マスダクロホシタマムシ狙いで、神社の倒れた杉を見に行ってみた。
快晴で気温も高く条件は良いと思うのだが、今日も現れず。
場所を移動して衰弱木の方へ行ったところ、ここをお散歩観察コースに
しているMさんがいた。
足元に怪我をしたアライグマの子供がいるという。
アライグマの幼獣
足に怪我をして動くことができない。
北米原産でペット飼育されていたものが逃げたり、捨てられたり
で野生化している。
顔は可愛いけれど、在来種との軋轢や農作物への被害など
深刻な問題を起こしているという。
今日は、6月恒例となる小野路の里山・花虫観察会を催した。
梅雨入り前だが東京は今シーズン最高気温で、湿度も高いとの予報。
ショートカットせずに無事ゴールの谷戸まで、辿り着けるかなと
心配されたが日陰を選んで歩き、飲み物&サプリメントも万全に
備えていたので、全員無事に歩ききることができた。
紫陽花にヨツスジハナカミキリ
本種は紫陽花が大好きなのだ。
樹液にサトキマダラヒカゲ
樹液を出しているコナラ・クヌギは多いが集まる虫はまだ少ない。
枯れ枝にヒメヒゲナガカミキリ⇒セミスジコブヒゲカミキリ
(こんちゅう探偵団のだんちょうさんから指摘*触角に瘤あります。)
Mさんが見つけてくれた。
同じコナラの木にシギゾウムシもいたのだが撮影できず。
特徴のある幼虫は名前も変わっているモモイロツマキリコヤガだった。
幼虫繋がりでイチモンジチョウ若齢幼虫
立派な顎を持つヤガタアリグモ♂
サルトリイバラにいたキイロクビナガハムシ⇒アカクビナガハムシ
ミズキの葉裏には卵を守るエサキモンキツノカメムシ♀
日陰の道脇にはひらひらと飛ぶホタルガ
辿り着いた谷戸で名花カキランを見て観察会終了。
参加した皆様、大変お疲れ様でした。
多くの目があると、色々と見つけることができます。
20年以上前に歩いたことのある山梨の小菅村から大菩薩峠へ至る山道を
久しぶりに辿ってみた。
水源林として整備もされていて、しっかりとした山道が峠まで続いていた。
登り始めの山道は九折。
道脇の石組がしっかりと組まれている。
緑濃い尾根道
オブジエのような広葉樹の枯れ木
登山道脇に現れたニホンカモシカ
暫くこちらを窺っていたのだが、ちょっと動いたら走り去った。
クワガタソウの花
季節進んで林床に花はあまり見られなかったが、本種は多く見た。
水源林の降水量は、多いようだ。
秋に多いナラタケやツキヨタケが見られた。
峠から見た大菩薩嶺方面
富士山は頭の方がちょこっと見えた。
ひたすら歩いているような感じだったので昆虫はあまり観察できずだったが
帰りの林道で、ミスジチョウが4頭ほど見られた。
今年は裏山お散歩コースで、ケヤキ、ネム、キリ、コブシの4種が切られた。
ちょっと離れた神社でも、スギが根元から倒れているのを見つけてある。
こういう伐採木や衰弱木には、色々な種類の甲虫達が
集まって来るので、週に一回、何かいないかと確認しながら歩いている。
クビアカトラカミキリ コブシの伐採木
エグリトラカミキリ ケヤキの伐採木
ネムには、5月5日に発生を確認したホタルカミキリが
健在(写真は無し)だった。
マスダクロホシタマムシ 神社のスギ倒木で産卵中
今朝方の事、川辺をジョギングしていたらイソヒヨドリ♂が
餌を咥えており、近くには雛の姿も見えた。
慌てて帰宅して出直してみたところ、橋の近辺を移動しながら
給餌しているのを見ることができた。
イソヒヨドリ♂
餌を求めて♂を追う雛
コウゾの実を給餌する♂