バンビの独り言

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「いのちをいただいて、つないでいくこと」内田美智子さん講演会

2012-06-29 14:00:41 | イベント/講演会/映画
一昨日は、豊田市内の中学校に内田美智子さんがいらっしゃるというので、参加してきました♪

なんと、ある保護者が、校長先生に「内田さんの講演DVD」を観て欲しいとお願いに行き、2年後に実現したそうです。

実は、内田さんの講演を聴くのは2回目。
前回の講演レポートはこちら。
     ☟

「『いのちをいただく』内田美智子さん講演会に行って来たよ♪」(2010年5月16日)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/b0cb1b22a7b7d0aab11f963170789d3e

今回は、親向けではなくて「中学生向け」でした。
講演内容の一部を書き出します。
…………………………

「いのちをいただいて、つないでいくこと
~いずれ一人で生きて行く君たちへ~

母親は命がけで子どもを産みます。
出産で命を落とす人もいます。

あなたは感謝してますか?

「ママに何もしてもらってない」と思う人もいるかもしれない。

日本は「中絶」が認められている国。
「葬ってもいい」という法律がある。
毎年、26万体の赤ちゃんが葬られてる。

子育てが苦手なお母さんもいます。
でも、どんなに苦しかろうが中絶を選択しなかった。
だから、あなたたちは「命」を紡いでいかなければならない。

人は「そこに居るだけ」で価値があるのです。

ひとは生きるために生まれてきます。
愛されるために生まれてきます。
誰かを愛するために生まれてきます。
そして人間になります。


みなさんはいずれ親になる日が来ます。
どんな親になりますか?

皆さんがここにいるということは母さんの命をいただきました。
この十数年間、何を考え、何をしてきましたか?
全てのことを当たり前だと思っていませんか?

全て奇跡の連続です。

さあ、この命をどう生きていきますか?
あなたの命です。
いずれあなたたちは一人で生きていくことになります。
父さん、母さんも皆さんより先に死んでいきますよ。
大丈夫ですか?
自信を持って巣立っていけますか?

「くそばばあ」「あっち行け」「死ね」とお母さんには言える。
それでもお母さんは「あっち」に行かない。

「おふくろには何もしてもらっとらん」と言う中学生はたくさんいる。
でも、あなたたちは命がけで生まれて来た。
誰にも世話にならず大きくなった人はいない。

みんなが学校に行った後、掃除機をかけながら泣いてるお母さんはたくさんいる。
「小さい頃はあんなに可愛かったのに…」と。
みんなの態度、口から出てる言葉、このままでいいんだろうか?と考えて欲しい。
どうしたら素敵な人になれるか?と、ちょっと考えながらしゃべって欲しい
もう、あなたたちは中学生ですから考えることができます。

パンツやシーツをお母さんに洗ってもらってて、文句が言えますか?
ご飯つくることもできないのに「こんな飯食えない」って言ってませんか?

高校を卒業すると、自由になります。
でも「自由」ということは「誰にも気にしてもらえない」ということ。

人はいつか必ず死にます。
自分もだし、父さん母さんは必ず先に死ぬ。

自分が自分を好きにならずに、誰が自分を好きになる?

お母さんがおむつする日が来る。
お父さんは車いすになる日が来る。
定年退職する日がくる。
そしたら生活するために、自分で稼がないといけない。

……………親に……………

「我が子に残せるもの」

子どものそばにいられる時間は、そう長くない。
我が子に残せるものもそう多くない。
親が子どもに伝えられるべきことは「日々の暮らしの中」にこそある。

あなたが生まれて来てくれたことの幸せ。
今日もあなたの笑顔に向き合えることの幸せ。
あなたが一日分成長した幸せ。
それを見守ることができる幸せ。

今の大学生には何もできない子が多い。
365日、コンビニの弁当とカップラーメンで命を繋いでる子はたくさんいる。

中学生にはシーツを洗わそう。
アイロンくらいかけさせよう。

子どもは必ず、親の手元、教師の手元を離れて行く。
自信を持って手放せる子を育てよう。

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