2014.1.21~22、「だいずせんせい(名古屋大学・高野雅夫先生)と行く岡山のいなかツアー」(☜今、勝手に命名)に、わたしも便乗してきました。
メンバーは、高野先生、M-easy戸田ファミリー(http://www.m-easy.co.jp/)、二井寺農園の鈴木けーちゃん、と私。
朝、鞍ヶ池インターから乗ろうと向かったら、玉突き事故現場に遭遇(道路凍結)。
ラパン(わたしと同じ車…泣)はグチャグチャにつぶれ、中の人はぐったりした様子。
高野先生が意識の確認に行き、戸田っちとけーちゃん(2人とも田舎の消防団員)が消防署に速やかに連絡して、発炎筒で事故を知らせ…迅速・的確・配慮あるあったかい対応に「カッチョエエ!!」と唸った、わたしと育代ちゃんですた。
(事故に遭った方、大したことありませんように)
ピンチを冷静に受け止め、瞬時に的確に判断し、ピンチを乗り越えていける。
これが生きる力だなぁってのを感じた朝だった。
この頼もしい男性たちと、いざ、岡山へ!
道中の会話もだいぶ興味深かった。
休憩含み、6時間弱で「岡山県西粟倉村」に到着ーっ!
ここで、岐阜県山県市の地域おこし協力隊(http://bit.ly/1mQm2Om)ご一行さんと合流。
岡山県粟倉村の取り組み、ほんとスゴかった!
これが行政主体でやってること☟
親子でヒノキの学習机を作ろうとか、木の伐採から家作るまで関われるとか、これが行政主体とは驚きです。
わたしはというと、そうちゃんと雪だるまつくって遊んだ♡
お次は、粟倉村の小水力発電(工事中)を見学。
なんと、こちらが完成すると、小水力発電の電力で、村内の家庭の電力の4分の1をまかなえるんだって。
すごい!!!
正面から見たところ☟
」
戸田っちとそうちゃん。
微笑ましい親子♡
(自分の子は絶対女の子がいいって思ってたけど、男の子も…いいねぇ♡)
粟倉村役場では、電気自動車が使われてる。
なんと!数日前に「ミニキャブMiEV欲しい」って書いたわたし。
なんてタイムリーな!!
でも新車で買うと200万。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/minicab-miev/
ちょっと手が出ない。
やっぱ電気自動車に作り変えるしかないかな(キット50万円なんだって)。
「半年に1度(もしくは5000キロで1回)」オイル交換せないかんと知らずに、新車から8年で廃車にした経歴を持つ「車オンチ」のわたしでも、人の力借りて電気自動車に改造できたよ!なんて事件が起こせたら、みんなを勇気づけできるに違いない。
(来年度のどこかで挑戦するー♡)
高野先生の運転する電気自動車に乗せてもらったよ。
音が静かで快適♡
ただ、ミニキャブMiEVクラスでフル充電50kmくらいしか走らないらしく(暖房使うともっと少なくなる)これでは、豊田の「いなか~まちなか」往復は難しい。
(ミニキャブiMiEV、フル充電100kmってなってたから「イケる!」と思ったのだけど)
…となると、各所に充電システムを作るか、バッテリーを持ち歩けるようにして、更には女子でもカポッと簡単につけられる単純な作りにせんといかんと思う。
お次に行ったのは、 西粟倉の「森の学校」。
廃校利用のところ。
木造校舎がレトロで、さらにはものすごくセンス良くて、ほんっと魅力的なところだった。
ベージュと薄水色の組み合わせ、大好き♡
可愛い木のおもちゃ、木工作家さんのお皿、陶器などが売られておりました。
とにかくセンスがいい!
「FSC認証」(森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材)をロゴの全面に出してる商品。
FSCグッズを持ってることこそがカッチョエエっての、大いにアリだと思う♫ (自慢自慢)
木工作家さんのお皿。
8,000円。
大奮発して揃えちゃいたい衝動に駆られる(あ、どなたかプレゼントしてくだすっても♡)。
鹿の毛皮のスツール。
いなかでは、イノシシだけでなく鹿の農作物の被害も深刻。
ジャンプ力があるので、柵を優に飛び越えてしまうらしい。
お次は、西粟倉村のマイクロ水力発電、28年完成予定。
発電した電力は道の駅や、電気自動車の急速充電器として使われる。
田舎はどんどんガソリンスタンドがつぶれていくから、電気自動車のニーズが高まってる。
川に近いところだったら、こういうふうに、マイクロ水力発電で充電器を各所にたくさん作れたらいいね。
税金の使い道は、メンテナンスに巨額要るような巨大箱モノでなくて、こういうことに使って欲しいなぁ。
マイクロ水力発電(予定)は「西粟倉インター」すぐ近くにあります。
さて、この夜宿泊したのは「お好み焼き 民宿静香」。
女将の静香ちゃんのお人柄が最高ですた♡
宴会♡
岡山&岐阜県山県市で地域おこしを頑張ってるみなさんと、豊田のいなかを盛り上げてる仲間たちと、夜な夜な田舎談義。
おもろかったー。
センス良く楽しく暮らして、いろいろ挑戦して、遊びに来てもらって、そんな暮らしを発信して、田舎で暮らす人たち増やして、田舎を過疎にしない。
静香ちゃんの料理どどーん。
これに飲み放題付きで、1泊2食6,000円。
さて、2日目は美作市。
美作市は、宮本武蔵の生まれた場所として有名で、「美作」という地名も、歴史に登場するのが早い、由緒ある場所なんだって。
こちらは美作市の上山集落で、棚田の美しくて有名な場所。
井筒さんの「メリープロジェクト」のとこ。
http://ueyama.shu-raku.jp/
見て!この美しい棚田を。
ここ、初夏に来たら、美しさに鼻血出ちゃうと思う。
ホームページから画像拝借☟
ここ、もともとあった棚田じゃありません。
もとはこんな荒れ地でした☟
この荒れ地を、大阪から移住してきた井筒さん家族やそのお仲間たち(Iターンの方たち)が再生したそうよ。
心が折れそうなくらいの大変な作業だったと思う。
わたしたち人間は決して無力じゃないぜっ。
ここ、草を食べてもらうために牛さんを放牧してるそう☟
(牛さんは本来、草食動物)
後ろからついてくるのは…
子牛?と思いきや、羊ちゃんじゃないの!!
高野先生、トロンボーン吹いてらっしゃいました♡
清々しい良いお天気と、美しい自然と、素敵な仲間たちと、トロンボーンの音色(やまびこも)。
なんて幸せな朝♡
さて、ご一行で向かった先は、岡山県美作市の梶並地区。
700人が住む地区で、20代が20人しかおらず、150軒が空家なんだって。
お試し住宅が3軒(400万くらいかけて改修)あって、1年間お試しで住める☟
(それで気に入ったら空家に移住できる)
古民家を安く改修するためになるべく製材屋から木材をもらってきて移住者が技術を学び改修に関わる。
漆喰塗りなども自分らで。
デザイナーが多いのでショップやカフェを開いたりしてるって。
梶並地区のシェアハウスを視察。
今は5人で住んでるそう(10部屋ある)。
外国籍のかた、引きこもりの学生さん、田舎暮らししたい人。
引きこもりやニートの子を受け入れて欲しいという要望は多いそう。
シェアハウス、憧れるけど、考え方の違い、価値観の違い、こだわりのボーダーラインのずれなど、特に「食」に関しては難しいんだろうなぁと想像できる。
こちらでは、あまりにもこだわりの強い方はお断りしているとおっしゃってました。
私たちが訪れたところは、岡山でもとても寒いところ。
雪景色がキレイでした♡
粟、ちゃんと見たの初めてじゃった!
「鬼の搬出プロジェクト」という間伐支援の事業をやってるそう。
男子たち、間伐事業について大盛り上がりだったw
そうちゃんとわたし♡
子ども大好きな鈴木けーちゃん、ほんっと子煩悩だった(声がw)。
藤井裕也さん、安江一将さん、横山太一さん、中村だいすけさん、井筒耕平さん、臼井拓さんなどなど、それぞれの地域で大活躍の熱くカッコイイ男たちにたくさん出会えたよ。
「豊田も熱いですね」と言われる度に「今ここにいるメンバーは豊田のほんのほんの一部だけで、もっといっぱい仲間がいます。豊田のいなか、ほんとに面白い人たちがいっぱいいます!」って興奮してしゃべっちゃう。
でも、実は、いろいろと話せるほど豊田のことを知らないわたし。
豊田のことも勉強して、よその地域で頑張ってる人たちを招待して豊田の素晴らしい事例たちを説明できるようになりたいな。
ほんとに学びと気づきの多い2日間でした♡