義弟が昨日持って来てくれた、お供え用のアレンジ。
かわいらしいピンク系の花があるところを写したから、あまりお供えらしくない感じがするかもしれませんが、母親の初盆に対する彼の思い入れみたいなものを感じます。
トルコ桔梗も最近は八重咲のものが主流。ユリはカサブランカではなくシベリアという名前だそうで、それほど匂いが強くなくて幸い(苦手なの)。
アナベル?と聞いたら違っていた白い小花のものは、アジサイであることには違いないらしくて。でも名前は忘れていた義弟。花屋でもそうなのね。というより、品種名が多すぎて
覚えきれないんでしょう。
十八の時に家を出た義弟と、ずっと実家にいた相方。
その違いを感じるのが、義弟が義母の折々の言葉を覚えていること。
例えば、昨日義弟はこのアレンジの他に仏花も持って来てくれましたが、義弟の作るそれは全然仏花らしくなく、まるで花束のようなんです。
それも昔、義母がそんな風に作りなさい、と言ったかららしいし、私がお盆用の仏花のあと、家で咲いた白い桔梗を仏壇に供えていたことを話すと
「おふくろが昔、仏さんには家で咲いた花を供えるのが一番」と言っていたことを話していました。
早くに家を出ているからこそ、そういうことを覚えているのでしょうけれど、つくづく親の影響力の強さを感じましたね。特に母親。
結婚してからずっと同居だった相方と私ですが、相方にしても義弟にしても、彼らに反抗期はあったんだろうか?と思うことはよくありました。従順とは言いませんが、表立って
反論したりしないんです。義弟は多少口ごたえすることはありましたが、相方は何を言われても常に「はいはい」と聞き流していましたっけ。でもこれ、反抗せずとも服従せず、
だったのかな?
ふたり姉妹の長女だったこともあって、50代前半の頃には既に、我が家に君臨する女帝のイメージがあったように思います。息子ふたりだったから、より厳しく育てたのかも。
義母の遺産分割についても話しましたが、特にクレームをつけることもなく。そういう点はとてもありがたいです。もっとも揉めるほどの遺産もないけれど、こうした折に揉めない
ように義母が義弟に言い聞かせていたような節もあります。義弟も決してマザコンではなく、親の教えに忠実、ということなんでしょう。
「久しぶりに、(外食ではない)他人の作った飯を食った」と帰り際に言った義弟。男の独り暮らしの様子を聞いていると、なんだか憐れを感じました。
昨日の晩ごはんは、我が家では「白い麻婆豆腐」と呼ぶ豆腐のそぼろあんかけ、トマトとスライスオニオン、青じそに塩、甘酢、オリーブオイルをかけたサラダに、レンコンのソテー。
レンコン好きの義弟なんですが、きっとこうした食べ方はしていないはず、と出してみたら大成功。多めの油で焼いて、味つけは塩のみのシンプルさがかえって味や食感を引き立て
るんでしょうね。
そして彼にカルチャーショックを与えたのが、我が家では夏の定番となっているオクラのおひたし。手を出そうとしなかったので、きっとこれは得意じゃないんだなと思ったらその通り。
そこを、ま、いっぺん食べてみて、と勧めてみたらこちらも大当たり。「ちょっと感動した」とまで言わせました。ふふふ、勝利!(何と戦っていたんだか)
普段自炊しているので、豆腐のそぼろあんかけやオクラのおひたしの味つけに何を使っているか、聞いてきました。おいしく食べようという意欲があるところは好ましいと思います。
これでようやく、我が家のお盆も終了かな。次はインボイスと遺産分割。遺産はともかくとして、どうしようかなぁインボイス。来週税務署の相談会の予約はしているけれど、ども
乗り気になれない免税事業者の経理担当です。