AZオーディオレビュー

耳を澄まし、クリアな音を聞いて感動し涙した
オーディオ関連製品のレビュー、電子製品評価等

台湾実家のオーディオ環境の整理

2020年12月03日 | ヘッドホン、音響関連
2020年12月現在、台湾に入国するために入国日三日以内の新型コロナのPCR陰性証明書が必要となり、入国後、防疫ホテルもしくは自分の家で14日間の在宅検疫を受ける必要がある
この14日間は外出してはならない、違反した場合は最大100万NTD(370万円ほど)の罰金を受けることがあります
 
およそ一年ぶりに台湾実家に帰省しました
12月からだとPCR陰性証明書が必要となるので11月末ギリギリの時点で帰った
これまで日本にいる外国人は限られたケース以外は出国できず、8月でようやく日本へ再入国する前にPCR検査を受けるという条件を付けて出国可能となった
 
そして11月から台湾は上陸拒否のリストから除外され(やっとか、中国の顔色を窺った結果かな?)
台湾から日本へ入国する時のPCR検査もいらなくなった
 
長い前置きだが、とにかく二週間台湾の実家で謹慎生活を過ごすこととなり
この機会に台湾実家のオーディオ環境を整理しておこうと思った
 
実家部屋のブックシェルフスピーカーB&W 2002 ZMF
 
実家のスピーカーシステムの大半は10年前亡くなったお父さんが残してくれたもの
殆ど年代物の他、欧米系のスピーカーとプリメインアンプが多い
このB&W 2002 ZMFは実家のスピーカーの中に、割と分解能が高く音も癖がなく聞きやすかったスピーカーでした
 
Lepai LP-2020A+デジタルアンプ、上がTEAC HA-P90SD
 
アンプについては、お父さんが最初に使ったのは台湾メーカーの真空管アンプだが
音が柔らかすぎて折角の高音響性能が台無しになるので、現在は中華デジタルアンプLepai LP-2020A+を使っている
Lepai LP-2020A+はネットの評判はごく普通だが、B&W 2002 ZMFとの相性はまあまあ良かった
DACはTEACのHA-P90SD(PCM1795x2)を使っている
 
関連記事:
OGPイメージ

TEAC HA-P90SD 長期レビュー:プレーヤーを備えた高音質のDAC付きポタアン - AZオーディオレビュー

試聴/エージング情報これまではTEACHA-P90SDを3回聴きいて、そして2007年頃で入手した今回のレビューは当時の試聴感想となるが、購...

TEAC HA-P90SD 長期レビュー:プレーヤーを備えた高音質のDAC付きポタアン - AZオーディオレビュー

 

 

Lepai LP-2020A+
Lepai LP-2020A+
Lepai LP-2020A+
 
Lepy LP-2020A Stereo Audi Amplifier Reivew

Audio Science ReivewではLepai LP-2020AのTHD+NとSINADも悪いようだが聞いた感じでは何とも感じなかった
勿論僕は測量データの方を信用しているが、近いうちにもっときちんとしたピュアアンプに交換する予定です

amzn.to

 

Lepai LP-2020A+を使う前に、最初はA級動作可能のプリメインアンプKenwood R-SE7を繋いだが
音は真空管アンプ並みに柔らかく、エッジも柔らすぎてキレさが足りない、正直分解能も満足できなかった
下のKenwood DM-7PROはMDプレイヤーの機能の他、光デジタル入力のDAC機能も搭載していたので昔はDACとして使っていた
音は聞きやすかったが、色付けが強すぎて解像度も足りないので現代DACに敵わなかった

中段:Kenwood VRS-7100 デジタルAVアンプ

B&W 2002 ZMFにKenwood VRS-7100も繋いでみたが、フルデジタルアンプのため解像度はかなり改善された
しかしアンプの相性のせいかやや寒色系で無機質な音となり、聞いた感じではLP-2020A+の方がずっと良かった

どうやらこのスピーカーはアンプとの相性を選ぶようで
単純に「性能指標が良いアンプ」だけを選んでも音が悪ければ話にならないでしょう

パイオニアS-H300V-QLシアタースピーカー
 
部屋にはもう一組のスピーカーがあり
僕が台湾で買った唯一の日系スピーカー:パイオニアのS-H300V-QLであった
僕がONKYOのスピーカーにハマったのはここ数年のことなので
この時はまたヘッドホンも入門段階でしたので、ほぼ知識も何もない状態で買った物

S-H300V-QLはピュアオーディオ業界の人間が大嫌いなAVシアタースピーカーなのに音は割とよかった
 
そもそも「AVシアタースピーカー」というカテゴリーと「ピュアスピーカー」との違いは何だろう?
5.1chを気になるならメインスピーカーだけを残せばいいじゃん?
スピーカーの性能指標ならTHDと音圧感度、パルス応答速度などがある
何事も「ピュア」しか認めない人間は科学的な証拠よりも感情論で自分の狭い居場所を守るように
自分の器材の格が違う!グレードが違う!」というくだらないプライドから離れられないと思う
 
Denon PMA-7.5s プリメインアンプ
 
話は脱線したが、パイオニアS-H300V-QLの組み合わせのアンプはDenonのPMA-7.5S、由緒正しきピュアアンプです(笑)

参考情報:オーディオの足跡

https://audio-heritage.jp/DENON/amp/pma-7_5s.html

アナログアンプですが、きちんとした作りのおかげで大出力の他、解像度も中々良い
同じく日系の機材なのか相性はよかったと思う
ただボーカルにあたる中域帯は少し突出して、イコライザーを弄らないとボーカル曲はやや明るすぎる

部屋のスペースが限られているため、和室の中に置いてある(アンプは障子の裏に隠している)

Denon PMA-7.5s

Denon PMA-7.5s 裏の端子、スピーカーケーブルはTEAC S-300HR付属のものを使用

Denon PMA-7.5sとS-H300V-QLとの組み合わせでは楽器の演奏表現も中々よくて、特にピアノとジャズは現場の雰囲気を上手く表現出来て
分解能が良い分、細かいディテールも再現できたから、聴く人はその「現場の空気」を感じたでしょうか

PMA-7.5sは簡易イコライザーもついているが、アナログのLPF/HPFの故あまり使う気にならない
どうしてもならDAC(パソコン)側の高性能イコライザーを弄る方が音質的に言いと思う

ちなみにPMA-7.5sのリレー部品(ダイレクトモード切替用)が弱いらしく、ダイレクトモードじゃないと片側しか音が出ない現象が出やすい
僕がもっている物も同じ症状が出ていて、台湾滞在中はPMA-7.5sのリレー部品(Omron G2R-2A 24V DC)を交換する予定です

amzn.to

 
USHER AU-9000

こちらは中学時代の時からお父さんから譲ってもらった台湾メーカーのプリメインアンプ
同じくリレー部品が劣化したらしく片CHしか音が出ない(入力を何回も切替ると一瞬治る可能性はある)
内部はやたら大電流が流すらしいのでこれまで何十回もヒューズを交換してきた
おそらく音響性能的にはDenon PMA-7.5sが上なので修理する気もなく今は漬物石として使っている(笑)

以上は実家の部屋のオーディオ環境でした
ここはまあまあある程度出来ているので、問題はリビングルームですね

リビングルームのメインスピーカー:JBL 4800

こちらはお父さんが一番気に入りのスピーカーらしいので
当時(25年前かな)はペアで約30万円で買ったと思う
僕も良いスピーカーと思っているが(音はあまり覚えていない)

台湾実家(台北)は雨がよく降るので、除湿でもしないと木材の経年劣化がとても進みやすく
このスピーカーは現在内部のネットワークがショットし音が出せなくなっている
しかもアンプに繋いだ瞬間アンプの保護回路が働きだすという(危ない)
結構良いドライバーユニットを使っているらしいので、いずれ修理しようと思っている

チタン合金の高域ツイッター

ミドルレンジドライバーユニット

ウーファー、うちのONKYO SL-D501よりサイズがでかい気がする

まずは、スピーカーの内部の状況を確認しないといけない
もしMDF板が完全に湿気でやられた場合はどうするか、コイルが錆びる可能性もあるが
この辺はまた、進展があれば報告させていただきます

ではでは



最新の画像もっと見る

コメントを投稿