なことと、中国のこういう技術が相当のレベルであることはわかりました。以上。

わたし、作品選択を誤っておりました。きょうはあと一本観ます。

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10月第3週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は22本で粒ぞろい。

2017-10-21 | 映画レビュー
10月第3週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は22本もあり、しかも粒ぞろい。映画祭にも行きたいし、困ってしまいます。今日も予告とチラシ、新聞6紙の金曜日朝夕刊記事も参考にします。

今週これは必ず観る、というのは3本。
『アトミック・ブロンド』
シャーリーズ・セロンの女007。「接近戦のプロ」というのがいいですね。殴る、蹴る、撃つ、めちゃめちゃかっこいい!

『女神の見えざる手』
こちらも強い女性。アメリカ最強のロビイストが主人公。ターゲットが銃規制、とタイムリーなテーマです。

『あゝ、荒野 後篇』
予告を観ると、あのふたりが対決するらしい。

気になる作品が多すぎる。
『婚約者の友人』
新聞評の受けが非常によい。産経は満点の5つ星です。第一次大戦後のドイツ、戦死した若者の友人がフランスからやってきておこす波風。モノクロとカラー画面の使い方がうまいとのこと。

『ソニータ』
文春では★4つが4人も。ラッパーを夢見るアフガン難民の少女、そのイランでの生活を追ったドキュメンタリーです。アップリンク単館だから混むでしょうね。

『セブン・シスターズ』
ノーマークだったのですが、毎日が大きくとりあげています。はやりのディストピア未来もの。二人目以降は冷凍保存されてしまう極端な一人っ子政策下で、隠れて育てられた七つ子姉妹は、月曜から日曜まで担当を決め、ひとりを装って外出、務めにもでているのだが…というなかなか面白い設定。

トム・クルーズがCIAを手玉にとる腕利きパイロットを演じる『バリー・シール アメリカをはめた男』は楽しそう。『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き』は大スクリーンで思う様、猫ちゃん映像を堪能できそう。予告を観ると信じられないくらいくだらなそうでよい福田雄一監督の『斉木楠雄のΨ難』。『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』はちゃんと権利をクリアした日米キャラ対決。声の出演がバットマン:山田孝之、ジョーカー:安田顕、っていいなあ。『新感染』のヨン・サンホ監督による社会派アニメ『我は神なり』も予告に惹かれます。



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