【”正しく”なくても ”ふつう”じゃなくても
懸命に僕らは生きていく。
銭湯×シェアハウスを舞台に描く、希望の青春群像劇!
どうしても就職活動をする気になれず、内定のないまま卒業式を迎えたマヒコ。
住むところも危うくなりかけたところを、東京の下町にある築100年の銭湯「刻(とき)の湯」に住もうと幼馴染の蝶子に誘われる。そこにはマヒコに負けず劣らず”正しい社会”からはみ出した、くせものばかりがいて――。
「生きていてもいいのだろうか」
「この社会に自分の居場所があるのか」
そんな寄る辺なさを抱きながらも、真摯に生きる人々を描く 確かな希望に満ちた傑作青春小説。】
久しぶりの小説。
こんな、誰もが安心して居られる場所、自由でいられる場所、自分が自分でいられる場所が(居場所、ホーム)が、もっともっといっぱいできればいいなあ。
秘密基地って今の子どもたちにあるかな? 大人がツリーハウスに夢中になる現代です。
昔はご近所だったり、神社の境内だったり、お寺だったり、野山だったり、井戸端だったりしたのかなあ。
83歳の母が子どもの頃、朝起きたら?縁側に?知らないおじさんが寝てて、おにぎりをあげたらどこかに帰っていった、てことがあったと思い出話をしていた。田舎がまだあったころ、平和だったころの話。
また、放課後がたくさんあって、子どもも家事を担っていて、水を汲んできて風呂を焚いてたそうです。どうしたらよく燃えるか。お湯加減。毎日キャンプみたいなものだね。火を見つめてると落ち着く。(母は嫌々してたって言うけど、しっかり生きてる)
一人一人の、個性が尊重される、自由で気楽な社会にするために、
こういう「小さなホーム」がいっぱいできるといいなあ。
私も、こんな場所をつくりたい、、、ホームになれたらいいなあ、、、
とてもすてきなシェアハウス&銭湯「刻の湯」でした。
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