Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

37年の間に

2023-04-16 05:55:06 | えとせとら

金曜に実家の片づけへ行ったときのこと。

以前娘が写真を送ってきた、古い雑誌を持ち帰りました。

                           

1986年6月号のLEE。表紙の大竹しのぶさんがとてもキュート。

おそらく私が買ったものだと思うのですが、どうして実家においてあったのか不思議。中に加山雄三の記事が載っていたので、ファンの相方に読ませようと思ったのが買った主目的だったと思うのだけれど。

それならどうして家に持ち帰らなかったのか。

理由はわからないままですが、持ち帰って読んでみるとなかなか興味深いものがありました。

写真にもあるとおり、創刊3周年。今もまだ発行されています。次々と雑誌が休刊しているなかでは健闘しているほうですよね。

若い主婦層向けのこの雑誌は、当時としてはかなり画期的な紙面構成だったように思います。今はこういうのがスタンダードですけどね。

 

記事や広告には、今は亡き俳優さんたちや、若かりし頃のアイドルなど、懐かしさを覚える写真がいっぱい。

表紙をめくったすぐにあった資生堂の広告には、モデルの山口小夜子さんが載っていました。早くに亡くなられてかなり経つと思うのですが、とても個性的だったのでとても印象に残っています。

バブル経済に入る直前ということもあって、既に雰囲気はそれっぽいものが多い。例えば食事のお店の料理のしゃれた、かつゴージャスな雰囲気に、大きな肩パッドの服など。

でもそれ以上に私の目を惹いたのが、住宅ローン返済に関する記事の中見出しでした。

                            

この金利。

現在と比べると、ものすごい差、だと思いません?

数年前マイホームを購入した娘に住宅ローンの金利を尋ねたところ、0.5%という答えが返ってきました。う~ん、凄すぎる・・・・・・

それ以上に眼を疑ったのが、この記事の最初に書かれた一文。

 

    ”史上最低の低金利時代”という言葉を、新聞や週刊誌の見出しで、ここのところよく目にする。

 

この、8.88とか7.02という数字ですら、「低金利」だったの?

 

長期プライムレートと住宅ローンの金利の推移というグラフが載っていて、確かに一番高かった頃のことを思えば、その記事の書かれた当時は低い。ちなみにその当時までで一番高い住宅ローンの金利は、昭和49年の9.48%だったそう。

相方が仕事用に土地を購入したときも金利が高くて返済が大変でした。時、バブル真っただ中でしたから。

結婚当初と比べると、世の中、こんなに変わったんだな・・・と感慨にふけってしまいました。

 

紙の色は焼けているところもありますが、読むには何の問題もない状態。お宝ではないけれど、ちょっと得したような気分です。

金利のことだけではなく、現在との違いとか人々の意識の変化なども見ることが出来たし、こうした古い雑誌から学べることはかなり多いです。古いと言っても近代なので、考近学って言っていい?


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