豊田に避難してきてくれた方との交流会（2回目）＠豊田（2011.9.14）

豊田に避難してきてくれた方との交流会（２回目）を、９／１４に開催しました

１回目の様子はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/c5b80184cad251e22336932c9de4f0ef

前回は、平日の夜、「夕飯を食べに来てもらう！」って企画だったけど、今回は、平日のお昼（子どもたちが園や学校に行ってる間に）一緒にご飯を「作って」食べよう～！という企画にしました。
この「一緒に作る」ってのが、コミュニケーションを生むよね！
「へぇ！そんな剥き方するんだ」「どのくらいの大きさに切ればいいだろう！？」などなど、話題は尽きない。
そんなやりとりの中で、お互いを知っていくっての、あるって思う。

メニューは、手巻き寿司、とろとろ汁（モロヘイヤ、オクラなど）、梨、鬼まんじゅう♪
（差し入れ、カンパ、ありがとう）


今回、関東のホットスポットから避難してきたお二人と話していて、新たな問題にぶち当たりました。
私、高線量のところに住んでる方に、「ご実家はどこ？ご実家が安全な場所にあるなら避難すればいいよね」ってつい言っちゃうけど、必ずしも実家の親が理解してくれるとは限らないってこと。

我が家の場合、私がおススメな本をばーば世帯に置いておくと読んでてくれるから（ばーば、読書好き）母子の間に「共通認識」が多いの。
けど、同居してる友達曰く「価値観がまるで違う」と嘆いてることが多いよね。
（「本を読むの嫌い、テレビ命」ってばーばの場合、なかなか理解してもらうのが難しいみたい）

そんなケースの方が多いから、関東から実家に避難すると
「福島ならまだしも、なんで、関東に住んでるあなたが避難してくるの？」
「家族バラバラの方がずっと良くないじゃない」
「テレビでは安心だって言ってるよ。心配し過ぎじゃない？」
と言われてしまうのです。

赤の他人に言われるよりも、実父母に理解してもらえない方が落胆は大きい。

それで実家を飛び出して来る、という事例が多いことを知ったのです。

新築の家を置いて、ローンの返済とアパートの家賃、
夫と離れる二重の生活、
週末に行き来する交通費…
家族バラバラの暮らしでも本当に良いのか？etc…
それだけでも先が見えない不安にかられてるのに、
実の親に「心配しすぎ」だと罵られる。

想いを馳せてみてください。
あなたがこの状況になったことを…

国民がパニックにならないために言われている
「ただちに影響が出るレベルじゃない」「安全・安心」が
どれだけ罪深いことなのか、政府、メディアの人間はちゃんと認識して欲しい。

そして、政府と東電の人も、
こうして思い悩んで不安に苛まれてる人が、
福島だけじゃなく、関東にいることも知って欲しいです。