昨日は豊田おやこ劇場 特別例会「ラッセのにわで」(山の音楽舎)の日でした。
「ラッセのにわで」を観たいと思ったのは、今3年生の次女が幼稚園の頃。
作品選びの冊子で「山の音楽舎」を見た時、ベスコフの作品を劇にする劇団があるんだ!と驚き、HPを覗いてみると…
(抜粋↓)
……………
人の声のハーモニー
思わず聴き入るグロッケンの響き
それから昔からある笛や太鼓の柔らかい響き。
まずこのこどもたちに届けたいと思ったのは、そんな“ おいしい響き ”たち。
そしてほほが思わず緩んでしまいそうな“ おいしい音楽 ”たち 。
それらをぎゅっとつめこんでファンタジーにしたのがこの作品です。
“ こどもたちの心に届くほんもの ”を求めて、こだわりにこだわって創りました。
……………
私の求めているものがここにありました。
今、こどもたちを取り巻く環境は刺激だらけ、
知りたくもない情報、聞きたくない音、見たくない映像が、望んでもないのにどんどん入って来る。
本来、幼児期の子どもたちに大切なのは「これはなんだろう?」「もっと観たいな」「もっと聴きたいな」「もっと知りたいな」と自ら湧き出て来るきもちだと思う。
だから、幼児の次女と「ラッセのにわで」を観たかった。
おやこ劇場のちいさい人たちと一緒に観たかったの。
でも、当時は幼児の会員さんが少なかったりと、どうしてもこの作品を観ることができなかった。
諦めることができない私は「観るためには会員を増やすしかない」と声かけをしたの。
なのに、なのに、年々、幼児さんが増えて来て、いよいよラッセが観れるかな?と思った時、例会パンフ(の中から作品を選びます)から存在が消えていたではないの。
がびーん
そしたら事務局さんが「こんなに幼児の会員さんが増えたから、特別例会でラッセを観れるよ」って言って下さったの
そんな思い入れがある「ラッセのにわで」。
昨日は理想観客人数を越すほどの人気でした。
私は朝の搬入から、搬出までお手伝い。
お芝居って、セッティングも役者さんの仕事。
演じる前に汗だくになって会場作り。
椅子はこのようにしてできてました(感動)。
切り込みが入った板を
組み立てて
その上に板を乗せます(ずれないようにビスで止める)。
お尻が痛くないように、マットを敷いて
上から布をかぶせます
会場もどんどん作っていきます。
受付の子も、ラッセのイメージです。
可愛い~
さて、「山の音楽舎」さん、子どもにファンタジーを届けるために、大人はいろいろと規制があります。
まず、携帯はマナーモードではなくて電源オフ。
荷物は荷物置きに置いて、手元には置かない。
パンフや感想用紙などの紙類は最後に渡す。
今までたくさんの例会を見て来たけど、こんなに厳しいルールの劇団さんはいなかった。
しかも、私が最初にする挨拶(担当だった)で、「どうしてこの作品を選んだか」を話す予定だったけれど、子どもに大人の事情を聞かせる必要はないので急きょ変更。
最後、役者さんは「森に帰っていく」という設定になっているため劇団さんとロビー交流ができない。
準備中は一切、子どもは入れない。
この厳しいルール、一見「うるさいなぁ」って思われるかもしれないけれど、全て「子どものファンタジーのため」なのです。
まず、荷物や紙が手元にあったらガサガサするし、携帯がマナーモードでぶるぶるしていたら、それを察知した子どもは現実の世界に引き戻されてしまう。
子どもは何も知らない状態で会場入りし、お話の世界にどっぷりと浸かった夢見心地のまま帰って欲しい。
だから、大人の事情はここでは要らないのです。
全くもって共感します。
お芝居も、刺激もなく音も小さいので、自分から「聴きたい」「観たい」って思わないと、お話に入っていけないの。
お芝居観てるうちに、(この厳しいルールが)ストンと落ちました。
お話はかわいらしく歌もあったかく、グロッケンやシロホンといった心地良い音がとっても癒される。
素敵な作品でした
午前と午後の2ステ。
観客数は300人以上!
ゲーム、メディアといった刺激の中で暮らしている子にとったらたいくつに思えたかもしれないけれど、多くのこどもたちが「うれしい」「あったかい」「たのしい」気持ちをたくさん味わってくれたと思う
最後のプレゼント渡しでは、つるで編んだカゴに、フェアトレードのお茶とクッキー。
「山の音楽舎」さんのイメージににピッタリ!
最後は撤収のお手伝い。
あとで代表の川中さんとお話したら、豊田は子どもだけじゃなくて大人も(お父さんも)リラックスしてとっても良い表情でお芝居を観ててくれてる、って(嬉)。
おやこ劇場の子の多くは「プレーパーク」に遊びに行ってたり、「森のようちえん」に通ってる子もいたりして「自然と触れ合う機会も多い」という話をしたら、「『お芝居、遊び、自然』の3つの要素がこどもには大事なんです」っておっしゃってました♪
私もそれ、常々思ってんだ。
お芝居や絵本って、人の人生を体験できるから人の気持ちやそれぞれの事情が理解できる子になると思う。
でもお芝居や絵本の世界しか知らなかったら頭でっかちになっちゃう。
「おやこ劇場+プレーパーク」の組み合わせは理想的だよね。
(川中さん、私のお店も存じて下さってて、そっちでも意気投合しちゃいました)
「ラッセのにわで」の特別例会を実現させてくれた豊田おやこ劇場のみなさん、山の音楽舎のみなさん、一緒に企画してくれた「お誘い会メンバー」、たくさんの方の協力なしでは実現できませんでした。
ありがとう。
愛する人たち
「ラッセのにわで」を観たいと思ったのは、今3年生の次女が幼稚園の頃。
作品選びの冊子で「山の音楽舎」を見た時、ベスコフの作品を劇にする劇団があるんだ!と驚き、HPを覗いてみると…
(抜粋↓)
……………
人の声のハーモニー
思わず聴き入るグロッケンの響き
それから昔からある笛や太鼓の柔らかい響き。
まずこのこどもたちに届けたいと思ったのは、そんな“ おいしい響き ”たち。
そしてほほが思わず緩んでしまいそうな“ おいしい音楽 ”たち 。
それらをぎゅっとつめこんでファンタジーにしたのがこの作品です。
“ こどもたちの心に届くほんもの ”を求めて、こだわりにこだわって創りました。
……………
私の求めているものがここにありました。
今、こどもたちを取り巻く環境は刺激だらけ、
知りたくもない情報、聞きたくない音、見たくない映像が、望んでもないのにどんどん入って来る。
本来、幼児期の子どもたちに大切なのは「これはなんだろう?」「もっと観たいな」「もっと聴きたいな」「もっと知りたいな」と自ら湧き出て来るきもちだと思う。
だから、幼児の次女と「ラッセのにわで」を観たかった。
おやこ劇場のちいさい人たちと一緒に観たかったの。
でも、当時は幼児の会員さんが少なかったりと、どうしてもこの作品を観ることができなかった。
諦めることができない私は「観るためには会員を増やすしかない」と声かけをしたの。
なのに、なのに、年々、幼児さんが増えて来て、いよいよラッセが観れるかな?と思った時、例会パンフ(の中から作品を選びます)から存在が消えていたではないの。
がびーん
そしたら事務局さんが「こんなに幼児の会員さんが増えたから、特別例会でラッセを観れるよ」って言って下さったの
そんな思い入れがある「ラッセのにわで」。
昨日は理想観客人数を越すほどの人気でした。
私は朝の搬入から、搬出までお手伝い。
お芝居って、セッティングも役者さんの仕事。
演じる前に汗だくになって会場作り。
椅子はこのようにしてできてました(感動)。
切り込みが入った板を
組み立てて
その上に板を乗せます(ずれないようにビスで止める)。
お尻が痛くないように、マットを敷いて
上から布をかぶせます
会場もどんどん作っていきます。
受付の子も、ラッセのイメージです。
可愛い~
さて、「山の音楽舎」さん、子どもにファンタジーを届けるために、大人はいろいろと規制があります。
まず、携帯はマナーモードではなくて電源オフ。
荷物は荷物置きに置いて、手元には置かない。
パンフや感想用紙などの紙類は最後に渡す。
今までたくさんの例会を見て来たけど、こんなに厳しいルールの劇団さんはいなかった。
しかも、私が最初にする挨拶(担当だった)で、「どうしてこの作品を選んだか」を話す予定だったけれど、子どもに大人の事情を聞かせる必要はないので急きょ変更。
最後、役者さんは「森に帰っていく」という設定になっているため劇団さんとロビー交流ができない。
準備中は一切、子どもは入れない。
この厳しいルール、一見「うるさいなぁ」って思われるかもしれないけれど、全て「子どものファンタジーのため」なのです。
まず、荷物や紙が手元にあったらガサガサするし、携帯がマナーモードでぶるぶるしていたら、それを察知した子どもは現実の世界に引き戻されてしまう。
子どもは何も知らない状態で会場入りし、お話の世界にどっぷりと浸かった夢見心地のまま帰って欲しい。
だから、大人の事情はここでは要らないのです。
全くもって共感します。
お芝居も、刺激もなく音も小さいので、自分から「聴きたい」「観たい」って思わないと、お話に入っていけないの。
お芝居観てるうちに、(この厳しいルールが)ストンと落ちました。
お話はかわいらしく歌もあったかく、グロッケンやシロホンといった心地良い音がとっても癒される。
素敵な作品でした
午前と午後の2ステ。
観客数は300人以上!
ゲーム、メディアといった刺激の中で暮らしている子にとったらたいくつに思えたかもしれないけれど、多くのこどもたちが「うれしい」「あったかい」「たのしい」気持ちをたくさん味わってくれたと思う
最後のプレゼント渡しでは、つるで編んだカゴに、フェアトレードのお茶とクッキー。
「山の音楽舎」さんのイメージににピッタリ!
最後は撤収のお手伝い。
あとで代表の川中さんとお話したら、豊田は子どもだけじゃなくて大人も(お父さんも)リラックスしてとっても良い表情でお芝居を観ててくれてる、って(嬉)。
おやこ劇場の子の多くは「プレーパーク」に遊びに行ってたり、「森のようちえん」に通ってる子もいたりして「自然と触れ合う機会も多い」という話をしたら、「『お芝居、遊び、自然』の3つの要素がこどもには大事なんです」っておっしゃってました♪
私もそれ、常々思ってんだ。
お芝居や絵本って、人の人生を体験できるから人の気持ちやそれぞれの事情が理解できる子になると思う。
でもお芝居や絵本の世界しか知らなかったら頭でっかちになっちゃう。
「おやこ劇場+プレーパーク」の組み合わせは理想的だよね。
(川中さん、私のお店も存じて下さってて、そっちでも意気投合しちゃいました)
「ラッセのにわで」の特別例会を実現させてくれた豊田おやこ劇場のみなさん、山の音楽舎のみなさん、一緒に企画してくれた「お誘い会メンバー」、たくさんの方の協力なしでは実現できませんでした。
ありがとう。
愛する人たち