谷川俊太郎さん座談会＠豊田市

日曜日は、「天然住宅」井上あいみちゃんが東京から豊田に相談会に来てくれたので１日一緒に過ごしました
（先週も会って、来週も会います。３週連続♪）

その途中、豊田市コンサートホールに、谷川俊太郎さんに会いに行って来たの。

今回は「豊田東ロータリークラブ創立３０周年記念事業」で、無料だったのです♪
それなのにうちの娘ったら「行かない」ってぇ
「絵本は好きだけど、本人に会いたいとは思わない」ってぇ
もったいなーーーーーーーーーい

子どもだもの…そんなものか（泣）。

谷川さん、とっても細くて小さい方でした。
７８才っておっしゃってました。
で、めちゃめちゃトークが面白かった。

７８才の老人の中にも、１才や２才の部分があって、大人はその幼児性を抑圧して生きている。
だから仕事が終わって飲み屋に行くとマダムに甘えちゃったり、巨乳が好きだったりする。
…って話とか、

「好きな言葉は何ですか？」って問いってあるけど、
言葉は、言葉と言葉の関係で成り立つから、その質問は無意味だよ、って話。
例えば「バカ」って言葉はそのものは汚く感じるけど、恋人が耳元で「バカ」ってささやいたら、それは嬉しいでしょ？とか。
誰がどういう気持ちで言ったかで変わって来るのが「言葉」。
なるほどね～

あと、よく詩人は
「フレーズが空から降って来る」
みたいに言うことがあるけれど、
「それは古いの！だって女神なんていないんだから。ぼくの場合は地面から湧いてくるの」
って言ってました（笑）。
司会の方（この人かなり面白かった）が「2500の作品はどれも、地面から湧いて出て来たんですね」と言ったら
「いや、全部じゃない。締め切りってのがあるでしょ？時には地面から湧き出るまで待ってられない場合もある」
って。

谷川さんから見た「詩人」は羽のもげた天使が電柱辺りをフワフワ飛んでる失格者だそーです。

文章にするとうまく伝わらないけど、とにかく、めっちゃ面白い方でした♪
場内大爆笑。
人間的にもあったかくて、威張ってなくて謙虚で、深い。
ますます好きになっちゃった