勝負を決めた２５キロ

マラソンの発祥地、野口みずきは２時間２６分２０秒で優勝した。
土佐礼子は５位、坂本直子は７位に入り、全選手が入賞した。

野口がトップでスタジアムに入り、スタンドに手を振ったとき、
すぐ後ろには昨年の世界陸上王者のヌデレバ（ケニア）が迫っていた。
その差はわずかに１０秒、野口は最高の舞台で逃げきりゴールした。　

過酷なレースだった。気温３５度。急勾配の続くコース。
絶対的な本命といわれたラドクリフも３６キロ地点で立ち止まり棄権した。

金メダルを手にしたとき、その胸中にはさまざまな思いがよぎったことだろう。
９９年に藤田監督を慕って勤務していた会社を退社し、
月額７万円の失業保険で生活していた時期もあったそうです。

よくやりました、ゆっくり休んでください、おめでとうございます。

アテネオリンピック速報
女子マラソン　　　野口みずき選手　金メダル
男子ハンマー投げ　室伏広治選手　銀メダル
体操あん馬　　　　　鹿島丈博選手　銅メダル
　　　　　　　　　　　　メダリストのみなさんおめでとうございます。

ここで一句　「ライバルと　あつさと闘い　金メダル」

日本の活躍を陰で支える／本県出身のＪＯＣスタッフ（秋田魁新報）