【試聴メモ】ソニーPHA-1をパソコンに繋いで試聴してみた
元記事
【試聴メモ】ソニーポタブルヘッドホンアンプPHA-1を試聴した
前回はPHA-1のAUX INだけを使って、DAC部がテストできないのは少し残念だった
という訳で今度はノートPCを持参してDAC+アンプで試聴してみた

SONY PHA-1をノートPCに繋いでみた
週末のeイヤホンって、人は混んでいるのね
さらにポタアンがおいてあるあの通路はかなり狭い
こんな状態でノートPCをテーブルに置いて試聴するのはかなりしんどい
「もうこんなの二度とやりたくねぇ」とずっと思い込んでいた(笑)
結果から言うと、音のはZ1070と繋ぐ時とあまり変らなかった
要するにアンプの味付けは強くて、DACに通しても変らないってこと
音質は良好、低域はかなり増幅されていて、解像度はそこそこ高いがAT-HA26Dに及ばない、DAC経由のFiio E17と大抵同等
音のバランス、表現の仕方と高域の伸びと広がりはかなりソニーらしさがある
ソニー的な音はどういうものを具体的に説明してみると
たぶん「低域はダイナミック感が出て、中域が厚みと深みのある出し方、高域は延びるだがよりマイルド、極高域はやや不足気味」
たぶんね、僕が聞いてたソニーのプレイヤーなり、イヤホンなりヘッドホンなりは全部この傾向だった
今度は
1.MDR-EX1000
2.ATH-CK100PRO
3.ATH-AD1000
でPHA-1を聞いてみた
ちなみに、PHA-1をパソコンに繋いでみたらドライバが自動的にインストールされる
サウンドパネルの所にPHA-1は出現する、
サポートサンプリングレートリストでは96KHzは勿論88KHz/24Bit、44.1KHz/24Bitもきちんとサポートした
しかしfoobar2000で再生すると、何故かWASAPIから音は出せなかった、ASIOの選択肢も出現していない
時間もあまりないので仕方なくDirectSoundモードで試聴した
ソニー MDR-EX1000で試聴
ウォークマンNW-Z1070直挿しの時とかなり似ているが、低域の強さは増え制動力も良くなった、この辺はAUX/INの時と同じ
高域は透明感のあるかつ高解像度な音を出し、音場はNW-Z1070の時より少し広くなった
全体の印象はAUX/INの時とあまり変わらなかったが一応PCに繋ぐ方は解像度はもうちょっと高い
Audio-technica ATH-CK100PROで試聴

CK100PROで聞いてみる
一言:悪い
実は今回の試聴もネットの知り合いに頼まれて、CK100PROとの相性を検証しにきた
CK100PROはすごくプレイヤー(アンプ)を選ぶイヤホンで、相性が悪ければ高域が刺さりまくるなってしまう
って、残念ながらPHA1はCK100PROとの相性は悪かった、NW-Z1070とだいたい同じ
まず高域は刺さる
高域BAドライバが過駆動されたように、普通に高域はそんなに目立たない曲でも高域が強調されて
高域が出るところだと大音量で「サー」みたいな混乱な音になり、まるで高域ノイズのように聞こえる
この辺NW-Z1070も同じだった
先言ったようにBAドライバは過駆動されたせいで、高域の刺さりだけではなく音の歪みも酷かった
中域だけ突出して全体的に音は篭った印象、音と音の分離はとても曖昧になって分かり辛く、元々広かった音場も一気に狭くなった
結論、相性最悪やで
私見ですが、CK100PROが似合うプレイヤー、アンプでは
繊細的な表現を持つ、出力パワーが小さく、音のバランスはよりフラットでモニタ的
とにかくPHA-1は残念でとても合わなかった、現状一番似合うのはソニーのHi-MD MZ-NH1であった
Audio-technica ATH-AD1000で試聴

AD1000で聞いてみる
一言:かなり良い!
私はAD1000を長く聞いていた、色んなアンプ、プレイヤーを繋ぐこともあったが
その中に私は最も気に入ったのはAT-HA26Dのサウンドとソニー系プレイヤーのサウンドだった
AD1000をはAT-HA26Dに繋ぐと、低音は控えめで、高音は力強く、引っ張った弦のような感覚
刺さりそうで刺さない、音域により脳内が共鳴しているような印象が残った
AD1000をPHA-1、Z1070、A857に繋ぐと、元々不足気味だった低域の量が増え、中域の厚みも増え
高域はAT-HA26Dのような高解像度、クリアではないがマイルドで聞きやすい
自分的には、両方も好きだった
ソニーのポータブルプレイヤーに直挿しと比べて、PHA-1に繋ぐと音場と定位、
解像度と音の分離は良くなり、少なくともオーディオテクニカのADシリーズヘッドホンとの相性はかなり良いと思う
結論
利用するには若干コツがいるだが結果は良好(充電、再生設定等)
全体的には、Z1070の進化版に聞こえる、音響性能は良好
アンプ部の味付けは強いため、DACチップであるWM8740の個性は目立たない
ある意味どうな音でも強制に「ソニーの音」したソニーの野望を実験した最強アンプ(ソニー的には)
ソニーサウンドが好きな人は「買い」
そうでなくて忠実な音が好きな人なら、薦められないかな
それでは
SONY PHA-1
音のバランス:低
低域:★★★★★
中域:★★★★
高域:★★★★
駆動能力:★★★
解像度(DAC部):★★★★
解像度(アンプ部):★★★★★
ボーカル表現:★★★★
音場の広さ(総合):★★★
関連レビュー
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SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1
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【試聴メモ】ソニーポタブルヘッドホンアンプPHA-1を試聴した
前回はPHA-1のAUX INだけを使って、DAC部がテストできないのは少し残念だった
という訳で今度はノートPCを持参してDAC+アンプで試聴してみた

SONY PHA-1をノートPCに繋いでみた
週末のeイヤホンって、人は混んでいるのね
さらにポタアンがおいてあるあの通路はかなり狭い
こんな状態でノートPCをテーブルに置いて試聴するのはかなりしんどい
「もうこんなの二度とやりたくねぇ」とずっと思い込んでいた(笑)
結果から言うと、音のはZ1070と繋ぐ時とあまり変らなかった
要するにアンプの味付けは強くて、DACに通しても変らないってこと
音質は良好、低域はかなり増幅されていて、解像度はそこそこ高いがAT-HA26Dに及ばない、DAC経由のFiio E17と大抵同等
音のバランス、表現の仕方と高域の伸びと広がりはかなりソニーらしさがある
ソニー的な音はどういうものを具体的に説明してみると
たぶん「低域はダイナミック感が出て、中域が厚みと深みのある出し方、高域は延びるだがよりマイルド、極高域はやや不足気味」
たぶんね、僕が聞いてたソニーのプレイヤーなり、イヤホンなりヘッドホンなりは全部この傾向だった
今度は
1.MDR-EX1000
2.ATH-CK100PRO
3.ATH-AD1000
でPHA-1を聞いてみた
ちなみに、PHA-1をパソコンに繋いでみたらドライバが自動的にインストールされる
サウンドパネルの所にPHA-1は出現する、
サポートサンプリングレートリストでは96KHzは勿論88KHz/24Bit、44.1KHz/24Bitもきちんとサポートした
しかしfoobar2000で再生すると、何故かWASAPIから音は出せなかった、ASIOの選択肢も出現していない
時間もあまりないので仕方なくDirectSoundモードで試聴した
ソニー MDR-EX1000で試聴
ウォークマンNW-Z1070直挿しの時とかなり似ているが、低域の強さは増え制動力も良くなった、この辺はAUX/INの時と同じ
高域は透明感のあるかつ高解像度な音を出し、音場はNW-Z1070の時より少し広くなった
全体の印象はAUX/INの時とあまり変わらなかったが一応PCに繋ぐ方は解像度はもうちょっと高い
Audio-technica ATH-CK100PROで試聴

CK100PROで聞いてみる
一言:悪い
実は今回の試聴もネットの知り合いに頼まれて、CK100PROとの相性を検証しにきた
CK100PROはすごくプレイヤー(アンプ)を選ぶイヤホンで、相性が悪ければ高域が刺さりまくるなってしまう
って、残念ながらPHA1はCK100PROとの相性は悪かった、NW-Z1070とだいたい同じ
まず高域は刺さる
高域BAドライバが過駆動されたように、普通に高域はそんなに目立たない曲でも高域が強調されて
高域が出るところだと大音量で「サー」みたいな混乱な音になり、まるで高域ノイズのように聞こえる
この辺NW-Z1070も同じだった
先言ったようにBAドライバは過駆動されたせいで、高域の刺さりだけではなく音の歪みも酷かった
中域だけ突出して全体的に音は篭った印象、音と音の分離はとても曖昧になって分かり辛く、元々広かった音場も一気に狭くなった
結論、相性最悪やで
私見ですが、CK100PROが似合うプレイヤー、アンプでは
繊細的な表現を持つ、出力パワーが小さく、音のバランスはよりフラットでモニタ的
とにかくPHA-1は残念でとても合わなかった、現状一番似合うのはソニーのHi-MD MZ-NH1であった
Audio-technica ATH-AD1000で試聴

AD1000で聞いてみる
一言:かなり良い!
私はAD1000を長く聞いていた、色んなアンプ、プレイヤーを繋ぐこともあったが
その中に私は最も気に入ったのはAT-HA26Dのサウンドとソニー系プレイヤーのサウンドだった
AD1000をはAT-HA26Dに繋ぐと、低音は控えめで、高音は力強く、引っ張った弦のような感覚
刺さりそうで刺さない、音域により脳内が共鳴しているような印象が残った
AD1000をPHA-1、Z1070、A857に繋ぐと、元々不足気味だった低域の量が増え、中域の厚みも増え
高域はAT-HA26Dのような高解像度、クリアではないがマイルドで聞きやすい
自分的には、両方も好きだった
ソニーのポータブルプレイヤーに直挿しと比べて、PHA-1に繋ぐと音場と定位、
解像度と音の分離は良くなり、少なくともオーディオテクニカのADシリーズヘッドホンとの相性はかなり良いと思う
結論
利用するには若干コツがいるだが結果は良好(充電、再生設定等)
全体的には、Z1070の進化版に聞こえる、音響性能は良好
アンプ部の味付けは強いため、DACチップであるWM8740の個性は目立たない
ある意味どうな音でも強制に「ソニーの音」したソニーの野望を実験した最強アンプ(ソニー的には)
ソニーサウンドが好きな人は「買い」
そうでなくて忠実な音が好きな人なら、薦められないかな
それでは
SONY PHA-1
音のバランス:低
低域:★★★★★
中域:★★★★
高域:★★★★
駆動能力:★★★
解像度(DAC部):★★★★
解像度(アンプ部):★★★★★
ボーカル表現:★★★★
音場の広さ(総合):★★★
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お疲れ様でした!
ご試聴どうもありがとうございました!