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ATH-A900にA1000のイヤパッドHP-A1000を付けてみた

2012年06月19日 | ヘッドホン、音響関連
ATH-A900にA1000のイヤパッドHP-A1000を付けてみた

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HP-A1000到着
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開封するとこれが出てきた
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交換の仕方を説明する書類、因みにHP-A1000には左右の区別はなさそうです
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HP-A1000
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交換前のATH-A900
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片方交換できた、早速試聴してみる
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イヤパッドを外した状態のATH-A900
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両側交換できた

かつて、値段をケチしてATH-AD1000にHP-AD700を付けた私ですが
その時からイヤパッドは調音パーツであることを知り
勝手に別のものにしてはいけないと分かった

その反面、ワンランク高い型番のイヤパッドを付け替えると、
音質もそれなりに改良されるかもしれない
AD1000の時も感じたですが、イヤパッドで調整できるのは三つ
1、ドライバと耳との距離(スポンジの厚さ) - 音場の広さ、低音の出方、高音の伸びと総合的なバラン


2、空気抜けの良さ - 音場の広さ、クリア、音の定位、低音の量と質
3、音の吸収 - クリア、低音の質、高音の質
実際影響される順としては2>1>>3だと自分は実感した
さらに1+2で影響される程度だというと、ドライバの材質の違いと匹敵できるくらいの結果がでると思う
さて、今度ATH-A900にA1000のイヤパッドHP-A1000を交換した結果ですが

音は良くなった!

実際にAD2000,AD1000,W1000を所有し、ATH-W5000、ATH-W3000ANVを何度も試聴したこの俺は言い切れる
HP-A1000を付けたATH-A900は、高音の伸びと広がりは良くなり、篭りという感覚は殆どなくなった
ボーカルは艶やかで伝統的なオーテクさを発揮した
密着性は緩めたことかもしれないが、全体的により自然でクリアな音に進化した
その反面、音の密度は下がり、特に低音の量が減ったが
その代わりに低音の締まりが良くなりクリアさを感じた
音場も元より広くなり、W1000と大抵同等になった

ATH-W1000と比べて、流石に解像度とクリアさは劣るが
イヤパッド交換前と比べて大分マシになったと思う
もしW1000を9.6点にして、元のA900は8.8点にすると、イヤパッド交換後のA900は9.4点になった感じ
新発売のATH-A900Xと比べると、A900Xはどうしても高音のシャリつきがきづく、低音の量が増えドンシャ

リになっちゃう、イヤパッド交換前のA900よりは方向性ずれて改良とは言えるかもしれないが、イヤパッ

ド交換後のA900と比べるとA900Xずっと下位機のように聞こえた

なぜイヤパッドを交換しただけで音はこんなに激変するだろうか、と分析してみると
1、HP-A1000イヤパッドはより空気抜けた(重要)、これで篭りがなくなりより開放的な音場を得た
2、クラリーノ材質になったため音の反射はより自然になったかも

これは本当、生まれ変わったのように聞こえる
A900も生産終了し、今更という話になりますが
もし手元にまだA900が残っていれば
イヤパッドがボロボロになってなくても交換を薦める


AUDIO-TECHNICA HP-A1000X ATH-A1000X用イヤパッド



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