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私が嫌いな言葉

2008-04-20 06:32:58 | えとせとら
今日も青空です。これぞ「日本晴れ」という空の色ですねぇ。

昨日「郷土愛」なんてちらりと書きましたけれど、ニュースを見ていたら、中国の反仏デモの横断幕に「愛祖国」と書いてあって、なんだか戦時中の日本みたい・・・なんて思ってしまいました。

私は「愛国心」という言葉が好きではありません。いや、はっきり言って、嫌いです。
それは私にとって「=戦争」だから。
私の親は戦争体験者で、父は南方に出征していたし、母は軍需工場で働いて、終戦近くの時は毎日のように空襲に遭っていて、そういう生々しい体験談を聞かされていました。
なので、同年代の人に比べると、そういう言葉にちょっとだけ敏感に反応してしまいます。

愛国心、なんて言葉を高々しく掲げなくても、誰でも自分の国のことは褒められればうれしいし、貶されれば頭にくると思うんですよね。
たとえば、反日運動などしている外国のことをニュースで聞けば、ほとんどの人は理由はどうあれ、ちょっとムカつくと思うし、逆にオリンピックなどで日本選手が優勝したりすれば、やったー!と思うに違いないんじゃないかしら。
そういう感情は教え込まれなくても、自然発生的に生まれるものなんじゃないの?それがフツーよ、フツー。

そういえば、昔読んだ司馬遼太郎の「花神」の主人公大村益次郎は、蘭学を学んだ人であるにも関わらず、外国嫌いのナショナリストであった、と書いてあったのを思い出しました。
NHKの大河ドラマにもなりましたが、本で読んでも面白いものでした。文庫本で3冊。読みではありましたけれども、ほぼ一気読みでしたね。私が読んだ時代小説のなかでも三指に入ります(というほど読んではいませんが:苦笑)。

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