『あゝ荒野 後篇』を観る。21日の公開にも関わらず、もう渋谷は14時の回のみ。やむを得ず、唯一夜の上映がある新宿ピカデリーへ。興行的に厳しいのは、前篇2時間37分、後篇2時間27分というこの映画の、信じられない長さによるのではないか、と思います。ピカデリーはほぼ満員。
大期待だったのです。なんといっても菅田将暉がいい、吃音という設定の韓国の役者「息もできない」のヤン・イクチュンがいい。ボクシングシーンは観ていて力が入る。ハングリーなふたりがプロのボクサーになっていく前篇。後篇はいよいよ菅田扮する新宿新次が宿敵と対決し、さらにドラマは盛り上がっていく、のだが…。
やはり長い。エピソードつめこみすぎ。三家族の物語と社会的なテーマを抱えたサイドストーリーがあり、たぶん舞台を2021年においたことと無縁ではないのでしょうが、前篇で広げすぎてとっちらかった話は、5時間かけても整理がついていません。自分なりに割り切って、新宿新次とヤン演じるバリカンのドラマとして自主編集すると、ちょうど時間は半分くらいでしょうか。この方がわたしは好き。役者はふたりだけでなく、ジムのオーナーのユースケサンタマリア、トレーナーのでんでん、スポンサーの高橋和也もいい味だしてます。惜しいなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/21/f722963c00f480dbbfa8a7c29dd46bd9.jpg)
大期待だったのです。なんといっても菅田将暉がいい、吃音という設定の韓国の役者「息もできない」のヤン・イクチュンがいい。ボクシングシーンは観ていて力が入る。ハングリーなふたりがプロのボクサーになっていく前篇。後篇はいよいよ菅田扮する新宿新次が宿敵と対決し、さらにドラマは盛り上がっていく、のだが…。
やはり長い。エピソードつめこみすぎ。三家族の物語と社会的なテーマを抱えたサイドストーリーがあり、たぶん舞台を2021年においたことと無縁ではないのでしょうが、前篇で広げすぎてとっちらかった話は、5時間かけても整理がついていません。自分なりに割り切って、新宿新次とヤン演じるバリカンのドラマとして自主編集すると、ちょうど時間は半分くらいでしょうか。この方がわたしは好き。役者はふたりだけでなく、ジムのオーナーのユースケサンタマリア、トレーナーのでんでん、スポンサーの高橋和也もいい味だしてます。惜しいなあ。
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