ソニーイヤホンMDR-EX1000レビュー
自分はEX90SLが好き、7年前購入する以来ずっと重宝していた
当時はウォークマンのS706FでEX90SLをずっと聞いていた
やがて時間が経ち
EX90SLも老朽化が進み、ケーブルも一回断線し音は片方しか出さなくなった
自力で半田付けてなんとか修理できたが
ゴムとケーブルも硬化しいつまで持つか分からなくなって
新しいイヤホンを探さないといけない時期が迫ってきた
ソニーウォークマンNW-S706F
伝説のイヤホンMDR-EX90SL
この頃最初に購入したのはMDR-EX500SLである
当時の2chと価格.com掲示板ではかなりEX90SLの後継機として期待されていた
しかし、俺は間違った
EX90SLと同じく手作業調整という謳う文句ものの、EX500SLはやはり全体的方向性が違う
俺から聞くと、EX500の解像度は低め、低域高域を強調しすぎてかなりドンシャリになっちゃう
高域の伸びは悪くかなり刺さってくる
EX500SLを友人に譲り、次に買ったのはMDR-EX600である
多分、EX600こそが正真正銘のEX90後継機であり、音の方向性も似ていた
音場が広くて音をより自然に聞こえる
あえて不満を言うと、解像度はそこまで高くないのは確かだろう、場
合によってEX90がくっきりしてあることもある、
クリアさ的にはEX600はEX90とほぼ同等であった
MDR-EX600
MDR-EX600
ここまでやっとEX90を追い付いた
けど
心の中ではやはりその時で感じた感動をもう一度味わいたい
EX90SLから乗り換えてもう一度EX90SLを入手した時の感動を味わいたい
つまりEX90SL以上のものを求めようと
ここで購入したのはMDR-EX1000である
EX600とEX1000はほぼ同じ形をしていた、音の傾向もかなり似ていた
ここで区別を付けるのはEX1000が液晶ポリマーフィルム振動板を採用したこと
これは決定的な違いを付けることができた
液晶ポリマーフィルム振動板を採用することで
附帶音を大幅減少しているとソニー公式はそう言っていたが
実際EX1000も確かにEX600よりもずっとクリアな音を出してくれた
EX600を聞いてる時には特に篭りを感じることはないが
一旦EX1000を聞いてEX600を比較すると、やはりEX600の方は篭りように聞こえる
EX90SLと比較すると、もはやEX1000は別次元のものと感じる
これこそ、EX90を入手した時の感動を超えることができた
MDR-EX1000
DSC05757.jpg
DSC05758.jpg
DSC05759.jpg
DSC05737.jpg
DSC05746.jpg
DSC05760.jpg
MDR-EX1000の音質レビュー
EX1000はイヤホンとしてすべての要素を極限まで完成したもの
バランスが良い、分解能が良い、音場が広い、原音忠実性が良い
低音の量、質とも良い、高音の広がりも良い
まるでなんの欠点もない優等生のように
場合によって出てくる高音の刺さりは唯一気になるところだろう
他社のフラッグシップ機(SE535LTD, Weston4R)と比べると
EX1000の質はあまりにも平均で一箇所だけ他機に負けるところもあったが
総合的な点数にしてはEX1000が高いと自分は思っていた
EX1000が唯一他のイヤホンにない特色と言えば、多分音場である
EX1000の音場はイヤホンにしてはとても広い、立体的な音場感が出る
同じく音場が広いと言われるTF10も聞いてみたがやっぱりEX1000の方が広いと感じる
自分の感覚ですがEX1000はヘッドホンレベル(例えばATH-W1000くらい)の音場感を持っていた
MDR-EX600との比較
EX1000とEX600の音は似ている
似ているこそEX600の欠点を見つけることが容易にできた
具体的に、EX1000はEX600より優れるところは以下に挙げられる
EX1000の方は分解能、解像度が高い
EX1000の方はクリアに聞こえる
EX1000の方は高音の伸び、広がりが綺麗
EX1000の方は最低音が出る、インパクトがある
一見全部EX1000の方は優秀ですが
しかしEX1000は解像度が高すぎて聴きつかれることがあった
EX600の音はよりマイルドで長時間鑑賞に向かうかもしれない
SONY MDR-EX1000
音場の広さ:★★★★☆
低音:★★★★☆
中音:★★★★
高音:★★★★☆
分解能:★★★★☆
艶やかさ:★★★★
定位性:★★★★
音の傾向:均
評点:9.6
SONY MDR-EX600
音場の広さ:★★★★☆
低音:★★★★
中音:★★★★
高音:★★★☆
分解能:★★★☆
艶やかさ:★★★☆
定位性:★★★★
音の傾向:均
評点:9.3
プレイヤーの相性について
単刀直入に言うと、ソニーのウォークマンNW-Z1000シリーズは一番合う
自分はNW-Z1070とNW-A857を持っていたが
同じく1000番台のZ1070は一番綺麗い、艶やかな音を出した
多分NW-Z1000を設計した時、利用シーン的にはNW-Z1000 + MDR-EX1000になるだろう
実際、EX1000の実売価額はNW-Z1070とほぼ同額であった
EX1000レベルのイヤホンになると、ポタアンを使うユーザも少なくないと思うですが
少なくともソニーのS-Master機では、ポタアンは全然役に立たないと思う
DAP,DAC+AMP音質検証
NW-Z1070 → EX1000 : ★★★★★ (クリア、艶やか、少しまろやか)
PC→光→AT-HA26D→EX1000 : ★★★★★ (極めてクリア、分解能高い)
NW-A857 → EX1000 : ★★★★ (ややクリア、まろやか、分解能普通)
NW-A857→Fiio E17→EX1000 : ★★★ (音がやや雑、クリアさが落ちる)
PC→光→Fiio E17→EX1000 : ★★★★ (クリア、分解能やや高い)
Hi-MD MZ-NH1 → EX1000 : ★★★★ (音が濃い、少しまろやか)
CDプレイヤ D-NE830→EX1000 : ★★★★ (クリア、くっきり)
まとめ
まとめと言ってもまとめることも何もないですね
この価額帯のイヤホンになると、皆は多分みんなマニアになってるだろう
所詮EX1000を購入するのもある種の自己満足だし、自分の欲を満たすみたい
EX1000は確かにいいもの、しかしこのために3万5千円も払うのか
それは人それぞれですね
一時期イヤホンの比較を沒頭してて、その後ヘッドホンのATH-AD1000を聞くと
やっぱイヤホンはヘッドホンにかなわないだな、と実感した
イヤホンで極限を追うよりも、そこそこいいヘッドホンを買う方が音質がいいし値段も安い
実際落ち着いて静かな場所で聞かないと、EX600とEX1000の差さえも感じないかも
どうだろう、一応EX1000を持っていて満足してた
それでは
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー EX1000 MDR-EX1000
自分はEX90SLが好き、7年前購入する以来ずっと重宝していた
当時はウォークマンのS706FでEX90SLをずっと聞いていた
やがて時間が経ち
EX90SLも老朽化が進み、ケーブルも一回断線し音は片方しか出さなくなった
自力で半田付けてなんとか修理できたが
ゴムとケーブルも硬化しいつまで持つか分からなくなって
新しいイヤホンを探さないといけない時期が迫ってきた
ソニーウォークマンNW-S706F
伝説のイヤホンMDR-EX90SL
この頃最初に購入したのはMDR-EX500SLである
当時の2chと価格.com掲示板ではかなりEX90SLの後継機として期待されていた
しかし、俺は間違った
EX90SLと同じく手作業調整という謳う文句ものの、EX500SLはやはり全体的方向性が違う
俺から聞くと、EX500の解像度は低め、低域高域を強調しすぎてかなりドンシャリになっちゃう
高域の伸びは悪くかなり刺さってくる
EX500SLを友人に譲り、次に買ったのはMDR-EX600である
多分、EX600こそが正真正銘のEX90後継機であり、音の方向性も似ていた
音場が広くて音をより自然に聞こえる
あえて不満を言うと、解像度はそこまで高くないのは確かだろう、場
合によってEX90がくっきりしてあることもある、
クリアさ的にはEX600はEX90とほぼ同等であった
MDR-EX600
MDR-EX600
ここまでやっとEX90を追い付いた
けど
心の中ではやはりその時で感じた感動をもう一度味わいたい
EX90SLから乗り換えてもう一度EX90SLを入手した時の感動を味わいたい
つまりEX90SL以上のものを求めようと
ここで購入したのはMDR-EX1000である
EX600とEX1000はほぼ同じ形をしていた、音の傾向もかなり似ていた
ここで区別を付けるのはEX1000が液晶ポリマーフィルム振動板を採用したこと
これは決定的な違いを付けることができた
液晶ポリマーフィルム振動板を採用することで
附帶音を大幅減少しているとソニー公式はそう言っていたが
実際EX1000も確かにEX600よりもずっとクリアな音を出してくれた
EX600を聞いてる時には特に篭りを感じることはないが
一旦EX1000を聞いてEX600を比較すると、やはりEX600の方は篭りように聞こえる
EX90SLと比較すると、もはやEX1000は別次元のものと感じる
これこそ、EX90を入手した時の感動を超えることができた
MDR-EX1000
DSC05757.jpg
DSC05758.jpg
DSC05759.jpg
DSC05737.jpg
DSC05746.jpg
DSC05760.jpg
MDR-EX1000の音質レビュー
EX1000はイヤホンとしてすべての要素を極限まで完成したもの
バランスが良い、分解能が良い、音場が広い、原音忠実性が良い
低音の量、質とも良い、高音の広がりも良い
まるでなんの欠点もない優等生のように
場合によって出てくる高音の刺さりは唯一気になるところだろう
他社のフラッグシップ機(SE535LTD, Weston4R)と比べると
EX1000の質はあまりにも平均で一箇所だけ他機に負けるところもあったが
総合的な点数にしてはEX1000が高いと自分は思っていた
EX1000が唯一他のイヤホンにない特色と言えば、多分音場である
EX1000の音場はイヤホンにしてはとても広い、立体的な音場感が出る
同じく音場が広いと言われるTF10も聞いてみたがやっぱりEX1000の方が広いと感じる
自分の感覚ですがEX1000はヘッドホンレベル(例えばATH-W1000くらい)の音場感を持っていた
MDR-EX600との比較
EX1000とEX600の音は似ている
似ているこそEX600の欠点を見つけることが容易にできた
具体的に、EX1000はEX600より優れるところは以下に挙げられる
EX1000の方は分解能、解像度が高い
EX1000の方はクリアに聞こえる
EX1000の方は高音の伸び、広がりが綺麗
EX1000の方は最低音が出る、インパクトがある
一見全部EX1000の方は優秀ですが
しかしEX1000は解像度が高すぎて聴きつかれることがあった
EX600の音はよりマイルドで長時間鑑賞に向かうかもしれない
SONY MDR-EX1000
音場の広さ:★★★★☆
低音:★★★★☆
中音:★★★★
高音:★★★★☆
分解能:★★★★☆
艶やかさ:★★★★
定位性:★★★★
音の傾向:均
評点:9.6
SONY MDR-EX600
音場の広さ:★★★★☆
低音:★★★★
中音:★★★★
高音:★★★☆
分解能:★★★☆
艶やかさ:★★★☆
定位性:★★★★
音の傾向:均
評点:9.3
プレイヤーの相性について
単刀直入に言うと、ソニーのウォークマンNW-Z1000シリーズは一番合う
自分はNW-Z1070とNW-A857を持っていたが
同じく1000番台のZ1070は一番綺麗い、艶やかな音を出した
多分NW-Z1000を設計した時、利用シーン的にはNW-Z1000 + MDR-EX1000になるだろう
実際、EX1000の実売価額はNW-Z1070とほぼ同額であった
EX1000レベルのイヤホンになると、ポタアンを使うユーザも少なくないと思うですが
少なくともソニーのS-Master機では、ポタアンは全然役に立たないと思う
DAP,DAC+AMP音質検証
NW-Z1070 → EX1000 : ★★★★★ (クリア、艶やか、少しまろやか)
PC→光→AT-HA26D→EX1000 : ★★★★★ (極めてクリア、分解能高い)
NW-A857 → EX1000 : ★★★★ (ややクリア、まろやか、分解能普通)
NW-A857→Fiio E17→EX1000 : ★★★ (音がやや雑、クリアさが落ちる)
PC→光→Fiio E17→EX1000 : ★★★★ (クリア、分解能やや高い)
Hi-MD MZ-NH1 → EX1000 : ★★★★ (音が濃い、少しまろやか)
CDプレイヤ D-NE830→EX1000 : ★★★★ (クリア、くっきり)
まとめ
まとめと言ってもまとめることも何もないですね
この価額帯のイヤホンになると、皆は多分みんなマニアになってるだろう
所詮EX1000を購入するのもある種の自己満足だし、自分の欲を満たすみたい
EX1000は確かにいいもの、しかしこのために3万5千円も払うのか
それは人それぞれですね
一時期イヤホンの比較を沒頭してて、その後ヘッドホンのATH-AD1000を聞くと
やっぱイヤホンはヘッドホンにかなわないだな、と実感した
イヤホンで極限を追うよりも、そこそこいいヘッドホンを買う方が音質がいいし値段も安い
実際落ち着いて静かな場所で聞かないと、EX600とEX1000の差さえも感じないかも
どうだろう、一応EX1000を持っていて満足してた
それでは
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー EX1000 MDR-EX1000
STAXの試聴室にSR-009を聞きにいった時です。ER-4s持参したんですが、「えっ」「これなに」というかんじでした。この場合は009がはアキュフェーズのハイエンドSACDp、4sはソニーの中古730実売3000円と、アンプ+プレイヤーが1000倍近い差なんで納得ですが。